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文章のジャンルと質

昨日は、書かないままではいつまでも求められない、ということを書いた。
だから、書くしかない、と。

ところがどっこい。
読者からすれば、求めていない文章を読まされることほど、苦痛なことはない。
最悪なのは、実際読んでみたら、求めていた文章とは全く違っていた場合。
これほど、時間の浪費になることはないだろう。

文章を読んでもらうことは、命を削ってもらうこと。

私のお師匠、佐藤友美(さとゆみ)さんの言葉である。


ところで、「求められる文章」とは、2つに分類できると私は思う。
求められている文章の「ジャンル」と「質」だ。

たとえばジャンル。ラーメン屋で「すみません、今日はこれしかないんです……」と、インスタントラーメンを出されて満足する人は、あまりいないだろう。私なら他の店に行く。その店のラーメンが特別好きなら、別の日に改める。
大問題なのは質の方。麺はのびのび、お湯みたいなスープの具なしラーメンを「これがうちのラーメンです!」として出されたら、どうか。私なら、二度と行きたくない。
ジャンル違いは「また来るわ」の可能性を残すが、質違いは「もう二度と行くか!」なのである。
この違いは大きい。


ライターの古賀史健さんは、すごい。
『嫌われる勇気』など、本来はビジネス書籍で有名な方だ。しかし、『さみしい夜にはペンを持て』でジャンルとしては「児童書籍」を書いたし、最近では『集団浅慮』で「社会問題」にも取り組んだ(『集団浅慮』は出発点こそ「社会問題」だが、ジャンルはビジネス本と分類した方がいいかもしれない)。

彼の活躍を見て、私はこう思う。
質があれば、どんなジャンルでも活躍できる。
結局、好きなことを書くためには、質の高い文章を提供し続けるしかない。
質でもジャンルでも、求められたものを書ける。
そんなライターになるために、これからも質の良さを追求し続けます。


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