うまくいかない毎日が、少し軽くなる。その積み重ねの話
うまくいかないとき、あなたはどうしてますか
先日、妻が喜びそうな「おつまみ」を買って、
ドヤ顔で「はいっ」と渡したんです。
そしたら、ひとこと。
「ごめん。このおつまみ、飽きちゃって食べたくないのよねー。
明日食べるね」
その「明日」が、永遠に来ないことを。
私は、長年の経験で知っています。
……松田です。
世の中、こんなふうに、ちょっとずつ、うまくいきません。
よかれと思った買い物が、空回りする。
期待した「ありがとう」が、来ない。
大きな不幸じゃない。
でも、こういう小さな「うまくいかない」が、
毎日、地味に積もっていくんですよね。
ということで、ちょっと聞いてもらいたいんです。
あなたは、そういうとき、どうしていますか。
怒ったり、
落ち込んだり、
数日引きずって、自分と相手を、心の中で責めて。
昔の私は、ずーっとそれでした。
でも最近、自分なりの「ラクになる方法」を、見つけたんです。
しかも、つい先日。
私が、見事に「うまくいかなかった」おかげで、
その方法を、あらためて確信することになりました。
ぜひ、聞いてください。
10日かけた自信作が、0部でした
つい先日、私、有料の記事を、一本出したんです。
これがもう、自信作でした。
書くのに、10日かかりました。
テーマは、20代のころの私自身のこと。
借金まみれで、何をやってもうまくいかなくて、
毎日ただ、うずくまっていたあのころ。
正直、思い出したくもない過去です。
でも、書くために、全集中で、
あの時代に潜りました。
当時すがるように読んだ本を、もう一度引っぱり出して、
読み返して。
あのどん底で、自分が何を掴んだのか。
それを、いま苦しんでいる誰かに、
ちゃんと伝わる言葉にしたくて。
何度も書いては消して、消しては書いて。
深夜にうなりながら、表現をこねくり回しました。
正直に言うと、書きながら、ちょっと落ち込みもしました。
ダメ男だった自分に、もう一度会いにいく作業は、
けっこう、こたえるんです。
それでも、書き上げたときは、震えました。
「これは、誰かの役に立つ」と、本気で思えた。
公開ボタンを押す指が、いつもより、
すこし緊張していたのを覚えています。
結果。
ご想像のとおりです。
……0部。
ひとつも、売れませんでした。
スマホの画面の「0」を、しばらく、ぼーっと眺めていました。
10日間と、あの過去をもう一度くぐった時間が、まるごと「0」。
大きな谷底に、一気に落ちてしまった。
もう、這い上がれそうもない。
そんな感覚でしたね。
クソー。どうしてなんだー。
クヤシーイーーー。
頭の中が、雑音でいっぱいになりました。
「チキショー」を、3秒で切り替える
雑音まみれのまま、その夜は、ふて寝しました。
で、翌朝です。
畑で、しゃがんで、ぼーっと土をいじっていたら。
ふと、思ったんです。
……いや、待てよ、と。
この10日間。
けっこう、充実してたんじゃないか?
思い出したくもなかった20代に、全集中で潜って。
当時すがった本を引っぱり出して、ページをめくって。
「そうだ、俺、あのときこんなこと考えてたな」って、
忘れてた自分に、もう一回、会いにいった。
あのころの私も、一生懸命、生きてたんだな。
ありがとう、と。思わず、自分にお礼を言ってしまいました(笑)。
しんどかったけど。
夢中でした。
気づいたら深夜、なんて日が、何日もあった。
あんなに何かに没頭したの、いつぶりだろう、と思うくらい。
売上は、0。
でも私は、あの10日間で、忘れかけてた自分に、
もう一度ちゃんと会えた。
それだけで、もう、じゅうぶんだったのかもしれません。
そう思えた瞬間。
ふしぎなもので、昨日まであんなに暴れていた「クソー」が、
すーっと、引いていったんです。
……まあ、今回ばかりは、ひと晩かかりましたけどね(笑)。
でも、これくらいの切り替え。
慣れてくると、だんだん早くなるんです。
妻のおつまみくらいの「うまくいかない」なら、いまや3秒です。
事実は、何ひとつ変わっていません。
売上は、0のまま。
変わったのは、私の受け取り方だけ。
「10日もかけて、0部。誰も読んでくれない」と、肩を落とすのか。
「10日も夢中になれて、おまけに昔の自分にお礼まで言えた。
こりゃ、ずいぶん贅沢な時間だったな」と、笑うのか。
起きたことは、まったく同じなんです。
なのに、後者で受け取ってみたら。
ついさっきまで谷底だと思っていた場所が、いつのまにか、ちょっとあったかい思い出に、変わっていました。
捉え方を変えるだけで、毎日は明るくなる
最初に話した、売れない記事ですけど。
あらためて、分かったことがあるんです。
起きてしまったことは、消せない。
でも、その受け取り方は、自分で選べる。
これは、売れない記事のような、
「うまくいかなかった。チキショー」
だけの話じゃありません。
おつまみを、いらないと言われる。
自分の親切が、大きなお世話に受け取られる。
知らないうちに、見返りを求めている。
たったひと言の「ありがとう」が、来ない。
そんな、毎日の、小さな、小さな「うまくいかない」。
あれもこれも、ぜんぶ、受け取り方ひとつで、180度、変えられるんですよね。
「なんだよ」と、ふくれっ面で一日引きずるのか。
「ま、こんな日もあるか」と、3秒で受け流すのか。
そういえば、昨日も、似たような話を書いたんですよね。
畑の野菜に教わった、頑張らなくていい、という話。
昨日が「頑張りすぎない」選択なら、今日は「受け取り方を変える」選択。
並べてみて、気づいたんです。
どっちも結局、同じことを言ってるな、と。
起きてしまった出来事に、振り回されるんじゃなくて。
自分で選べるところを、機嫌よく、選ぶ。
ただ、それだけ。
私は、この小さな選び直しを、こつこつ、拾い集めてきました。
はじめは、意識しないと、すぐ元に戻っちゃうんです。
「なんだよ」と、ふくれっ面に逆戻り。
でも、続けていくとね。
だんだん、知らないうちに、プラスのほうを、見つけられるようになる。
そうやって、何年も、何百個と、拾い集めて。
そしたら、どうなったと思います?
いつのまにか、毎日が、びっくりするくらい、明るく、楽しくなっていたんです。
だから、もし、あなたにも。
うまくいかない出来事を、嫌な想いのまま、抱え込んでいませんか。
それ、受け取り方ひとつで、プラスの種に、変えられますよ。
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あ、そうそう。
例の、いらないと言われた、おつまみ。
あの後、こりずに、
今度は買ったことのないやつを買って帰ったんです。
我ながら、しつこい(笑)。
そしたら妻が、ひとくち食べて。
「おいしいっ!」
その一言だけで、ぺろりと完食。
普段は、全部食べないんですけどね。
ほら。
うまくいくことも、ちゃんと、あるんです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
実は私、30代前半まで、人並みの生活すら送れませんでした。
テレビドラマで描かれるような、
きらびやかな人生(恋も、仕事も)とは、まるで無縁。
でも、あきらめも、落胆も、ましてや両親への恨みも、
いまはこれっぽっちもありません。
(昔は正直、とんでもないくらい、ありました)
億万長者ではありませんが、毎日を、ちゃんと楽しめています。
でも、これが人生のゴールではありません。
まだ、その途中だからです。
人は、何歳からでも変わって、人生を、ちゃんと楽しめるようになる。
それを、いま証明している最中なんです。
このnoteは、そんな私が綴る、ささやかな選択の記録です。
人生は、選択でできています。何を選ぶか。
私のおすすめは、いつだって「今を楽しむ」ほうです。
先のことを考えて不安になるより、今日を、機嫌よく。
つらいとき、しんどいとき、
そっと「大丈夫ですよ」とお届けできる文章を、綴っていきたい。
深刻にならず、真剣に。
なんとかならないことはありませんよ。
松田海都
▼第4話はこちら(6月30日7時30分公開予定)
REBORN編を最初から見たい方はこちらから
はじめましての方は、プロフィールもぜひ。
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