あるボランティアの話ー第9話ー  ~俺はこんなところに入らない~


イメージ

   この施設の周りを歩いているお父さんがいる。

     私は人と話をするのに抵抗がない。
      と言うより、聞きたいのである。

        「良い天気ですね┅」
    ここを歩いている方には私から話かけている。

        「ああ、暑いくらいです┅
        今年で85になりますよ┅
         ここを歩いているのは 
         この施設を眺めながら
       俺はこんなところには入らないぞ!
       と、自分に言い聞かせているんです」

          なるほどな┅
         そう思って聞いていた。

   

     週3日、その内1日はこの周りを歩くという。

       「俺はこんなところには入らないぞ!」
           と、呟きながら!


   あるボランティアの話ー第9話ー     終わり。



あるボランティアの話ー第9話ーをお読みいただきありがとうございます。過去の綴りもお読みいただけましたら嬉しいです。これからの執筆活動の励みになります。

いいなと思ったら応援しよう!

野川 宏光 最後まで読んでいただきありがとうございます。もし魂に届くものでありましたら執筆の糧として応援をいただけると嬉しいです。