カンニング竹山に助太刀いたす 私も「国旗損壊罪」に反対です!
カンニング炎上
昨日、私は、高市政権は支持するが、「国旗損壊罪」には反対だ、と書きました。
いずれ、それについて書こうと思っていましたが、なんかカンニング竹山氏が、やはり「国家損壊罪」に反対して、いま大炎上しているらしい。
10月27日、参政党が「日本を侮辱する目的で日本国旗を傷つける行為を処罰」する「日本国国章損壊罪」を盛り込んだ刑法の改正案を、単独で初めて参議院に提出した。
これを受け、10月31日に配信されたABEMAの報道番組『Abema Prime』には、国旗損壊罪に関する法案を提出した参政党の梅村みずほ参議院議員が出演。国旗損壊罪の是非についての討論がおこなわれたのだが、そこで梅村氏と激論を交わしたMCカンニング竹山の発言が大炎上する事態となっている。
(スマートフラッシュ 2025/11/5)
カンニング竹山が言ってることは、私に言わせれば、おおむね正しいのに。
カンニングがあまりに気の毒なので、おっとり刀で、微力ながらすぐ助太刀せねば、と思った次第。
この問題は、国会論戦が始まり、6日に参政党の神谷代表が質問に立ったことなどから、今後も「炎上」を続けるかもしれません。
「国旗損壊罪」法案は、高市首相の持論でもあり、参政党と一致している政策でもあるからです。
カンニング竹山自身は、11月5日未明に、Xで以下のような釈明のポストをしました。
なんか炎上してますと聞いて見たら俺またSNSでめんどくさい事になっとるやんけ!
SNSでこう言う内容言うのはあまり好きではないのですが、あまりにもちがうので今回だけ。すみません
あの〜、大変申し訳ないけど私、日章旗も君が代も国防も大事だと考えてる人間です!お間違えなきよう宜しくお願いします。ただし、国旗損壊罪制定はまだまだ議論しながら決めた方がよいと言う考え。 気持ちはわかるが、外国国章損壊罪=国旗損壊罪になってない部分もあったりするので立法府の方々がもっと議論するんだと思いますが、皆が納得できるように宜しくお願いしますと言う考えです。 ネット記事やきりぬき動画で誤解された方もいらっしゃるようですが、ご迷惑おかけしてたら大変申し訳ありませんが、そう言う事なのであしからず。夜中にすんません。 明日も早いので寝ます
(カンニング竹山 2025/11/5 2:27)
なんか炎上してますと聞いて見たら俺またSNSでめんどくさい事になっとるやんけ!
— カンニング竹山 (@takeyama0330) November 4, 2025
SNSでこう言う内容言うのはあまり好きではないのですが、あまりにもちがうので今回だけ。すみません🙇♂️…
しかし、これに対して、さらに批判が目立ち、火に油を注ぐ形となってしまったようです。
竹山「日の丸を嫌いな人がいるわけですよね。世の中にこう言う人もいるということは法律でこれをダメと決めることが、この人たちにとっては侮辱されていると思うじゃないですか。この人たちの気持ちはどうするんですか?」
竹山さんは、アホなん??
そう言うアホの気持ちなんか、どうでも良いんだよ 嫌いな日本から出て行けば良いだけだろ?
日本が嫌いだ!と言う気持ちは自由だよ
でも、なんで日本に住みながら日本を嫌いな奴の気持ちを優先するんだ?
国家としては日本に住んでいて日本を好きな人間の気持ちを優先すべきだろ?
(細川バレンタイン 2025/11/5 22:39)
竹山「日の丸を嫌いな人がいるわけですよね。世の中にこう言う人もいるということは法律でこれをダメと決めることが、この人たちにとっては侮辱されていると思うじゃないですか。この人たちの気持ちはどうするんですか?」
— 細川バレンタイン (@valentine_promo) November 5, 2025
竹山さんは、アホなん??
そう言うアホの気持ちなんか、どうでも良いんだよ… pic.twitter.com/ms8ODywBYx
竹山は反日すぎ!
(河合ゆうすけの本音裏アカ 2025/11/6 19:25)
竹山は反日すぎ!
— 河合ゆうすけの本音裏アカ【3rdサブ用】 (@kawaiyusukeno3) November 6, 2025
カンニング竹山『国旗損壊罪』について「日の丸にバツをつけたい人の気持ちはどうするんですか?」 pic.twitter.com/p0w1IHjFXN
カンニング竹山さん
我々国民の中には日本国旗や国が嫌いな人も少なからずいるかもしれない。
でもね圧倒的に好きな人が多い訳です。
貴方は頭が良いんでしょ?
今回の発言でどれだけの人が傷付いたと思ってるんですか。
炎上することぐらい分かってただろ。
今頃誤解だと釈明しても遅いよ。
(へずまりゅう 2025/11/6 21:25)
カンニング竹山さん
— へずまりゅう (@hezuruy) November 6, 2025
我々国民の中には日本国旗や国が嫌いな人も少なからずいるかもしれない。
でもね圧倒的に好きな人が多い訳です。
貴方は頭が良いんでしょ?
今回の発言でどれだけの人が傷付いたと思ってるんですか。
炎上することぐらい分かってただろ。
今頃誤解だと釈明しても遅いよ。
米国では「国旗を燃やす」のは合法です
私が思うに、カンニング竹山さんは、アメリカでは国旗を燃やすのは合法だ、という例を出したほうが話が早かったのではないかと思う。
私みたいな老人は、ベトナム反戦の頃から、アメリカ人が国旗を燃やす映像をよく見てきました。
竹山さんは、私より10歳以上、年下のようですが、やっぱりそういう映像を見てたから、「日の丸にバツをつけたい人の気持ちはどうなる」という発言が出たんじゃないかな。
今の若い人は、そういう映像を見てないのかもしれません。
私が物心ついて初めて見たオリンピックは、1968年のメキシコオリンピックでした(初めてカラーで見たオリンピックでもありました)。
そこでいちばん印象的だったのは、競技よりも、陸上のアメリカ人金メダリストと銅メダリストが、国歌が吹奏され星条旗が掲揚された時、表彰台上で拳をつき上げて抗議の意思表示をした場面でした。アメリカの人種差別への抗議でした。

アメリカでは、国旗を「冒涜」することは、政治的表現として、現在まで一貫して合法だと認められています。
GoogleのAIは、以下のように解説してくれました。
米国最高裁判所は、政治的抗議または象徴的な表現の一形態として米国国旗を冒涜することは、憲法修正第一条の下で保護される言論であると一貫して判決を下しています。
米国における国旗冒涜法に関する要点:
最高裁判所の判例:1989年の画期的なテキサス州対ジョンソン事件において、最高裁判所は5対4の判決で、国旗の焼却は保護される表現の一形態であるとの判決を下しました。最高裁判所は、1990年の合衆国対アイクマン事件においてもこの点を再確認し、1989年連邦国旗保護法を無効としました。
憲法修正第一条の保護:これらの判決の中核となる原則は、政府は、社会がその思想自体を不快または不愉快とみなすという理由だけで、その思想の表現を禁止することはできないというものです。
州法:最高裁判所の判決は、国旗の冒涜を犯罪とするほとんどの州法を事実上違憲としました。
継続的な議論:この法律が成立したにもかかわらず、議会では国旗の冒涜を禁止する憲法修正案の可決が繰り返し試みられましたが、いずれも成功していません。
例外:抗議活動としての冒涜行為は保護されていますが、放火、窃盗(国旗が本人の所有物でない場合)、または「差し迫った違法行為」の扇動など、他の犯罪に該当する場合、個人は一般に適用される法律に基づいて起訴される可能性があります。
国旗法:米国国旗法は、国旗のエチケットと敬意ある掲揚に関するガイドラインとして存在しますが、これは伝統的な規範であり、民間人による一般的な誤用に対して刑事罰を科す法律ではありません。
(national flag insult act in USなどで検索)
高市早苗氏も、自身のサイトで、国旗損壊についての「諸外国法制度」を載せていますが、アメリカに関しては、少々ずるい書き方をしています。
【米国】
合衆国国旗を故意に切断、汚損、物理的に毀損、焼却、床もしくは地面に置き踏みつける者は、罰金刑若しくは1年を超えない期間の収監刑又は併科とする。
(注)国旗損壊を処罰する法律の成立に対する抗議集会で星条旗を焼却した事案と、政府の政策に反対して連邦議会の階段上で星条旗を焼却した事案に適用されたが、両事件は連邦最高裁において併合審理され、適用違憲とされ無罪となった。
(高市早苗コラム 2011年03月09日)
アメリカで政治修行をした高市さんは、知ってるはずなんですけどね。
高市氏としては、どんな国でも「国旗損壊罪」がある、と言いたくて、こういう書き方になっているのでしょう。
しかし、米国では、州法レベルでは損壊罪があっても、連邦レベルでは憲法で無効とされるのです。
つまり、損壊罪はない(少なくとも有効な損壊罪はない)というのが事実なのに、それを「注」に追い込んで、誤魔化している印象です。
国旗を燃やすことが、愛国的表現である場合はあるんです。
今の為政者は間違っている、国が間違った方向に進んでいる、と思う時に、そういう行為で抗議をするのは、一見「侮辱」に見えたとしても、愛国的行動の一つです。
アメリカでは、同様の理由(表現の自由を定めた憲法修正第一条)で、あんな人種摩擦が多い国ですが、ヘイトスピーチ規制法もありません。
ヘイトスピーチをすれば、職場をクビになったり、学校を退学になったりはするかもしれません。しかし「犯罪」にはならない。
ニューヨーク市の市長が左翼の人になったから、条例でヘイトスピーチ規制ができるかもしれません。わが川崎市のように。
でも、最高裁に上告すれば、違憲だとして、無効になるはずです。
<追記 11/8>
NYでは、すでに星条旗が引き裂かれているようです。
ニューヨーク市でムスリムたちがアメリカ国旗を引き裂く
— Tokyo.Tweet (@tweet_tokyo_web) November 7, 2025
イスラムは同化するためにここにいるのではない、平和に暮らすためにここにいるのでもない。イスラムはアメリカを打倒し、私たちをシャリーア法の下のイスラム国家に変えるためにここにいるのです
pic.twitter.com/80hAQfBrHu
「外国国章損壊罪」との関係
また、外国国章損壊罪があるのに、つまり外国の国旗を冒涜したら罪になるのに、自国の日の丸を冒涜しても罪にならないのはおかしい、という意見がありますが。
しかし、これも、カンニング竹山が言うように、そう単純ではない。
だいたい、外国国章損壊罪で引っかかるのは、右翼が多い。
ソ連(ロシア)とか、中国とかの国旗を損壊して、罪に問われそうになっている(実際に有罪になった例は少ないけど)。
・1973年、毛沢東を誹謗し、五星紅旗を踏みつけた事件
・2011年、右翼がロシア大使館のロシア国旗を引きずり下ろした事件
・2012年、右翼が韓国の太極旗を模したマットを踏みつけた事件
ーーなど。
右翼・保守の人たちは、中国が憎いでしょう? ロシアが憎いでしょう? 韓国が嫌いでしょう? だったら、国旗を燃やしたくなりませんか? バツをつけたくなりませんか?
もしそうだったら、「国旗損壊罪」を制定せんがために、「外国国章損壊罪」をそんな正当化するのは、間違いですよ。自分の首を絞めることになる。
ちなみに1974年に、日本で星条旗が燃やされて、外国国章損壊罪になりかけたことがありましたが、アメリカの領事は「侮辱に感じない」と告訴しませんでした(外国国章損壊罪は親告罪)。こういうところも、アメリカは一貫しています。
私は、表現の自由の観点からは、外国国章損壊罪もおかしいと思う。
でも、法律にはそれぞれ目的があって、この法律にも、外交上の必要があったからできたんだろうと思います。
アメリカにはないけど、その他の国で「国旗損壊罪」があるところは確かに多い。
しかし、そういう国は、それなりの理由があるんだろうと思います。たとえば多民族国家で、国の統一がつねに危うい状態にあるとか。
そういう意味でも、日本にいま「国旗損壊罪」が必要だとは思わない。
その点では、これも保守に評判が悪い人だけど、岩屋毅氏(高市氏がかつて「損壊罪」を提案した時にそれを潰した人物とされる)が言っている「立法事実がない」というのは正しいですよ。
岩屋毅前外相、高市氏提案の国旗損壊罪に反論「立法事実がない」
(BS大分放送 2025/11/3)
いま、国旗の損壊が、日本を分裂させる動きに連動しているとかいうことはないでしょう。
たとえばタイには不敬罪があって、それに若者たちが反対してずっと問題になっている。
タイに不敬罪があるのは、タイの事情があるのでしょう。タイにあるから、日本でも不敬罪を復活させるべきだ、とはならないでしょう。
いま「国旗損壊罪」なんていうのは、保守が調子に乗りすぎてる気がする。
そういう右翼アピールに、もし高市政権が乗っかるなら、人気を落とすだけだと思うけどね。
国旗損壊罪もヘイトスピーチ規制もよくない
私は、川崎市のヘイトスピーチ規制条例にも反対しています。
国旗損壊法に反対するのも、同じ理由です。
表現の規制はやめれ、ということです。
「表現の自由」という理念を守ることは大事です。
トランプ大統領やイーロン・マスクの言うとおりです。
以前、J・D・ヴァンス副大統領の「こっちはグレタに10年耐えた。君らもマスクに耐えろ」という言葉を紹介したことがありましたが。
表現の自由を守る、というのは、「私が嫌いなあなたの表現にも耐えるから、あなたが嫌いな私の表現にも耐えろ」ということですから。
それに、そもそも表現規制は、効果がないと思うんです。
私は、人種・民族差別には反対だし、愛国心の育成には賛成なので、ヘイトスピーチ規制や国旗損壊法の「精神」は、理解できるつもりです。
でも、そのために表現を規制するというのは、愚策です。
そういう表面的な抑圧は効果がない、と思います。
差別してるけど差別していないフリをする、愛国心がないけど愛国心があるフリをする、という「面従腹背」をはびこらせるだけです。
民族差別・人種差別をなくすためには、「共生」の長い経験が必要だと思う。
同様に、愛国心を育てるためには、長い「教育」が必要です。
そういう「教育」の重要性をいちばん言ってたのは、参政党だったと思うんですけどね。
長期的視野に立った、愛国心教育をこそ考えるべきです。
「国旗損壊罪」みたいなのは、私に言わせれば、小手先の策です。
それに、そういう観点からも、「国旗損壊罪」なんかより、はるかに緊急を要する課題がある。
憲法改正です。
時おり、しばき隊が日の丸にバッテンをつけることはあるかもしれませんが、毎日どこかで日の丸が燃やされているわけではないでしょう。
しかし、自衛隊は戦力ではないというウソを日本国民に強要している憲法9条は、いわば毎日、毎時間、この瞬間も、日本と、「自衛隊」と、憲法の規範性を侮辱・冒涜しているようなものです。
国が冒涜されるのが嫌だと言うなら、まず、9条改憲を総力をあげて推進すべきでしょう。
公明党が連立から離れて、日本維新の会はいい方向に改憲を考えている(9条2項削除論)。いまがチャンスです。
最後に言えば、私のように「憎悪表現」の自由を認める限り、たとえば安倍晋三さんの生前、安倍さんに対してなされたような憎悪表現も、認めざるを得ない。
少なくとも、それを個人のレベルでやるのは合法だし、国政政党などがそれをやるのも、品位の問題としてどうかと思うけど、認めざるをないところがある。
自分としては悔しいし、嫌だけど、表現の自由のために耐えるしかない。
しかし、それを、公正であるべき放送や報道がやった場合は、公正であることを条件に付与されている特権(放送免許や軽減税率など)を剥奪すべきだといった問題が生じるし、最近では、そういう「悪魔化」がヘイトクライムやテロを準備する行為になると指弾されるようになっています。
こういう、いわゆる「偏向報道」の問題に対し、政治的に、何か手が打てないものでしょうか。
これも、「国旗損壊罪」なんかより先に考えてほしい、緊急性のある問題だと思います。
*法律の問題なのに、専門家ではないから、雑駁な記事になってしまいました。法律上、間違っている点とかあれば、コメント欄でご指摘いただければ助かります。
<参考>
