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ポール・マッカートニーとイーロン・マスクの「ありのままの自分でいる」方法

私は生のポール・マッカートニーを見たことないけど、数年前に来日コンサートを見に行った友人が、こう言っていた。

「とにかくあの歳で、背筋を伸ばしてずっと立っている、それだけでも感心したんだけど、それを人に言ったら、『バカやろう、ああして立ってることに、彼が何億円かけてると思ってるんだ』と言われたw」


80歳を超えても元気に見える彼が、健康や美容に何億かけてるのは当然だとしても。

でも、ポール・マッカートニーは、「人格」力がすごい。彼の人格は、彼の音楽的天才をも上回る、と私は書いたことがあります。


なにしろ、スタジオに出入りするオノ・ヨーコに耐えられたのだから(嫌だったけど、態度に出さなかった)。

常人が真似できることではありません。


その彼の「人格」を示す最新ニュースとして、

「なぜ、ポール・マッカートニーは、ファンとのセルフィーを撮らないか」

というのが話題になっていました。


芸能生活60年を超える彼ですが、これまで、ファンと一緒の写真は拒否してきたそうです。

その理由を、最近のポッドキャスト番組で明らかにしました。


ポール・マッカートニーがファンとのセルフィーを撮らない理由を説明した。

「誰かと会って、相手がスマホを取り出そうとしたら、『すみません、写真は撮らないんです』って言うんです。今の時代、それはかなり過激なことですよね…

『僕にとって大切なのは…自分が何か別の存在だと思い込んで、自分を過大評価し始めたら…自分が好きになれなくなるんです。ありのままの自分でいることが、僕にとってとても重要なんです』

『だから、写真は撮りたくないんです』って言うんです。すると相手は『どうして?』って聞いてくる。『じゃあ、理由を教えてあげましょう』って答えるんです」そして私は、フランス南部のサントロペという海岸沿いに、猿を飼っている男性がいて、その猿と一緒に写真を撮るのにお金を払うという話を長々と説明した。「私はあの猿のような気分になりたくないんです。でも、あなたと写真を撮ると、まるで猿になったような気分になる。私は私じゃない。突然、別の何かになってしまうんです。」



「自分が何か別の存在だと思い込んで、自分を過大評価し始めたら…自分が好きになれなくなるんです。ありのままの自分でいることが、僕にとってとても重要なんです」
" the minute I get above myself and start thinking I'm something else... I won't like me. It's very important for me to be sort of just me"

味わい深い言葉じゃないですか。


ファンと写真を撮らないことには、もっと実際的な理由もありそうだけど(そんなヒマはねえよ!)、でもポールの言葉だけに、説得力がある。

ポールは、いつも、「いつものポール」で、安定してますよね。

その安定を維持するために、彼なりの工夫がある。

こういうところにも、彼の「人格力」の秘密がある、と私なんかは思うわけです。


一方、中国にトランプと行ったイーロン・マスク氏は、習近平主催の14日の晩餐会で、自撮りしまくりで話題になっていました。


イーロン・マスク氏が5月14日(木)、習近平中国国家主席主催の晩餐会で変顔をしているところを目撃された。

ロイター通信によると、テスラCEOでスペースX創設者のマスク氏は、ドナルド・トランプ大統領に同行する中国訪問団の一員であり、代表団にはNVIDIAのジェンセン・フアンCEOやアップルのティム・クックCEOも含まれている。(中略)

中国の国民食である北京ダックや牛カルビなどが振る舞われた夕食中、マスク氏は自撮りをしたり、目をくるくる回したり、様々な表情を見せたりしていた。

その時の様子を捉えた動画はソーシャルメディアで瞬く間に拡散した。




でも、これも、「いつものイーロン」で、納得できます。

ああいう場でも、彼なりに「ありのままの自分でいること」が大事なのだと思います。


政治のことはさっぱり分かりませんが、米中両首脳の振る舞いにも、いろいろ感じるところがありました。

トランプも習近平も、それぞれ、必要以上に「高ぶらない」ようにしていた感じでした。


最近は、世界平和とか、分からないし、どうでもよく(どうせもうすぐ死ぬ)、そういう「人格」の現れに、目が行きます。

人が生きてきた結果が、そこに表れるからですね。



<参考>


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