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「はま寿司」のサイレント値上げ、「かつ庵」のサイレント値下げ

昨年、いつのことだったか、いつもの「はま寿司」で食って会計をすると、1皿「110円(税別、以下同)」になっている。

「あれ?」と思った。

2022年に、スシローが1皿最低価格を110円に、くら寿司が115円に値上げしたときも、はま寿司は100円を維持した。

だからこそ、私も応援していた。

それゆえ、私は過去に、「スシローくたばれ、はま寿司バンザイ」という記事まで書いている。


いつの間に、「1皿110円」になったのだろう・・もし、はま寿司が「1皿100円」を放棄したというニュースがあったら、この私が大騒ぎしないはずはないのに・・


そうは思ったのだが、老人の記憶力だから、自信がない。

自分がニュースを見逃したのか、「1皿110円」になってるのを忘れているだけか・・

などと、ボケ始めのアタマで考えているうちに、(老人だから)すぐ忘れていた。


忘れていたのは、べつの理由もある。

次の機会にはま寿司に行ったとき、間違いなく「1皿100円」だったからだ。

「あれ?」

と、このときも思った。

「1皿110円で会計したあの記憶は、夢だったのか・・」

と。

ついに本格的にボケ始めたか、と。


記憶が混濁している。こういう場合は、深くは追求しないようにしよう、と思った。


で、真相が判明したのは、年が明けてからだった。


はま寿司新百合ヶ丘駅前店は「1皿110円」で、はま寿司川崎下麻生店は「1皿100円」だった。

柿生に住む私は、その両店に、同じくらいの頻度で通っていたので、混乱していたのだ、とようやく気づいた。


はま寿司新百合ヶ丘駅前店 1皿110円から↓

はま寿司新百合ヶ丘店 2025年1月12日撮影


はま寿司川崎下麻生店 1皿100円から↓

はま寿司下麻生店 2025年1月14日撮影


はま寿司のホームページを確認すると、今でも「お寿司一皿100円」とうたっている

https://www.hama-sushi.co.jp/menu/ 2025年1月15日のスクリーンショット


しかし、そのページの下に小さく、以下のような但し書きがある。


※秋葉原駅前店、ゲートシティ大崎店、関内セルテ店、オーケーみなとみらい店、コピス吉祥寺店、高田馬場店、ウィラ大井店、スーパービバホーム豊洲店、駒込白山店、池袋グリーン大通り店、大塚駅前店、立川髙島屋S.C.店、鹿浜店、経堂店、ポンテポルタ千住店、金閣寺店、環八大鳥居店、蒲田駅西口店、蒲田駅東区役所前本通店、蒲田東邦医大通り店、江戸川松江店、大宮ラクーン店、サザンスカイタワー八王子店、田園調布店、秋葉原センタープレイス店、東新小岩店、練馬関町店、練馬土支田店、練馬春日町店、杉並井草店、板橋徳丸店、ティップス町田店、府中けやき並木通り店、新百合ヶ丘駅前店、杉並和田店、海浜幕張駅前店は都市型店舗です。


この「都市型店舗」の列挙の中に、よく見ると「新百合ヶ丘駅前店」も入っている。

「都市型店舗」は、値段がちがいますよ、「1皿100円」とは限りませんよ、ということなのだろう。

なんともわかりにくく、紛らわしい表示だ。消費者庁は何も言わないのだろうか。


はま寿司としては、ぶっちゃけ、もう「1冊100円」を維持できなくなっている。

でも、他との差別化で売り物にしている「1皿100円」の看板を下ろすわけにいかない。


というわけで、今のような状態になっているのだろう。

これを紛らわしい、虚偽表示だと見るか、「1皿100円」の看板を下さないだけ有難い、はま寿司の良心と見るか。


はま寿司は、年末にも「150円皿」を160円に値上げしている。

もう建前としての「1皿100円」も、限界なのではないか。


いずれにせよ、現状は、ボケ始め老人の私のような消費者を混乱させている。

これは「サイレント値上げ」の例ではないだろうか。

値段そのままで、ボリュームを減らすことを「ステルス値上げ」というが、この場合は、実質値上げしているのに、それを公式に堂々と発表していない、という意味で「サイレント」だろう。



逆の例もある。


私は最近、早野の「かつ庵」(川崎早野店)に、ちょくちょく食べに行くようになった。

かつ丼、うまいね。


あるとき、かつ庵に行ったら、「かつ丼ランチ」(平日限定)というのがあって、それがお得感があって、よかった。

で、おととい、またランチに行こうと思って、時計を見ると午後1時だ。

「あれ、かつ庵のランチサービスは、何時までだっけ? 2時までか、3時までか・・」

ネットで調べようと思ったら、これが、出てこないのだ。

「なんでネットに出てないのだろう」

と焦っているうちに、時間切れになるかもしれないから、とにかく家を出て店に行った。

ランチサービスは、2時までだった。ギリギリ間に合ってよかった。


2025年1月14日撮影


2025年1月14日撮影


店に行けば、店頭ののぼりで「ランチ」を大々的に宣伝している。

実際、それが目当てなのだろう、店内は満員の大盛況だった。


こんなに人気なら、ネットでも大宣伝すればいいのに、と思った。

私のネットでの探し方が悪かったのかもしれないが、ランチサービスの表示がすぐ出てこないのは確かである。


まあ、これは邪推かもしれないが、かつ庵としては、ランチサービスをあまり喧伝したくないのかもしれない。

ランチの安売りばかりを目当てに客が来ると困る。できれば通常価格で食べてほしいから、ランチについてはあまり大声を上げないのでは。


もし、そうだとすれば、これは「サイレント値下げ」と言うべきかもしれない。



「はま寿司」も「かつ庵」も、同じゼンショーグループだ。

この時期、価格について消費者にどう訴求するか、ゼンショーは、迷っている最中なのかもしれない、と思った。


また、上記の例はいずれも、ネットでは価格の実際が確認できなかった例だ。

ゼンショーグループに限らず、チェーン店でも、地域ごと、店ごとの差があって、ネットで価格の実勢がわからない例が増えている気がする。

しかも、それぞれの店で、細かい変更がよくある。

かつ庵下川崎早野店のランチ販売も、1月6日から平日限定に変わっていた。


実際、行ってみないと、高くなっているか、安くなっているか、わからない。


はま寿司でも、店によっては「モーニングサービス」がある、というのを、以下のnoteの記事で知った。


たとえば「100円ショップ」でも、「この商品は150円です」とか「500円です」とか、店頭での例外品が増えている。そういうのも「サイレント値上げ」と言えないか。


インフレ時代で、店も、客も、価格に異常に神経質になっているからこそ、起こっている事象かもしれない。

ネットでなんでもわかる、という時代ではなくなり、行ってみて、そのときに初めてわかる「時価」の時代になっている、というか。

いまのところ、私がそんな気がしている、というだけだが。

日経新聞あたりが、「サイレント時価の時代」とかの特集にするなら、このネタ使っていいよ。



<参考>


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