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広告経済の次 #10: 『テクノ封建制』を踏まえて

前回ご紹介した『テクノ封建制』。
すでに支配の仕組みが確立している
という捉え方に、
非常に納得できてしまうが故に、
打ちのめされてます。。。

我々はいったい、どうすればいいのでしょうか?

著者は最後の第7章を『テクノ封建制からの脱却』としていますが、
脱却の具体的方法については語ることができず、
代わりにフィクションとして、
「もう一つの世界」
ーーもしテクノ封建制に支配されない理想的な世界があったとしたら
どのようなものであるべきかーー
を描いてみせるに留まっています。

私は経済学を語るほど詳しくありませんが、
その私からしても、
彼の描く世界は現実世界とかけ離れすぎていて
人々に実現可能性を信じてもらえない、
したがって、社会を動かすビジョンとはなり得ないのではないか
と思いました。

著者はまた、
かつて、行き過ぎた資本主義に対して、
労働者が団結して痛みを伴う闘いに身を投じ、
一定の権利を勝ち取ってきた歴史に触れ、
「テクノ封建制」に対しても、
痛みを伴う闘いが不可欠であることを示唆しています。

しかし、私はそれも難しいように思います。
今の「クラウド農奴」の我々には
搾取されている、という認識がほとんどないのですから。。。

では、どうすればいいのでしょう?

まだ、具体的な答えはありません。
けれど、小さな実績を積み上げていく方法が良いように思っています。
いきなりトンネルや運河を造るのではなく、
まず、細くてもいいので、水の流れる道を探す
水が流れ始めれば、人が集まる。
ミクロの win-win を通じて、マクロの全体善を目指す。

今の世界の枠組みのなかで、
まだ満たされてないニーズを解決していくことを通じて、
クラウド農奴が「テクノ封建制」に縛られずに暮らせる部分を
少しずつでも増やしてく。
そして、クラウド農奴に「テクノ封建制」の弊害と
そこから自由になることのメリットを実感させる。
「テクノ封建制」からの逃れ方を示す。

実際、いまの時点でも、満たされていないニーズ
たくさんあると感じています。
例えば、通知や広告や詐欺メールは、さすがに「うざい」。
一部の人にとっては、すでに我慢の限界を超えはじめている。

そういう細かい、満たされてないニーズを一つ一つ、
なるべく広告ビジネスやテクノ封建制に依存しない形で
解決していく。

それが明るい未来につながるのではないか、と考えています。


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