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【芝居感想】黒百合@世田谷パブリックシアター

豪華な布陣
これは見ない手はない
泉鏡花だし

脚本:藤本有紀、演出:杉原邦生、音楽:宮川彬良、舞台美術:堀尾幸雄

不思議な物語。泉鏡花だから。

シアタートークに杉原さん白井さん(世田谷パブリックシアター芸術監督)登場

宮川さん、白石加代子さんの抜擢は杉原さんの希望であったらしい
身毒丸」の白石さん、宮川さんが印象に残っていて、
さらには、宮川さんのディズニーステージも思い出したそうです。
わかる
宮川さんの音楽はしゃれてるんと思うもの。

もちろん、白川加代子さんはチャーミング。
憑依系の演技ではなく、楽し気に大きく演じられていた。
この芝居で白川さんと同じ舞台に立てた若者には、むっちゃ価値があったのでは。

一番気になっていたのは
この「黒百合」という演目
なぜ?今?

白井さん曰く
今、若い人はなんとなく夢を描いたりすることが難しくなっている・・
泉鏡花は時代の転換にこの作品を書いている
尾崎紅葉に弟子入りするために東京にでていく。
そんなエネルギーがある。
最近は小さな、身近な芝居が多くなっているような気がするので
ダイナミックなお話をやりたかった。
このところ、時代の転換期に書かれた戯曲にこだわっている。

白井さんは1957年生まれ
小劇場ブームから芝居を続けてきた人である
これは、ワタシの感覚でしかないが
あの時代、熱狂とともに小劇場を牽引した人たちは、よく考える人達だとおもう。
古い戯曲もよく読み、歴史も学び、現在と引き比べる。
できれば、若い人たちに刺さればいいのになあ。

出演者は熱量が半端なく、
イイ男はいい男。嫌な男はよりいやらしく。
イイ女はいい女。
先輩俳優陣のどっしりした演技があってこそ。かな。

舞台美術があまりにみごとなんで
ほんと、堀尾さん天才。
どっからイメージしてくるんだか。
武蔵美の学祭で堀尾さんの模型が展示されていたのを思い出す。

戯曲からたちあがるリアル。
最後のシーンを書きたいが・・。
観に行ってからのお楽しみに。


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