ファインダー越しに伝わるもの
普段風景ばっかり撮っているから、人を撮るとブレてしまう。
バイクのイベントでミニライブが行われた。
お店の前、青空の下でのパフォーマンス。
演者はノリノリだ。
私は久しぶりに人を撮っている。
慣れない分、表情や人の動きに集中する。
顔のアップを撮りたいけれど、距離が足りない。
なんでこんなに広角レンズばっかなんだ、望遠させろ。そう思いはするが、普段はバイクに乗って風景撮るだけなので広角レンズしか持ってない。
もどかしいが、あるもので撮るしかない。
細かい設定までとっさに見れないので、カメラの性能に頼りっぱなしだ。
レンズも良いヤツだから、きっとなんとかなるだろう。
なんとかなってくれ。
シャッターを切った瞬間、撮れてるな、撮れてないな、というのが感覚で伝わってくる。
立ち位置とか背後の情報とかを整理するために上下左右に動く。
プロでは無いので、沢山撮って数枚当たり写真があれば良い。
この空間の楽しさが少しでも伝われば、とシャッターを切る。
ライブが佳境に入る、演者がこちらを見てカメラ目線、サービスショットだ。
ファインダーごしに演者に集中する。
演奏のリズムに身体が揺れる。
シャッターを切る瞬間だけ静止する。
演者も、それを見てる方も笑顔だ。
ファインダーを覗きながら、自分も笑っていることに気付いた。
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