「仕事を増やす」より、「誰と働くか」を考えたい
8か月前の私は「noteの発信をきっかけに案件を得られるようになりたい」と思っていた。
でも、いまの私は「案件が欲しいんじゃなく、いっしょに働きたいと思える人をたくさん作りたいな」と思っている。
このふたつは、ぜんぜん違う。この8か月ずっと考えていたことは、この結論に至るためのまわり道だったのではないかと思っている。
考え抜いた結果、私がずっと抱えていた「案件に応募するのが、なんか嫌」の理由がわかったし、いまはとても晴れやかな気分だ。なにも変わっていないんだけど。
フリーランス4年目だから至った感覚のような気もする。また来年は違うことを感じているかもしれないので、いま感じていることを言葉にしておく。どなたかの思考のきっかけになればうれしい。
目立つ強みがない自分が不安だった
私は基本的にオールラウンダーで、わりとなんでも70~80点くらいでできるタイプだ。必要になったことはなんでも学ぶ。ただキャリコンの人が言うには、私のようなタイプは職務経歴書だと魅力が伝わりにくいらしい。
「かなえさんは、一度でも会えば誠実で信頼できそうな人だってわかるけど、書類からは魅力が伝わらないですよね」と言われたのが、このnoteを始めたきっかけだ。詳細はこのnoteに書いてある。
「自分の力で仕事を取りたい」と思っていた
10か月くらい前の私は、1年間心血を注いだスポーツチームの運営から解放されたばかりで、セーブしていた仕事を増やそうとしていた。のだが、なかなか案件への応募ができなかった。
案件への応募をする代わりにnoteを書いてみようと思って、毎日noteを書き始めたら、途端に孤独に襲われて、パーソナル編集者®に申し込んだ。
それ以外も、自分のHPの文章を何度も見直したり「こんなサポートができます」の商品案を作ったりしていた。ただどれもしっくりこなかった。やりたいことは合っている気もするけど、なんか違う感じがぬぐえなかった。
そうこうしているうちに、フリーランス仲間から「こんな仕事あるけど興味ある?」と声をかけてもらえて、やりはじめたらハマってしまい、今年のはじめはかなり没頭していた。いまはだいぶ落ち着いている。
こんな感じで、仕事ほしいな~でも探してもピンとくるのないな~と思っていると「こういうのあるけどどう?」と声をかけてもらえる。とてもありがたいのだが、再現性がない気がして、いつも怖い。
noteの発信をがんばろう!と思ったのは、紹介が途切れても、自分の力で仕事を獲得していけるようにならなければと思ったからだった。
今年のはじめには「月にこのくらい稼ぎたい」と数字の目標を立てて、やることリストの一番はじめのページに書いた。なのだが、それから半年経って、考えがガラッと変わった。
いや、目標金額は達成したい。けど、いまは「目標金額を達成するために、とにかく仕事を増やしたい」とはあまり思っていない。目標を変えようかなと思っているくらいだ。
「複数の柱」は、案件数ではないのかもしれない
フリーランスになってからの4年でやってきた仕事を振り返って、いくつか思ったことがある。
私は仕事が減るとものすごく焦る。だから「複数の柱を持たなきゃ」とずっと思っていた。でも最近、その柱って「案件数」じゃないのかもしれないと思い始めた。
まず大前提として、世の中に仕事はたくさんある。仕事がないのではなくて、仕事に出会っていないだけだと思っている。
少なくとも私の場合は、スキルや経験が足りないというより、自分と合う仕事に出会えるルートを作れていないことのほうが大きいのではないか、と最近は思っている。
「できるから受ける」は危険
次に、仕事は始めたら簡単には辞められない。
納品型やプロジェクト型の仕事なら終わりがあるが、伴走型・運用型の仕事はわかりやすい終わりがない。
私は仕事を始めると数年単位の付き合いになることが多く、付き合いが長いから文脈を知っている、文脈を知っているから的確にサポートできる、という感じになる。
一度始めた仕事は数年続けていくことが多いということは、自分のリソースをかなりの期間その仕事に捧げるということになる。これってかなり大きいことだ。
ストレングスの上位に責任感があるし、一度始めたら簡単には辞めない。だからこそ、仕事を始めるときに「半年先、一年先もやっていたいと思える仕事かどうか」の観点で選ばないと、自分で自分を苦しめることにもなりかねない。これは4年やってきてかなり身に沁みた。
私のようなリソースに限りがあるタイプは「できるから受ける」は危険である。できるからと受け続けると、余白がなくなってパフォーマンスにも影響が出てしまう。だから一度に受けられるのは3件までと決めている。
声をかけてもらうとうれしいし、期待に応えたいと思う自分もいるけれど、無限の体力はないのだ。
私の強みは、相手との関係性のなかで出る
私は伴走型の仕事が多いので、発注する側・される側という上下関係よりも、対等にいっしょに考えられる関係で働くほうが向いている。
そして、私の強みは「相手との関係性」のなかで出る。
話を聞いてモヤモヤを交通整理する。議論のズレているポイントを見つける。いっしょに、よりよい形を考える。
というような相手の文脈を理解しているから提案できることがコアの価値のひとつなのだが、こうした力は、信頼関係がないと出しにくい。
そんなことを考えていると、これからの私は、仕事内容だけではなく「誰と、どんな関係で働くか」が大事なんだろうなあと思うに至った。
私に必要なのは、信頼できる人やいっしょに働きたいと思う人とのつながりを持つことなんじゃないかな、といまは思う。
フリーランスになってからずっと「複数の収入の柱を持ってリスク分散したい」と思っていたけれど、いまは、大切なのは仕事を複数持つことじゃなくて複数の信頼関係の軸を持っておくことなんじゃないかなと考えるようになった。
仕事を増やすより、信頼関係を育てたい
結果的に、いまの私のnoteは大人の自由研究を発表する場になっている。
パーソナル編集者®の最終セッションで、自由研究をしていくと宣言したのだ。私は何者でもないからこそ、研究して書き続けていくことを決めた。
noteは、考えすぎがちな私の人となりを知ってもらう場所。
6月に出会った人生のテーマ「できないことを学びに変える」をテーマに、自由研究した結果を綴っている。
少し前にはじめたポッドキャストも、営業するためではなく、自分を知ってもらうための種まきだと考えている。
仕事がなくなったら焦ることは経験上よく知っているし、どれだけ忙しくても種まきはやめない。
仕事は慎重に選ぶ。
健康や家庭を崩してまで増やさない。
「やれるか」ではなく「続けたいか」で選ぶ。
「なにをするか」よりも「誰とするか」を大切にする。
これからは、仕事を増やすより、長くいっしょに働きたい人との関係を育てたいな。
収入を増やしたくなくなったわけではないし、仕事をしなくてもいいと思っているわけでもない。
ただ、目先の仕事を増やすために、むやみに案件に応募したり、自分を歪めてまで案件にフィットさせたりするのは、もうやらんとこ!と思う。
限りある時間と体力を、どんな仕事に使うのか。ここをもっとシビアに見ることを意識したい。
これからは「誰と働くか」を大切にしたい。この人となら長くいっしょにやりたいと思える関係を、少しずつ増やしていきたい。
そのために毎日noteを書いていこう。ポッドキャストをやっていこう。そんなことを思っている。
毎日note、283日目。
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