ChatGPTと100時間ほど内省して、営業資料を作った話(前編)
AIを使った“言語化”を研究中。AI活用のヒントをお届けするnoteです🌱
フリーランスになって2年半。
おかげさまで複数の長期の案件に伴走させてもらっていて、充実した日々です。いつもご一緒させていただいている皆様、ありがとうございます。
この2年半は「個人で生き抜くためには、もう、なんでもやるぞ!」という気持ちで、いただけるお仕事はできるだけ受けてきました。その中で、いろいろな学びと気づきがありました。
いちばん気づきとして大きかったのは、仕事のフィット感です。
やってみたいと感じた仕事のはずなのに、いざ始まってみると「なんとなく自分にフィットしないな」とか「できるんだけど、むしろ得意なんだけど、ワクワクしないかも」という感覚があることに気づきました。
そんな経験を重ねるうちに「できる」とか「得意」だけでは見極められない、お仕事への向き不向きがある気がしてきました。
自分がこれから新しい仕事を獲得していこうと考えたときに、もう少し、
自分に向いている仕事ってなんだろう?
私が役に立てるのは、どんなときなのかな?
と、私の仕事の価値・特徴をきちんと言語化しておきたい気持ちが強くなってきたのが、2か月ほど前。
確定申告を終えてスッキリしてから、その言語化に取り組み始めました。
ChatGPTに「私の強みってなんだと思う?」と聞いたときから、営業資料ができあがる今日まで。1か月半に及ぶ、みっちり内省月間が始まりました。
毎日2時間の内省の日々を過ごし、最終的にできあがったのが、この営業資料です。できたてほやほや。

これができるまでにかかった時間、およそ100時間。なっが。
ChatGPTと対話し続けて、内省しまくった結果を一枚にまとめたものです。
この資料は今日できあがったばかりで、使っていくのはこれからです。でもこうして形にできたことで、自分にとっては大きな区切りになりました。
この1か月半、四六時中ずーーーっと自分について考えていたので、いま、カスカスです。笑
このnoteでは、フリーランスとしての自分の肩書きを見つけて、営業資料にしていくまでの試行錯誤(と苦しみ)の記録を紹介したいと思います。
同じように"肩書きどうする問題"に悩む人のヒントになればいいなという気持ちと、いつか一緒にお仕事できる人とつながるきっかけになればいいな、という思いを込めて、書いてみます。
私の肩書き、何にしよう?
もともと"なんでも屋"タイプの私。オールラウンダーとか、ジェネラリストといえば聞こえはいいのかもしれないけど…まあ、専門性がない人ってことなんですよね。(自分で書いておきながら、グサッ)
ジェネラリストは組織の中で働くなら強みが活きるしれないけど、なんでも屋のフリーランスって、あまりに特徴がない。
早いところ、なにか強みを作らなければ。「これの専門家です!」って言えるものを持たなければ!と、ずっとずっと焦っていました。
フリーランスになってからは、基本的に「Webマーケター」と名乗っていました。
最後の会社でWebマーケティングに携わっていたし、フリーランス初期にお声かけいただいたお仕事がWebマーケティングの企画だったからです。
でも実際には、経歴の中でいちばん長いのは商品開発だったので、Webマーケターなのかなあ…?という違和感はずっとありました。10年以上やっていないと名乗ってはいけないような気もしたり。
ただお仕事自体は面白かったので、もうすこしWebマーケティングのお仕事を取れるようになろうと、資格も取りました。
ウェブ解析士の資格を取ったのですが、これだけというのもな…と思って、上級ウェブ解析士も取ろうかどうかを悩みつつ、なかなか踏ん切りがつかない状態で1年以上が経過。
悩むということは、なにかが違うんだと思う。でも、なにが違うのかがわからないままでした。だいぶ苦しい時期でした。
いまにして思えば、肩書きって、誰かからつけてもらうものでもないし、資格で保証してもらうようなものでもないんですけどね。
自分が価値を出せると確信しているものを肩書きにするだけ、なわけで。
でもこの頃の私は「箔のついた専門家」みたいなものに憧れて、そうではない自分に勝手に苦しんでいました。
案件に応募しない、を決める
転機は「案件に応募するのをやめよう」と思ったこと。
数か月前、1年ほど伴走していた案件が終わったときに、「これから、どうしようかなあ」と悩みました。
すぐに増やそうか、少し休もうか。フリーランスになってからずっと走り続けてきて、少し消化不良な感じもありました。
新しく案件に応募するよりも、ここまでやってきたことを棚卸するほうが先かもしれない。
なんの根拠もなかったんですが、直感的にそう思いました。それで、自分の心が動くまでは新しい案件に応募しないことに決めたんです。
…これ、簡単に書いていますが、私的にはすごく難しいことでした。
それまでにも何回か、少し仕事が減った時期があったのですが、仕事が減ると急に怖くなるんですよね。
もう二度と声がかからないかもしれない、とか。いまの案件まで終わったらどうしよう、とかね。
そういうメンタルのときに「こういうのどう?」って声をかけてもらうと、すごく救われた気持ちになって。あんまり深く考えずに「やりまーす!」って言ってしまいがちだったんです。
でも自分の時間って24時間しかないわけで。仕事に家事育児にやることがたくさんあって、もうデフォルトで生きているだけで忙しいんですよね。
フリーランス初期に限界まで仕事を詰めてみようとしてみた結果、その時期は会社員時代の2倍くらい稼ぐことができたのですが…
めちゃくちゃ心が荒んだし、これを続けたら体を壊すと思いました。仕事は無制限には増やすことができないな、と痛感したんです。
仕事が減るのは不安。不安はめちゃくちゃある。増やせたら気が楽になるってことも、知ってる。
でも私は、いまこそ、その不安と向き合わないといけないんだろうな、と思いました。
「どういう仕事ができれば、自分が楽しくて、お客様の役にも立てて、しかもちゃんと稼げるのか」っていう、私にとっての”ミラクルゾーン”の仕事を定義しないといけない、と強く強く思ったんです。
とりあえず、肩書きを決めて、名乗ってみる
その"ミラクルゾーン"の仕事がなんなのかは、よくわかりませんでした。でも、とにかくもう、なにかを名乗ってみるのが大事な気がして。
ChatGPTと話しながら、まずは自分で自分に肩書きをつける、という作業を始めました。
そのときの私の中でのヒントはこんな感じ。
最近、マーケターというよりは、ファシリテーターをやっているなあ…
いつも”たたき台”を作っているような気がする。
人がモヤモヤした顔をしてると、なんか気になるんだよなあ…
1社目で需給管理的な仕事をしていたときも、2社目で開発をしていたときも、全体がうまくいくように目を配ることを、けっこう無意識にやっていたんです。
振り返ってみると、会議の場でファシリテーションをすることもなぜか多かった。
私がアドリブが効かないタイプだから、会議の前に脳内をまとめておかないとパフォーマンスが出せなくて。事前準備を万端にするスタンスで会議に向き合っていると、結果的に「いちばん考えてきた人」みたいになって、場を仕切る感じになってしまいがちなんですよね…
で、まあそういう特性とかを踏まえると、自分が名乗るべきジャンルって、Webマーケティングじゃなくて、プロジェクトマネジメントなのかな?と思い始めました。
去年フリーランスの先輩に「プロジェクトマネジメント系の資格を取ると、あなたを紹介しやすいから、考えてみて」と言われていたのを思い出しました。本は買ったし、資格のことも調べたんだけど、なかなか気が進まず。
私はプロジェクトに対して作用する人なんだけど、マネジメントではないんだよなーっていう感覚がすごく強くて。そんなモヤモヤをChatGPTにぶつぶつ話していたら、いくつか肩書きの候補をくれました。
・プロジェクトコーディネーター
・プロジェクトマネージャー
・プロジェクトアドバイザー
・プロジェクトデザイナー
・マーケティングプランナー
・ファシリテーター
・編集者的な人
「このなかで、いちばん近いのって、なんだろうね?」と対話を進めながら、最終的にはプロジェクトコーディネーターに落ち着いたんです。
プロジェクトコーディネーターは、プロジェクトの進行を円滑にする役割、みたいな立ち位置です。
そう決めるに至るまでの判断材料は、私のプロジェクトを進めるスタイルの特徴。
自分が主導してグイグイひっぱっていく感じではなく、仲間といっしょに“共創”していくことを大切にしている
自分がゼロから設計するよりも、すでに関係者の中にあるものを引き出して、合意できる形に“整える”ほうが得意
「こうしてください」みたいな指示よりも、「こうしたらいいんじゃないかと思うんですけど、どう思います?」っていう“対話”スタイルを好む
私には、こんな感じの特徴があるんです。
これらの特徴から考えると、なんとなく、
マネージャーってほど全体をひっぱっていく感じではないし(それはリーダー的な人に任せたい)
アドバイザーって響きから感じるほど、上から目線で言いたくはないし、言えるとも思っていない。
デザイナーっていうほど、デザインしている感じはない。場の空気とか意見を整えているだけ。
プランナーってほど、アイデアマンでもない。アイデアがあふれ出てくるタイプではない。みんなといっしょに考えて「うん、これだな!」ってなるタイプ。
ファシリテーションはよくやるのですが、ファシリテーターだけを名乗るのもなんか違う気がして。資料も作るし、手も動かすし。たたき台を作る力にはちょっと自信があります。
そして、編集者を名乗れるほど、文章を書く仕事をしていません。
感情を爆発させて書くので人の共感を生むことは得意ですが、わかりやすい構成で綺麗にまとまった文章を書くことは苦手です。(これは、何回か文章を書くお仕事をするなかで気づきました)
違和感のある選択肢を外していった結果、残ったのがプロジェクトコーディネーターでした。
現時点ではいちばんフィットしているので、そう名乗っているのですが、これからもっとしっくりくる言葉があれば変えると思います。
そんな背景もあり、いまは「肩書きって一時的なものなのかも」という感覚があります。あれだけ肩書きを持ちたいって悩んでいたのにね。
一方で、生きることそのものが自分をひとことで表す言葉を探していく過程なのかもしれないなあ、とも思ったりします。
ただやっぱり「私、いつも調整してるなあ」というのは実感としてあります。仕事でも、プライベートでも。PTAでも。
「調整」としか表現できないようなことを、社会に出てからずっとやっています。なので、とりあえずコーディネーターという言葉は大きく外れていないだろうなあと感じています。
少し長くなってしまったので、続きは後編にて。
次回は、この肩書きをどう営業資料に落とし込んだかを書いています。
▼あわせて読んでいただけたらうれしいです。
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