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【S2|生命とデザイン】言葉になる前に、もう知っていた #2

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「ね、それやめない?」

昔のパートナーに思わず言った言葉だ。

彼女は、ビジネス書の上に、アツアツのコーヒーのマグを置いたのだ。

「本をコースターがわりにするのは良くないよ」

  「図書館で借りた本でしょ?別にいいじゃん」

「いや、そういうことじゃなくて、著作物にはもっと敬意を...」

「聞いてる?」

  「聞いてない」

彼女は、とにかく本をぞんざいに扱う人だった。

私が、こうやってnoteを書くようになるより、はるか前の話。

小学生のころ、毎週日曜日、姉といっしょに、
電車に乗って町にある図書館に通った。

図書館にある児童書を片っ端から読んだ。

ミステリー小説、
SF小説、
子ども向け科学書、
図鑑、

その中でも、一番好きだったのは、
講談社の「まんが百科」シリーズだった。

学研の「ひみつシリーズ」の対抗馬として出版されていたもので、
図書館には両方あったが、なぜか私は、こちらのほうを好んで読んだ。

ノスタルジーではない。

当時の私の関心は、内容だけではなかった。

「どうやってこの本を作ったんだろう?」
「なんで、こんなに分かりやすいんだろう?」

つまり、編集の意図のほうに興味があったのだ。

そのころからだと思う、
本という著作物に、作った人の魂のようなものを感じるようになった。

本だけではない、
人が作ったあらゆるものに、魂が宿っていると。

そして、いまも変わらず、

私は、そこにあるものの中に、
誰かの手を見てしまう。

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もし、そこにあるものの中に、誰かの手を感じてしまうなら。
それは、すでに構造を読み取っている状態かもしれません。
そうした見え方を、言葉にする前の段階から扱うこともできます。

違和感の整理について


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