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【S3|身体性の哲学】ココロに響く声---浸透する波長というデザイン #1

なぜか、気になってしまう声がある。
理由はわからない。
それでも、その違和感はいつも先に来る。

この連載は、
声・感覚・判断といった
言葉になる前の身体の反応から、
デザインが生まれる場所をたどる試みである。

第1回|ココロに響く声


音楽が好きだ。

音楽のない人生は、考えられない。

私がバンドでボーカルをやっていることも、
少なからず影響しているのだろう。

人の声が、気になる。
いや、気になって仕方がない。

音楽を聴いているとき。
テレビを眺めているとき。
居酒屋で、隣の席に座った他人の声。
打ち合わせで、初めて会ったクライアントの声。

ふとした瞬間に、
「気になる声」に出会うことがある。

なぜ、この人の声が気になるのだろう。
なぜ、いまなのだろう。

ずっと考えてきた。

答えは、ある日突然、降りてきた。

これは「波長」なのだ、
そう思うようになった。

馬が合う、という言葉がある。
それと同じように、

私と波長が合う声が、
確実に存在する。

比喩ではない。

そして、その声の持ち主とは、
例外なく気が合う。
自然と、仲良くなれる。

これは、
オカルトでも、スピリチュアルでもない。

誰にも聞こえない。
けれど確かに、

私のココロの奥底に沁みている、
私だけのパズルだ。


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