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【S6|外伝】「そんな感じ」で伝わる意図

感性をビジネスにするのは難しいな。

こんな結論になりそうだった。
ミーティングは予想以上に荒れた。

数分のブレイクのあと、
私は、手のひらからこぼれそうになっている考えを話し始めた。

私:「心が動く瞬間、コミュニケーションはシフトアップするんですよ」

A氏:「どういう意味ですか?」

私:「心が動くコミュニケーションにシフトアップさせればいいんですよ」

B氏:「さっきのを逆にしただけですよ(笑)」

私:「ちゃんと言ってますよ」

A氏&B氏:「・・・」「あー、なるほど!」

私:「そう!そんな感じ」

「そんな感じ」、たったこれだけ。
気心知れた仲間とはいつもこんな感じだ。

私:「世の中には心が動く瞬間にあふれてる」
  「広告業界なんて、どうやって心を動かすか、
   毎日躍起になって考えている」
  「彼らが動かしたいのは購買欲だけどね」

B氏:「業界が違いすぎますよ」

私:「そうですかね?飲食だって、医療だって、不動産だって、
   生保だって、みんな顧客の心を動かしてビジネスしてますよ」

A氏:「それは事実ですよね。でもどうやって表現するんですか?」

私:「所作と間ですよ」

A氏&B氏:「・・・」「あー、なるほど!」

私:「そんな感じ!」

こんな感じでミーティングは進んでいく。

「そんな感じ」は、
ちゃんと説明できた、という手応えではない。

でも、誰かの表情が少しだけ変わったり、
会話のテンポが一段、軽くなったりする。

ああ、いま何かは伝わったな、
という感覚だけが、あとに残る。

うまく言えたわけではない。

でも、たぶんそれでいい。


「そんな感じ」で伝わることがあります。

まだ言葉にはなっていない。
でも、誰かの表情が少し変わる。
会話のテンポが軽くなる。
場の向きが、少しだけ揃う。

D4G Worksでは、そうした言葉になる前の意図や感覚を、
所作・間・関係の構造として捉え直す伴走を行っています。
言葉になる前のものを、構造として捉え直す


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