【S1|形のルール】境界にデザインはある #1
第1回---境界の感覚
たしかに、「神は細部に宿る」
でも私は、「境界にデザインはある」と言い続けたい。
子どものころは、
学校が終われば、
竿を持って近所の川に行くのが、日課だった。
どこに仕掛けを投げ入れれば、魚が食いついてくるのか、
誰に教わらなくても分かっていた。
それは、「境目」だ。
流芯ではない、
トロ場でもない、
ちょうど、その、流れと流れていないところの境目、
そこを流していくと、たいてい食ってくる。
その調子で、同じように「感じる」ポイントを探っていく。
すると、だいたい食ってくる。
この感覚は、社会に出てからも役に立った。
見るポイント、
気にするところ、
言うところ、
気合を入れるタイミング、
感じる心を開いていれば、自然と解った。
答えは、いつも境界にあった。
これは、私たちの生活に直結するデザインにも、
同じことが言える。
境界には、いつも何かが現れる。
次の回を読む ▶
連載一覧(マガジン)はこちら
D4G Worksについて
私が運営する「D4G Works」では、デザインを通じて社会や生命の営みをより良くする実践を進めています。
詳しくはこちら → D4G Works公式サイト
※答えは、いつも境界に現れます。
D4G Worksでは、そうした“まだ輪郭を持たない違和感”や、人と社会のあいだにあるズレを、構造として整理していく伴走も行っています。
→ 言葉になる前のものを、構造として捉え直す
▼ 見える前に、世界はもう揺れている
▼ 形は、決める前に動き出す
▼ 境界には、声にしない約束がある
