【S6|外伝】お笑いはセンスではなくデザイン
「上田さんは、手に職持ってるからどこにいっても大丈夫ですよ」
人事異動の季節、隣の部署の女性に言われた。
「そんなことないですよー」
と返したものの、何か違和感が残った。
「お笑いはセンスではなく設計」
こんな言葉を聞いたことはないだろうか。
某元お笑い芸人の発した有名な理論だ。
漫才や笑いを才能任せにせず、
論理的な分析と計算(設計)で作り上げる手法、とも言われている。
これは、「デザイン」に置き換えても成立する気がしている。
センスだけでは、成立しない。
テクニックだけでも、成立しない。
知識だけでも、
努力だけでも、
成立しない。
それが、デザインだと思っている。
だが、もう一つ大きな誤認がある。
「最後はデザインが何とかしてくれる」だ。
デザインは、装飾ではない。
フィニッシュワークでもない。
整えることは、最後にすることではない。
そういう意味では、デザイン思考が、かなり近しいが、
私はそれにも違和感を持っている。
デザイン思考だけで、良いデザインが生まれるという誤解に。
つまり、
「デザインはセンスではなく解釈」
「デザインは魔法ではなく構造」
センスを磨いた人がデザイナーなのではなく、
関係性を解釈し、見える形に構築できる人がデザイナーなのではないか。
フリ/ボケ/ツッコミ/間、が絶妙にデザインされている、
お笑いでも全く同じだろう。
私は、「手に職」を持っているのではなく、
「心にデザイン」を持っている。
とボケればよかった。
あとの祭りだが。
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※こうした、センスでは捉えきれない関係性や、言葉にならないまま残っている違和感を、実際の仕事や思考の中で整理していくこともできます。
→ 言葉になる前のものを、構造として捉え直す
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