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#181 【英語史クイズ】Chaucerで有名な Canterbury Cathedralの写真はどれ?

問題レベル★★☆☆☆(初級レベル)
クイズ#176などで、英国初の印刷業者Caxtonの話を扱ったが、Caxtonがイギリスで最初に印刷したのが、Chaucerの"The Cantabury Tales"「カンタベリー物語」だったと記した。

で、先日Helwaこと、英語史愛好家のオンライン集会(?)で、「英語史と関連深い「場所」は?」と伺ったところ、カンタベリーですね!との力強い解答を得た。

「おお、我が意を得たり!」(?)ということで、今回は、よく本などで目にする機会が多いカンタベリー大聖堂について出題。さて、どれがカンタベリー大聖堂だろうか?

問題

Chaucerの"The Cantabury Tales"「カンタベリー物語」で有名なカンタベリー大聖堂の写真はどれ?

カンタベリー大聖堂の写真はどれ?
(Copyrights of the pictures are shown at the bottom of this article.)

問題のねらい

Cathedralとは「大聖堂」を指すが、大聖堂はイギリス各地にある。訪問すると、その荘厳な雰囲気を味わうことができる場所だ。

実際にイギリスで、各地の大聖堂を訪問するのがもっとも良いが(そして現地の美味しいと評判のレストランなどに行くのも!)、それができなくても、Web上で一つ一つの大聖堂の写真を見たりすることはできる。

「カンタベリー物語」は、中英語の資料として有名だが、粗筋としては、みんなでカンタベリー大聖堂に行く際の話を集めたものである。その足取りを追うのもまた楽しそうだ(下は、「カンタベリー物語」の足取りを追うための地図)。

解答

A: Salisbury Cathedral(ソールズベリー大聖堂)
ストーンヘンジに近いソールズベリーに13世紀に建立された大聖堂。マグナカルタの4つの写本のうち、最も状態の良いものが収められている。ジョン失地王との関連が深いが、それは下の堀田先生のスライドでわかる。

B: Christ Church College(クライストチャーチカレッジ)
Bは大聖堂ではなく、Oxford大学の1つのカレッジであるChrist Church CollegeのThe Meadow houseと呼ばれる建物である。ハリーポッターの食堂がある建物として知られる。この奥にCathedralがあるが、上の写真では見えない。

C: Lindisfarne Abbey Ruin (リンディスファーン修道院跡)
715年作成と言われる「リンディスファーンの福音書」で有名な修道院。修道院があったリンディスファーン島は、Holy Islandとも言われるが、ヴァイキングの侵略により聖職者達が修道院を875年に放棄したことでも知られている。現在は跡地が残る。

なお、「リンディスファーンの福音書」は、もとはラテン語で書かれており、行間に古英語で逐語的な注釈が付けられている。古英語の貴重な資料であり、現在は英国図書館に保存されているとのこと。

D: Canterbury Cathedral(カンタベリー大聖堂)
これが、解答であるカンタベリー大聖堂である。なお、ウスターソースで有名なウスターの街の南に30キロぐらい行ったところにグロスター大聖堂という、結構写真では似た感じの大聖堂もあるので、注意が必要である(何の注意!?)。

E: Durham Cathedral(ダラム大聖堂)
ダラム大聖堂は、ダラム市にある、イギリスで最初に世界遺産に登録された大聖堂である。ダラム大聖堂には、Cのリンディスファーン修道院から修道士たちが移ってきた。また、ダラム図書館は、大聖堂図書館としては英国最大と言われ、7世紀ごろの本やマグナカルタの写本が残されている。

まとめ

今回の回答は、Dだった。「英語史巡礼の旅シリーズ」としては、実は#171, #176に続き、第3弾である。

カンタベリーの話を聞いて、他の大聖堂の写真とともに集めてみた。今回は選択肢に含めていないが、前に訪れたことがあるEly CathedralやWestminsterなど、今回写真をみて懐かしく感じた。機会があれば、またいつか訪れてみたい。

今日はこんなところです。ちなみに、下記は今回の選択肢のおおよその場所。

今回の選択肢のおおよその場所

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A: By Antony McCallum: Who is the uploader, photographer, full copyright owner and proprietor of WyrdLight.com - https://www.wyrdlight.com Author: Antony McCallum, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=48172236

B: By Bernard Gagnon - Own work, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=3665781

C: By Russ Hamer, CC BY-SA 3.0,
https://en.wikipedia.org/wiki/Lindisfarne#/media/File:Lindisfarne_Abbey_and_St_Marys.JPG

D: Hans Musil - Picture taken and postprocessed by Hans Musil., CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=362071

E: By mattbuck (category) - Own work by mattbuck., CC BY-SA
4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=35343328