学校にあまりいい思い出はない 子供目線の短歌・詩・小説 Xまとめ2025年10月〜2026年1月
ごきげんよう! 花星沙夜です。
短歌・詩・小説 Xまとめ2025年10月〜2026年1月第二弾です!
第一弾はこちら!
今回はおおむねわたしがどれだけぼっちで、学校が苦手だったかをお伝えする回になりそうです!
孤独を耐えて生きてきた仲間たちも、充実した子供時代を送ってきた方々も、ダークネスを楽しんでいってね! よろしくお願いします!
短歌(+短歌からできた140字小説)
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昼休み伏せるわたしを匿ってくれる机も返却物で
教室で誰にも話しかけられないよう、誰にも顔を見られないよう、そして誰の顔も見ないよう、両腕を幕にし顔を伏せれば、机はわたしを眠ったことにして守ってくれます。1年を共にするわたし専用の学習机。でも、結局年度末には返却しなければならない、備品なのですよね。
借り物なんだよね。そっと撫でていた。
教室に辿り着けない夢を見る 足取り重くサボれずに泣く
未だに学校の夢を見ます。遅刻しそうになる夢もだし、単位を落として焦る夢も。目覚め最悪。
「先生」と呼ぶのをやめて手を下ろす 外でもあたし優等生ね
休日、校外で先生を見かけた。あたしは思わずいつもの調子で「先生!」と挨拶しそうになりました。授業中に手を挙げるような動きとともに。
でも、先生はきっとプライベートでお仕事の延長をしたくないよね。手を下ろし、口を噤んで方向を変える。あたし「優等生」だから。
気を遣う中学生。きっと三つ編み。
「採用後寄り添い問いを解きますよ」
「塾は合格させる場所です」
わたしは1日何時間も塾に行っていた時期がありました。
塾は点数をお金で買う不思議な空間でした。
塾と学校じゃ、採用面接対策が違うから気をつけてね!
京【ケイ】みやこ 涼【リョウ】はすずしい 鯨【ゲイ】くじら 思い出されぬ蹴られた背中
都会に転校した。「京(みやこ)」だ。ガラスに囲まれて、僕は見せ物のよう。暑い季節だった。降るバケツの水はむしろ涼しかった。目線はきっと冷ややかだった。秘密もバレた。「トロイ」。男子の脚の形。
背中の足形は他の誰にも思い出されず、きっと皆は今海でのびのび生きている。
花星沙夜 X
「京」のつく漢字で繋がる辛い日々。背中の足形、つけた方は思い出すことはないのでしょうね。
「京」の字をバラして"「"←踏みつける男子の脚の形と"トロイ"を作る最悪の言葉遊び、誰が分かんねん。
これを140字を超えた小説にするなら、彼の名前を「京(ケイ)」くんにするかも。でも良い名前だから、絶対にハッピーエンドにしてあげたい。
男子校かな。
教室で「バイ菌」回す嫌がらせ これは「ウイルス」罪に苦しめ
「汚ねえ、××の机に当たった〜! ××菌が移る〜! ××菌タッチ!」
僕の穢れは教室中に蔓延した。
菌じゃなくウイルスだったらいい。
ウイルスに抗生剤は効かない。
いつか奴らの心がウイルスで炎症し、罪の発作で苦しみますように。
あの子のウイルスも僕の中で暴れている。
今もあるのだろうか。
小学生ってユングの提唱した集合的無意識としか思えない「遊び」をする。
人間は誰しも役を持っている 僕はヘイトを集める担当
学校とは限らないシチュエーションですが、この歌の中のわたしは教室の中にいました。
「振り向くな俺に構うな先に行け」そう叫ぶのだ子供の俺が
子供のころのわたしを置き去りにして、わたしは今日も走ります。
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詩
何の欲も満たされず図書館だけが居場所だった私は、文字から生まれた最上の理想像が腫瘍のように膨れ上がり、何にも満足がいかない。例えば美しいとされる人間を視認しても「現実の人間にしては比較的美的に成功しているかな」と考える。脳内、そして脳が追いつかない先に、真に美しい本質がいるので。
私は怒鳴られた余韻で震える骨を鎮めるために目を閉じて、真に美しい自分が、真に美しく真の愛を持つ人と真に美味しい生クリームを頬張り、真に笑い合い、いたずらに彼または彼女を真に不安にさせて依存させ、真に心地よく真の眠りにつく想像をする。子どもの頃から、そうやって生きてきました。
と、申しております。
「美のイデア」ですねえ。
140字小説
「どうしてその意地悪な物言いを、私が学校で真似しないと思うの?」
三度目のループで、私は両親に言い放った。一度目の人生では凄惨なイジメに遭い、14で死んだ。
二度目の人生では優等生としての地位を得たが、遅効性の言葉の毒と干渉により、23で死んだ。
次は殺した。これは正当な戦争だ。
無粋なので解説をするのですが、「○度目の人生」と「○度目のループ 」の違いが分かると、「正当な戦争」が意味を帯びてきます。
是非解読してみてください。
エッセイ
早く眠らないといけないのに「点Pとテンキーで韻が踏めるな」とか訳のわからないことが浮かんできて眠れない
テンキーの外周を点Pが一定の速度で動き続けてて脳がゾワゾワする
あっキーの溝に入らないで
わたしは数学の成績が悪い女子高生でした。概念は好きだったのですが、計算ミスが多すぎました。
動き続ける点Pがまだ頭の中を動き続けている。
周りがちゃお・りぼん・なかよしを買っていた中、私は曽山一寿先生のでんぢゃらすじーさんを読むためコロコロコミックスを買っており、頭の核に「ゴメンごめーーん♪ めんごメーーン♬ うっふんあっはんすっぽんぽーーーん♬」のリズムが根付いている。短歌や詩を詠む際にも。私も誰かの脳に残りたい。
曽山一寿 でんぢゃらすじーさん 月刊コロコロコミック
(小学館)より一部抜粋
最強さんが出たら神回。
小学校の図書室でブラックジャックと火の鳥とはだしのゲンとアンデルセン童話(子供に配慮なしVer.人魚姫は暗殺失敗海の泡、白鳥の王子は火炙り寸前)を読まれたであろう同級生の作家さま方、本当にいつもドンピシャな作品をありがとうございます。大変胸に刺さります。
今も昔もたくさんの創作がわたしを救ってくれる。
大人でよかった!
大人でよかった!
こうして大人になりました!
愛されて育ったフリで生きている 気取られぬよう自分も騙す
私には取り戻せないオーパーツ 人の子が得る柔らかい愛
わたしを愛してください♪
短歌を作るにあたって、たくさんのお題を使わせていただきましたこと、感謝いたします。
今回は短めのまとめとなりました。次回に続きます!
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