偏愛の短歌・詩・小説 Xまとめ2026年4月
ごきげんよう! 花星沙夜です。
短歌・詩・小説 Xまとめ2026年4月第3弾です! さあさあ、わたしが大好きな偏愛のお時間です!
死と愛が結びついてしまったあわれな脳が作った詩歌と小説をお楽しみください!!
過去の4月分まとめはこちら!(今すぐ読まなくても大丈夫だよ!)
過去とまとめとの重複もあるかもしれませんが、お気になさらず楽しんでいってください!
短歌(+解説、短歌と繋がる140字小説・詩)
また共に生きられるねと骨を喰い早速泣いて代謝して、ばか
共喰いをして「これでずうっと一緒だね」なんて、愚の骨頂だと思っていた。便所に行かないのかな。頭が悪すぎて反吐が出そう。数日経てばほぼ排出、残った栄養素も新陳代謝で数ヶ月で入れ替わり。
貴方、本当におばかさん。
嗚呼泣かないで、私の代謝が早くなっちゃうよ。
投票日の関係で月を跨いでしまいました。
馬鹿な人今ポケットに入れたでしょ死体損壊罪だよ骨は
貴方は私の骨上げで、まだ熱い骨をポッケに入れた。
指と腿を火傷して、何食わぬ顔で箸を受け取る。
まだ家族ではなかった貴方は、婚約者の骨のかけらほしさに、一世一代の窃盗をした。
骨の窃盗は死体損壊罪。
閻魔帳は大丈夫かな。
馬鹿な人。同じ所へ来られますように。
接触が悪いぼくの春をきみが痛みとともに通電させた
魘されて叫び暴れて泣く日々を君は「夜泣き」で済ませてくれて
なくしもの君は多いし預かるよ同じ日時の黄泉のチケット
ボロボロと弛む表面張力は君が温度を上げたせいです
表面なんてなければいい。そうすれば何にもさらされなくて済む。ぎゅっと小さくなって縮こまる。液体なら溢れないよう張り詰める。表面張力の性質だ。なのにボロボロと溢れてしまった。表面張力は温度が上がると弱くなる。弛んで表面積が大きくなる。君が温めたせいです。
きみの声、体温、笑顔、いい匂い 五感をひとつ消すなら味覚
「味覚一択」で韻を踏むかめちゃくちゃ迷いました。
最期まで困った人だ遺言は「その手であたしを海に捨ててね」
海の短歌は字余りでも同数のまとまりがあると波のようになる気がする。あと、昔友人作の曲に歌詞をつけていたので四拍子をよく使う。
その手で あたしを 海に捨 ててね……(四分休符)
腐らない髪・爪・骨を掻き抱いて水を飲むまだ皮膚のある僕
髪と爪、骨はきちんと乾かして濡らさなければ腐らない。何度も触れた君の皮膚は残すことができなかったけれど、僕は残った君の骸をお守りに、生きていきます。僕の皮膚はまだ水を含んでも腐らない。君の骸を濡らさないよう、涙を溢さず飲み込んで、生きるために水を飲む。
左様なら左心室ごと消えたよう君が酸素をくれていたのだ
激痛に耐えた人魚も自殺したわたしもきっとそうするだろう
参考:ハンス・クリスチャン・アンデルセン『人魚姫』
人間の足は歩く度にナイフで刺されたように痛みましたが、人魚姫は王子様と踊り続けました。姉たちの美しい髪と引き換えに手に入れたナイフ。海の泡になると知っていても、人魚姫は王子様の心臓を刺すことはできませんでした。
君は蝶の妖精か天使だろうから死んだらすぐに展翅しようね
天使と展翅(てんし:昆虫標本製作時に羽を広げる作業)で遊んでいますね。
できた!
もし気に入った作品がありましたら、コメント欄でぜひ教えてください♪ よろこびます!
短歌・詩・小説 Xまとめ2026年4月、残りは「季節・モノ」「子を想う人」編の予定です!
みなさま、どうか元気で幸せに、欲望のままに作品を楽しみつつ次回をお待ちください!
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作品を作るにあたり、たくさんのお題を使わせていただきましたこと、感謝いたします。
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