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DTM講師がお勧めするフリーVST音源 第5弾 ~オーケストラ編~ デモサウンドあり

こんにちは!作曲家のKawです!
私は現役のプロ作曲家としても活動する傍ら、オンラインによるDTMレッスン教室【かわべの音楽工房】を運営し、DTM講師としても活動しております。

こちらの【かわべの音楽工房】オンラインDTMレッスンにつきましては、下記の記事をご覧いただけますと幸いです!

今回は、普段DTMレッスンをご受講いただいている生徒の皆様にもお勧めしているフリーVST音源の中から、高品質でありながら無料で手に入るオーケストラ音源をご紹介してみようと思います!

また、今回もご紹介するオーケストラ音源のデモサウンドをご用意しておりますので、ぜひぜひ最後までご覧いただけますと幸いです!

これまでのフリーVST音源の紹介記事はこちら!


フリーVSTって何?

そもそも皆さんはフリーVSTという言葉をご存知でしょうか?
早い話が"無償(無料)で使用できる楽器の音色やエフェクト"の事です。

今やパソコンひとつで楽曲を制作・編集できるDTMのシーンにおいて、楽器の音色そのもののリアルさや品質はとても大事な要素ですが、高品質な楽器の音色やエフェクトはそもそも有償(有料)であり、またそれなりに高価であったりする場合が多いので、購入を尻込みしてしまう方も多いのではないでしょうか?

しかし、本来は有償の音源の機能を制限した上で無償配布される物や、新製品の宣伝の為に旧製品を無償で配布したり、そもそも初めから無償で配布されている音源やエフェクトも数多くあり、またそれを指して
"フリーVST""フリー音源"等と呼ばれます。

しかもそんなフリーVSTの中には、プロの作曲家ですら使用する方がいるなど、高価な有償音源にも引けを取らないほどの高いクオリティを持った物もあり、フリーだからといって決して馬鹿にできない音源やエフェクトもあります。

因みにVSTとは"Virtual Studio Technology"の頭文字を取ったもので、
DTMにて使用するDAWソフトウェア上で使用できる楽器の音色やエフェクト等の事です。

つまり"フリー(無料)のVST"というわけですね。

さてさて、それでは現役のプロ作曲家であり、DTM講師でもある私Kawがお勧めするフリーVSTオーケストラ音源を紹介させていただきましょう!

お勧めフリーオーケストラ音源 ~BBC Symphony Orchestra Discover~

Spitfire Audio BBC Symphony Orchestra Discover

今回お勧めするオーケストラ音源はBBC Symphony Orchestra Discoverです!

こちらはフリー音源、"LABS"シリーズなどでも有名なSpitfire Audio社のオーケストラ音源となっており、そのフリーとは思えないほどのハイクオリティなサウンドは多くのDTMブログ等で紹介されているので、既にご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、私からもしっかりとご紹介させていただきます!

先ず、実はこの音源、元々は完全無料というわけではなく…

"同社のアカウントを登録しアンケートに答えた方のみ2週間後経ってからインストールできる"

という、少し変わった入手方法の音源でした。

同社の音源の宣伝も兼ねての事でしょうが、当時は少し面倒でしたね…笑
(私もその頃に入手した一人です)

とはいえ何とか入手し、実際に使用してみた際には

「これフリーでいいの!?」

と、驚いたものです。

これまで使用してきたフリーオーケストラ音源とは明らかに一線を画した
サウンド
でした!

当時の私はもう楽しくなっちゃって、オーケストラサウンドが必要な曲の際は直ぐにこの音源に書き換えましたね笑

実際に、その頃この音源を使用して制作した曲も、デモサウンドと共にご紹介させていただきましょうかね。

因みに、現在は上記のような同社のアンケートに答えてから…という手順は踏まずに、直ぐにダウンロード&インストールが可能となっていますのでご安心を。

さてさて、私の思い出話はさておき、こちらのBBC Symphony Orchestra Discoverはなぜフリー音源なのにハイクオリティなのか、それはおそらく
有料版の宣伝の為ではないかと思います。

そうなんです、このBBC Symphony Orchestraには有料版があるんです。

先ず、最上級版はBBC Symphony Orchestra Professional
こちらは$999となっているので、日本円では2025年9月現在で¥147,240程でしょうか。

その次はBBC Symphony Orchestra Core
こちらは$449との事なので、同現在では¥66,183程となるようです。

どちらもなかなかに高価ですよね。
「DTMってお金がかかるなぁ…」と思われる方もいらっしゃるかと思います。

でもご安心ください。
先に書いた通り、今回ご紹介しているBBC Symphony Orchestra Discoverはフリー(無料)です。

何度でも言います。フリー(無料)です。

十数万円から数万円もする音源の無料版があるんですよ。これはえらい事です。


フリー版を使ってみてもらって、気に入った方は有料版を購入してもらう。そんなSpitfire Audio社の思惑が感じられます笑

だって、フリー版でも十二分にクオリティの高い音源なのに、それよりもっとハイクオリティなバージョンがあるなんて、そりゃ欲しくなる人も少なくないでしょう!笑

とはいえ、今回の記事はあくまで"フリー音源"のご紹介なので、有料版の件はこの辺にして、無料版のBBC Symphony Orchestra Discoverについて、もう少し掘り下げていきましょうか。

先ず、音のクオリティは先ほど書いた通り、フリーとは思えないほど非常にハイクオリティなので、そこは良いでしょう。

そして、注目したいのは収録されている楽器の数と、キースイッチによるアーティキュレーション(奏法)の種類
こちらは、それぞれ下記の項目で詳しくご紹介させていただきますね。

BBC Symphony Orchestra Discoverに収録されている楽器一覧

BBC Symphony Orchestra Discoverのロード画面

それではBBC Symphony Orchestra Discoverに収録されている楽器はどんなものがあるのか、下記にご紹介いたしましょう!

STRINGS (ストリングス/弦楽器)

 VIOLIN 1 (バイオリン1)
 VIOLIN 2 (バイオリン2)
 VIOLAS (ビオラ)
 CELLI (チェロ)
 BASSES (コントラバス)

BRASS (ブラス/金管楽器)

 HORNS (ホルン)
 TRUMPETS (トランペット)
 TENOR TROMOBONES (テナートロンボーン)
 BASS TROMBONES (バストロンボーン)
 TUBA (チューバ)

WOODWIND (ウッドウインド/木管楽器)

 PICCOLO (ピッコロフルート)
 FLUTES (フルート)
 OBOES (オーボエ)
 CLARINETS (クラリネット)
 BASSOONS (ファゴット/バスーン)

PERCUSSION (打楽器/パーカッション)

 TIMPANI (ティンパニ)
 TUBULAR BELLS (チューブラーベル)
 GLOCKENSPIEL (グロッケンシュピール)
 CELESTE (チェレスタ)
 XYLOPHONE (シロフォン)
 MARIMBA (マリンバ)

さらに、UNTUNEDPERCUSSION(非音程打楽器)として+15種のその他のパーカッションも収録されています!

その他の楽器

 PIANO (ピアノ)
 HARP (ハープ)

BBC Symphony Orchestra Discoverには以上の楽器が収録されています!
(※上では便宜上、その他の楽器として表記しているハープについては、音源内ではパーカッションのカテゴリとして収録されています)

その楽器の数はなんと23種+15種の合計38種!!!

フリー音源なのにこんなにあるんです!!

個人的にはバストロンボーンが収録されているのは特にありがたいと思いました!

これだけの数の楽器があれば、オーケストラ曲を制作するのに必要な楽器はほぼ全て網羅していると言えるでしょう!

BBC Symphony Orchestra Discoverに収録されている各楽器のアーティキュレーション(奏法)一覧

BBC Symphony Orchestra DiscoverのアーティキュレーションはC-2から変更できる

さらに、BBC Symphony Orchestra Discoverにて収録されている主な楽器においては、キースイッチ(MIDIノート)にてその各楽器のアーティキュレーション(奏法)を個別でコントロールする事ができます!

では、BBC Symphony Orchestra Discoverに収録されている各楽器ごとに使用できるアーティキュレーション(奏法)もそれぞれ下記にご紹介いたしましょう!
(※各キースイッチのノート位置はC-2から表記順で半音ずつ上となります)

STRINGS (ストリングス/弦楽器)

 VIOLIN 1 (バイオリン1)
- ロング(ビブラート有) / スタッカート / ピチカート / トレモロ 

 VIOLIN 2 (バイオリン2)
- ロング(ビブラート有) / スタッカート / ピチカート / トレモロ 

 VIOLAS (ビオラ)
- ロング(ビブラート有) / スタッカート / ピチカート / トレモロ 

 CELLI (チェロ)
- ロング(ビブラート有) / スタッカート / ピチカート / トレモロ 

 BASSES (コントラバス)
- ロング(ビブラート有) / スタッカート / ピチカート

BRASS (ブラス/金管楽器)

 HORNS (ホルン)
- ロング(ビブラート無) / スタッカート(スタッカーティシモ)

 TRUMPETS (トランペット)
- ロング(ビブラート無) / スタッカート(スタッカーティシモ)

 TENOR TROMOBONES (テナートロンボーン)
- ロング(ビブラート無) / スタッカート(スタッカーティシモ)

 BASS TROMBONES (バストロンボーン)
- ロング(ビブラート無) / スタッカート(スタッカーティシモ)

 TUBA (チューバ)
- ロング(ビブラート無) / スタッカート(スタッカーティシモ)

WOODWIND (ウッドウインド/木管楽器)

 PICCOLO (ピッコロフルート)
- ロング(ビブラート無) / スタッカート(スタッカーティシモ)

 FLUTES (フルート)
- ロング(ビブラート無) / スタッカート(スタッカーティシモ)

 OBOES (オーボエ)
- ロング(ビブラート無) / スタッカート(スタッカーティシモ)

 CLARINETS (クラリネット)
- ロング(ビブラート無) / スタッカート(スタッカーティシモ)

 BASSOONS (ファゴット/バスーン)
- ロング(ビブラート無) / スタッカート(スタッカーティシモ)

また、PERCUSSION (打楽器/パーカッション)においては奏法を変更する事はなく、数種のパーカッションの組み合わせからキースイッチにて音色を切り替える方式となります。

では、PERCUSSION (打楽器/パーカッション)の各組合せを下記にご紹介いたしましょう!

PERCUSSIONの組み合わせ1
- HARP(ハープ) & CELESTE(チェレスタ)

PERCUSSIONの組み合わせ2
- TIMPANI (ティンパニ) & UNTUNEDPERCUSSION(非音程打楽器)

PERCUSSIONの組み合わせ3
- TUBULAR BELLS (チューブラーベル) & MARIMBA (マリンバ) & XYLOPHONE (シロフォン) & GLOCKENSPIEL (グロッケンシュピール)

上記のPERCUSSIONの組み合わせ3TUNEDPERCUSSION(音程打楽器)として4種の楽器から選択する形となります。

また、PIANO (ピアノ)においてはキースイッチが存在しませんので、念のためご注意を(変更する必要もない楽器ですが…笑)

また、ピアノを除く上記全ての各楽器のダイナミクス(強弱)はモジュレーション(CC1)信号にてコントロールする形となります。

また、ピアノ、パーカッション類を除く全ての楽器は、通常の打ち込みのようなベロシティによる強弱表現では音量、サンプル共に変化しないのでそこは要注意です。

BBC Symphony Orchestra Discoverのインストール手順は?

さて、ここまでいろいろとご説明させていただきましたBBC Symphony Orchestra Discoverですが、実際にインストールするとなるとどういった手順となるのか、こちらについて下記にご紹介いたしましょう!

インストール手順その1
- Spitfire Audio公式サイトからアカウントを作成

インストール手順その2

- Spitfire Audio公式サイトからBBC Symphony Orchestra Discoverをカートに追加 & チェックアウト

インストール手順その3

- 届いたメールから"Spitfire Audio App(同社のプラグイン管理アプリ)"をダウンロード

インストール手順その3

- 届いたメールから"Spitfire Audio App(同社のプラグイン管理アプリ)"をダウンロード & インストール

インストール手順その4

- 登録したアカウントでSpitfire Audio Appにサインイン(ログイン)

インストール手順その5

- Spitfire Audio Appにて同社のプラグインのインストール先(インストールパス)を選択(デフォルトでも構いません)

インストール手順その6

- Spitfire Audio App内のプラグイン一覧画面からBBC Symphony Orchestra Discoverをインストール

上記の手順が全て正常に完了していれば、あとはお持ちのDAWで使用できるはずです!
また、同社の開発したフリー音源シリーズ"LABS"も同様にSpitfire Audio Appから入手できますので、気になった方はぜひチェックされてみてはいかがでしょうか?

BBC Symphony Orchestra Discoverのデモサウンドを聴いてみましょう!

文章と画像だけではBBC Symphony Orchestra Discoverの音の特徴を知ることができませんよね!

せっかくなので、今回ご紹介したBBC Symphony Orchestra DiscoverをオリジナルのMIDIデータで演奏させたデモ動画をご用意しました!
(※デモサウンド内の楽器は全て同音源を使用しています)
(※エフェクト等での加工は一切していませんので、インストールされたら全く同じ音で使用できると思っていただいてかまわないかと思います)

それではBBC Symphony Orchestra Discoverのデモサウンドを試聴してみましょう!

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