メタル君の「今日の精神医学豆知識!」(711)-(715)
皆様、こんにちは。
鹿冶梟介(かやほうすけ)です😆
最近巷で話題の「備蓄米」について雑感を述べたいと思います(このムーブに乗るぜ🏄♂️)。
我が家では、お米はふるさと納税で定期的に頂いておりますので、正直申しまして、お米の価格についてあまり意識していなかったことをここに告白いたします🍚
... ...しかし、ニュースで米の価格が昨年の倍になっていたことに愕然(がくぜん)とし、さらに備蓄米の放出に至ったという事態に驚愕(きょうがく)しております。
小生の記憶では1993年の「平成の米騒動」の際備蓄米を放出したと記憶しておりますが、それほどの事態になっているとは... ...(日本大丈夫?😅)。
1993年の米騒動は記録的な冷夏による"不作"が原因でしたが、それまで主食である米を保護してきた日本が「コメ輸入自由化」に大きく舵を切った契機でもあり、当時は備蓄米が美味とか不味いとか、そういう次元の話ではありませんでした。
今回の米騒動(令和の米騒動)はお米の流通システムの問題...、それから、あまり報道されておりませんが、2024年夏からはじまった「米先物取引」の影響もあったのでは...、と小生は考えております。
先物取引となる米の量はまだ少なく、米価格にダイレクトに影響するわけではありませんが、先物における米価を参考にして、卸業者や転売ヤーが出荷を渋っていたのでは... ...、というのが小生の考察です(要するに先物取引により、"米は金になる"と思わせた、ということです)。
小生は経済学や政治に疎いのですが、主食の価格が投機やマネーゲームに左右されることは、国として極めて危険であり、大規模な災害や紛争が発生した場合、国防に関わる問題となるのでは...と危惧しております。
グローバリズムが金科玉条のように言われていたのは、もはや昔の話...、ポストコロナの現在においては、世界的に俯瞰すれば各国保護貿易に重心を置いているようにも見えます。
... ...となると、日本人の主食たるお米については、マネーゲーム(転売も含む)の対象から除外するような制度が必要だと感じます。
市場原理である「見えざる手」を重視しすぎると、その手はいつか自らの首を絞めることになりかねない... ...と小生は強く危惧しております。
メタル君の「今日の精神医学豆知識!」は、X(旧: twitter)で毎朝8時にアップしております。
X(旧: twitter)民の皆様も、X(旧: twitter)では語りきれなかった【メタルのおまけ】がございますので、ご興味があれば本記事を是非お読みください!
↓これは備蓄おにぎり!
【今日の精神医学豆知識集!(その143)】
711.昔は「統合失調症(旧:精神分裂病)には”起こりえない”とされてきた一種の迷信があったよ。例えば「統合失調症になると夢をみなくなる」という説があったけど、この話はデマだよ。この噂がなぜ広まったかは..、僕にもわからないよ🤔。
【メタルのおまけ】
昔はあったこの「統合失調症患者は夢を見ない説」が何故生まれたかは分からないよ...。しかし、夢と統合失調症の関連はいくつかあって、例えば統合失調症の発病前は夢をたくさん見る「多夢」という症状が出現することがあるよ。これは、統合失調症の発病前から睡眠が浅くなっている証拠だと考えられるね。健常者であってもわざと眠らないと、幻覚や妄想が出現するから、睡眠時間や質は脳にとってとても大切だと分かるね。
↓夢つくし、めちゃくちゃ高くなりましたね…。
712.かつて「統合失調症の知能は正常である」あるいは「知能が高い人が発症する」という言説があったけど、これも否定されているよ。統合失調症においてはいくつかの領域で明らかな認知機能障害が生じるんだ。知能が高い人が統合失調症になるというのもエビデンスはないよ。
【メタルのおまけ】
これは昔から存在する言説で、その理由は哲学者や思想家の中に統合失調症患者さんがいたためじゃないかな?哲学者で言うとソクラテスが、思想家だとルソーなんかが統合失調症だったと言われているね。統合失調症の認知機能に注目があつまったのはここ20数年ぐらいの話だから、この言説が信じられていたのも無理はないかも?
↓十五穀米でソクラテスのような賢者になれる?
713.かつて「統合失調症の人は嘘をつかない」という説があったけど、これも違うと思うよ。統合失調症の人も嘘をつくし、取り繕ったりするけど、すぐバレる嘘をついてしかもそれが真実と思い込むんだよ。...本人が「嘘」と思っていなかったら、嘘ではないのかな🤔?
【メタルのおまけ】
この言説は結構昔から言われているけど、要するに”上手に人をだます”ことができないという意味なんじゃないかな?でも、あくまで個人的な印象だけど、統合失調症の患者さんは詐欺行為はしないような気がするね(だまされることはあっても)。
↓”嘘”のように美味、あきたこまち!
714.「統合失調症の人は催眠にかからない」という説があったけど本当かどうかわかんないよ。コクラン・レビューによると統合失調症への催眠療法は他の精神療法と同等の効果があると報告しているからね。でも統合失調症に対して催眠療法は禁忌としている先生もいるみたいだね。
【メタルのおまけ】
この統合失調症催眠無効説は、中井久夫先生の著書に書いてあったんだけど、そのソースは不明だよ。統合失調症への催眠療法禁忌についても、その根拠は不明だね。これは僕の個人的感想だけど、催眠療法ってどうも科学というよりは職人芸やアートの類だから、エビデンスという切り口はちょっと弱い印象があるね。
↓魅惑のお米セットで、催眠状態に!?
715.「統合失調症の人は酒を飲んでも性格が変わらない」という説があったけど、これも本当か微妙な話だよ。実際、酒乱の統合失調症患者さんはいるし、逆にめっぽう酒に弱くて動けなくなる患者さんもいるからね。
【メタルのおまけ】
これも実は中井久夫先生の著書に書いてあったんだけど、絶対違うと思うよ。特に統合失調症患者さんの酒乱はちょっと恐ろしくて、飲酒時に家族に暴力を振るったり、警察沙汰になったりすることはよくあるんだよね。... ...それにしても何で中井先生はこんな説を唱えたんだろうね(知っている人、教えて!)。
↓小生がすきな日本酒の銘柄の一つです。
【メタル君の考察】
今回は「統合失調症の言説」に関係する精神医学ネタをツイートしたよ!
途中から中井久夫先生のことを書いたけど、こういった言説って昔の精神病理や精神分析の先生が経験則から語った言葉を、その弟子たちが金科玉条のように扱ったことが起源だと思うな。
これって教祖とその弟子にもよく起こる現象なんだけど、確かに有名な精神科医はある意味「宗教家」のようにふるまうことがあるよ。
患者さんだけでなく、周囲の医者もYESマンだらけになったら、自分は偉大だと勘違いしちゃうんだろうね。
中井久夫先生も、その著書中で精神科医が「傲慢症候群(ヒュブリス症候群)」に陥ることに警鐘を鳴らしていたね。
ちなみに中井先生の人柄は、温かく、いばらず、優しく、実際に彼に会って悪口を言う人はいなかったそうだよ。
周囲が中井先生を持ち上げすぎて、ちょっと困ってらっしゃったんじゃないかな...。
これからもマニアックな精神医学ネタをバンバン紹介するぞ😆
↓梅雨には雨傘が必須ですよね!
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— 精神科医・鹿冶梟介(かやほうすけ) (@kayahosuke) March 22, 2022
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