メタル君の「今日の精神医学豆知識!」(806)-(810)
皆様、こんにちは。
鹿冶梟介(かやほうすけ)です!
今日は、三連休の真ん中ですね!
院長になってから有給休暇がなかなか取れないので(取れなくはないが、仕事を溜めるのが嫌い)、こういった連休があるのは本当に嬉しいです☺️
昨日は夜に用事があったので休肝日にしましたが、今日は昼過ぎからビールを飲んで、noteを書いたり動画を観たり、とてもマッタリしております。
こんな風に何もせず、家での〜んびり過ごすのが最高の贅沢と、この歳になってしみじみと思います。
さて明日は何をしようかしら🤔(スポーツの日だから、運動?)
メタル君の「今日の精神医学豆知識!」は、X(旧: twitter)で毎朝8時にアップしております。
X(旧: twitter)民の皆様も、X(旧: twitter)では語りきれなかった【メタルのおまけ】がございますので、ご興味があれば本記事を是非お読みください!
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【今日の精神医学豆知識集!(その162)】
806.精神科医の悲しい時...。治療しても患者さんから感謝されるどころか恨まれる時。特に病識のない妄想性障害やパーソナリティ障害の患者さんからは敵視されることも稀じゃないからね...(恨まれて車に落書きされた医師がいたな...)。
【メタルのおまけ】
精神科に対する過度な期待が逆恨みになって、事件に発展することはしばしばあるよ。これは精神科だけでなくて、医療従事者あるあるだね。「こうじゃない」「もっと良くして」と元通りになることを要望する患者さんは、こういうケースが多いね。医療は時を戻す魔法ではなく、患者自身がもっている自然治癒力をサポートするもの... ...ぐらいに思っていた方がよいと思うよ(医療で100%はない)。
↓落書きするなら、こういうのに書いてちょうだい!
807.精神科医の悲しい時...。自殺未遂後(OD後)に精神科病棟に入院した患者さんに、「なんで助けたの」と泣かれた時。そして救急外来の先生から、「この人、先月も救急車で運ばれてきたよ」と若干キレ気味に言われた時...。(色々ごめん...)
【メタルのおまけ】
救急外来の先生方たちは精神科医に対して「なんでこんなに薬を処方すんだよ!」ってお怒りかもしれないけど、自殺を計画している患者さんは、主治医には「ちゃんと薬は飲んでいます」と診察の中で言いながらも、実は大量に溜め込んでいることがあるんだ。そしてその薬を「来るべきとき」にまとめて飲んじゃうことがあるんだよね...。精神科医からすると、「裏切られた~」みたいな感じがして辛いね。僕の場合、一度でも大量服薬した患者さんは漢方薬しか出さないようにしているよ(たくさん飲めないから)。
↓オーバードーズで調べたら、厨二心をくすぐるノートを発見!
808.精神科医の悲しい時...。医学生時代や国試で学んだ知識をすっかり忘れたと気づいた時。他科ドクターは卒業後も専門医取得のためyear noteを日常的に使っているようだけど、精神科医の場合、専門医・指定医取得に同書は不要だからね...。
【メタルのおまけ】
これは初期臨床研究が始まる前に国家試験に合格した精神科医あるあるだね。当時は、いきなり精神科で研修をはじめたから身体疾患に対する経験がほとんど詰めなくて、国家試験での知識はあっと今に溶けてなくなっちゃうんだよ。精神科医にとってとても重要な精神保健指定医の資格も、医学の基本というよりは精神保健福祉法という法律を如何に理解しているかを試すものだから、やっぱり医師国家試験の知識は不要なんだよね。
↓year note(イヤーノート)、大変お世話になりました!
809.精神科医の悲しい時...。知人から「自分を精神分析をしてくれ」と頼まれた時。精神分析をメンタリズムか何かと勘違いしているし、そもそも精神科医が全員精神分析ができると思われると困っちゃうね(資格が必要だよ)。
【メタルのおまけ】
精神分析は典型的にはクライアントはカウチソファーに寝そべり、自由連想によって思いうかんだことを分析医が傾聴し、その断片をつなぎ合わせて深層心理を解釈する...というものなんだよ。1回のセッションは40‐50分で、週に4回以上、期間は数年以上にわたるんだよ。でも最近は、そんなに時間を作ることが難しいから週1回以上と頻度を減らすこともあるよ。ちなみに国際精神分析学会が認定している精神分析家は日本では50人にも満たない絶滅危惧種なんだよ。
↓メンタリズムといえば、この人ですよね!
810.精神科医の悲しい時...。”精神科医は心が広い”とか”メンタルが強い”と思われ、患者さんやその家族からサンドバッグ代わりにのように怒鳴られたり物を投げられたりする時。精神科医も失礼な態度をとられれば傷つくし不愉快になるよ。
【メタルのおまけ】
これは本当につらいよ。他の科の先生たちも同じような目にあっているかもしれないけど、精神科医はなぜか「やさしい=怒らない」とイメージされて、無茶苦茶なことを言ってくる患者・家族が一定数いるんだよ。あまりにも失礼な態度を取り続ける場合、出禁にすることも可能なんだけど、そんなことをするとGoogleのクチコミで大抵悪口を書かれるんだよな... ...😅。
↓モンペ(モンスターペイシェント)と聞くと、ばあちゃんのこれを思い出します。
【メタル君の考察】
今回は「精神科医の悲しい時」に関係する精神医学ネタをツイートしたよ!
精神科の特殊性から生じる話だけど、他の科のドクターたちもその科特有の「悲しい時」ってあると思うよ。
それから医師だけじゃなくて、看護師さんなどのコメディカル特有の「悲しい時」もあるんじゃないかな?
ちなみに、今回の投稿で特に反響が大きかったのは810のポストだったかな?
日本ではみんなが等しく医療サービスを受けられるけど、そのせいか横柄な態度をとる患者やその家族がいるのは本当に困るね... ...。
彼らの多くは社会的弱者であるため、"反撃"してこない病院で憂さ晴らしをしているのかもしれないけど、今後はこういった理不尽な患者に対する対応策を講じないと、医療崩壊がますます進んじゃうと思うね。
これからもマニアックな精神医学ネタをどどどん!と紹介するぞ😆
↓この傘、ちょっと欲しいかも!
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— 精神科医・鹿冶梟介(かやほうすけ) (@kayahosuke) March 22, 2022
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