メタル君の「今日の精神医学豆知識!」(891)-(895)
皆様、こんにちは。
鹿冶梟介(かやほうすけ)です☺️
今日は医師国家試験(国試)の最終日だったそうです。
120回生の皆様、お疲れ様でした!
ちなみに小生が国試を受けたのは20数年前ですが、やはりテストは大変でした... ...。
現在の国試は二日間400問なのですが、当時の国試は三日間500問。
よくよく考えると、人生の中でこれだけたくさんの試験問題を解いたのは後にも先にもこの三日間くらいでしょうか。
当時の小生を、自分で褒めてあげたいぐらいです。
ところでXでポストしましたが、当時の国試中にこんな出来事がありました↓
【医師国家試験の思い出】
— 精神科医・鹿冶梟介(かやほうすけ) (@kayahosuke) February 6, 2026
明日はいよいよ医師国家試験ですね。
小生が医師国家試験を受けたのは20数年前。
試験会場の入場待ちをしていると後ろから謎の伝言が回ってきました。
「呼吸器の〇〇について試験に出るらしい。前に伝えて」
半信半疑で前の受験生にその通りに伝えました。
ーーそして本番。…
あれは確か試験二日目だったと思いますが、試験会場の開門前、入り口で並んでいると後ろの学生(同じ大学)から、
「今年は呼吸器から○○が出るらしいぞ。前の人に伝えて!」
と声をかけられました。
突如として始まった伝言ゲーム... ...。
一緒に来ていた友人らと一瞬顔を見合わせ、「え?マジ?」と言いながら、前にいた全然知らない受験生(他大学生)に、同じように伝えました。
伝えられた学生も「え?」という感じでしたが、さらに前の学生へと無事伝えてくれました。
小生も友人らも全く信じてはおりませんでしたが、「念の為」と思い、イヤーノートでその呼吸器疾患のページに目を通しておきました。
すると、当日の試験に何とその通りの問題が出ているではありませんか!?
伝言ゲームのおかげで小生は500問中の1問を正答することができたのです。
試験終了後、友人らとこの"伝言ゲーム"について話しましたが、情報の出所は結局不明。
しかし、おそらく試験作成者が問題を漏らしているのではないのかーー、そんな話になりました。
後にこの話に尾鰭がついたようで、某医学予備校(国試浪人の予備校)が出題者に賄賂を渡し、その見返りに問題を教えてもらったのでは... ...という噂も。
この噂の真偽は今や確かめようもありませんが、似たような話は"医学部都市伝説"として今でも語り継がれてるかも知れませんーー。
↓イヤーノート、国家試験対策のバイブルです!
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【今日の精神医学豆知識集!(その179)】
891.良い精神科医の条件ってなんだろう?精神科医として重要なのは、患者さんの話を真摯に聞く「傾聴力」が高いドクターだと思うよ。患者さんの話を遮らず、相手に寄り添って悩みを最後まで聞くことが治療につながるよ。
【メタルのおまけ】
傾聴力は今も昔も大切なのは違いないね。昔の大学病院精神科では、毎回1時間以上ゆっくり診察するドクターもいたよ。でも独立法人化してから採算性が重視されたため、いまの大学病院で一人の精神療法に1時間もかけることはまずないよ。
↓未読ですが、同僚の心理士が持ってました。傾聴の基本が学べます。
892.良い精神科医の条件ってなんだろう?精神科医として大切なのは、患者さんに分かりやすい言葉で病気や治療について説明する「伝達力」が高いドクターだと思うよ。専門用語や横文字ばかり使うドクターには注意しよう。
【メタルのおまけ】
伝達力も精神科医にとって必要な能力だね。患者さんやその家族に病状・原因・治療方針などを分かりやすく説明しなければ、インフォームドコンセント(IC)やシェアド・ディシジョン・メイキング(SDM)は困難となるからね。患者さんやその家族にやたらと横文字を使う医師は、中身のないビジネスマンのように、その医師自身も伝達力に自信がないのかも知れないよ。
↓伝達力、大切ですよね!
893.良い精神科医の条件ってなんだろう?精神科医に必要なのは、患者さんの苦悩を理解し、共に悩みながら治療をする「共感力」の高いドクターだと思うよ。単に話を聴くのではなく、心の底から共感できなければ患者さんに寄り添うことは難しいと思うよ。
【メタルのおまけ】
共感力は精神科医だけでなくすべての医療従事者に必要な資質だよ。物ではなく人を扱う仕事だから、そこに共感が無ければ医療は成立しないと思うよ。外来で「薬の自動販売機」のようになっている精神科医は、そもそも医療にはむいていないと思うな(共感大事!)。
↓共感力は医療従事者共通の資質かも?
894.良い精神科医の条件ってなんだろう?患者さんの言葉・態度・表情などからその患者さんの精神状態や問題点を的確に理解する「分析力」の高いドクターだと思うよ。単に診断基準に当てはめて診断名をつけることは分析力とは言わないよ。
【メタルのおまけ】
精神科医は紹介状や問診だけでなく、患者さんから得られるすべての情報を統合して診断を下すよ。患者さんからの言葉を鵜呑みにする、診断基準にあてはめるチェックリスト形式の診察では、本当の診断は難しいね。患者さん自身が気づかない隠れた症状もあるから、態度や表情から「ひょっとして?」と疑う直感が冴えているドクターだよね。
↓分析と直感で調べたら、こんな本が!
895.良い精神科医の条件ってなんだろう?「傾聴力」「伝達力」「共感力」「分析力」以上に大切なのは極論すると「相性」かも。患者さんもドクターも十人十色。ある患者さんにとって最良の医師も他の患者さんとってはイマイチ...なんてことはしばしばあるよ。
【メタルのおまけ】
中にはたくさんの患者さんから信頼を得ている素晴らしいドクターもいるけど、そんな立派なドクターに対しても「合わない」と言って去っていく患者さんはたくさんいるよ。例えるなら、どんな有名人・アイドルでもアンチは必ずいるーー、みたいなものかもね。精神科におけるドクターとの相性は長期的予後に関係するから、みんなも信頼できるドクターが見つかるといいね!
↓こういうの、今も昔も女子は大好きですよね。
【メタル君の考察】
今回は「良い精神科医」に関係する精神医学ネタをポストしたよ!
良い精神科医の条件について色々挙げたけど、結局は「相性」なのかもしれないね。
それでもより多くの患者と好相性となるドクターこそが一流だよね。
鹿冶先生の知り合いの名医は、「相手にチャンネルを合わせて面接する」と言って、口調や話す内容を自在に変える先生だったね。
仏教用語に「機根(きこん)に応ずる」という言葉があるけど、精神科医が求められる対応とはまさに
これからもマニアックな精神医学ネタをずずぃーと紹介するぞ😆
↓ドラクエの創造主の本、是非読みたいですね!
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— 精神科医・鹿冶梟介(かやほうすけ) (@kayahosuke) March 22, 2022
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