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メタル君の「今日の精神医学豆知識!」(871)-(875)

皆様、こんにちは。

鹿冶梟介(かやほうすけ)です☺️

正月が明けてから一週間が経ちましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

小生はというと、マジで「正月ボケ」状態……否、「正月うつ」に近い状態でしたよ😭

特に正月明けの1月5日は、なかなか頭が回らず、手書き書類でも「R7年1月……」という具合に年号を間違えて書き続けておりましたがな……😅(事務の方、ゴメンね)

ひどい場合には「12月5日……」なんて日付を書くこともあり、これはもう間違いなく「重度の正月ボケ」と診断できましょう。

こうしたミスをちょこちょこ重ねていると、「あぁ、情けなや……」と自責の念がじわじわと頭をもたげ、もう一人の自分から「そんなことで院長を続けられるのかい?」と、冷徹な瞳で射抜かれたような気分になりました。

「やばいーー、喜びがない……(酒がない🥺)」

――ということで、三連休はガッツリとワインを飲み、自信を回復中でんがな🤗🍷

ところで、自分なりにこの正月ボケ(正月うつ)とは何ぞや?と考察していたのですが、この状態、海外旅行の時差ボケにちょっと似ていませんかね?

海外旅行で非日常を満喫したドパミン過剰状態から、一気に日常へ引き戻されるあの空虚感……。
時差による生活リズムの乱れと倦怠感――これって、まさに正月ボケ(正月うつ)そのものではないでしょうか。

様々なバイオマーカーを用いて、時差ボケと正月ボケを比較してみると、案外おもしろい結果が出てくるかもしれません。

興味のある研究者の方がおられましたら、ぜひ検証をお願いいたします(ぶん投げ気味)!

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【今日の精神医学豆知識集!(その175)】

871.向精神薬の副作用でよく見られるのは「眠気」だね。抗精神病薬や抗うつ剤に共通する眠気の原因として、抗ヒスタミン作用があげられるよ。一方、抗不安薬はベンゾジアゼピン受容体に作用するから、睡眠薬と同様のメカニズムで眠気が生じるよ。

2025年10月21日

【メタルのおまけ】
抗ヒスタミン薬の眠気はあるあるだよね。例えば花粉症の季節に呑むアレルギーのくすりも、第一世代、第二世代の抗ヒスタミン薬においては「運転禁止」となっているぐらい、眠気が生じやすいんだよ。一方、同じ第二世代の薬でも、ビラノア、アレグラ、クラリチン、デザレックスなんかは運転禁止ではなんだよね。

↓アレグラは眠気は比較的少ないですね。


872.向精神薬の副作用でよく見られるのは「便秘」だね。これは向精神薬の多くが抗コリン作用があるから起こるんだよ。便秘が続けば麻痺性イレウスになったり、さらに長期間だと巨大結腸症をおこすこともあるよ。

2025年10月22日

【メタルのおまけ】
統合失調症患者さんが重度の便秘に苦しむのはよくある話だね。精神科薬による腸管運動の抑制、活動性低下による運動不足、偏食による食物繊維不足、慢性的な下剤の仕様などが原因となるだろうね。最近は腸内細菌の関与等も考えられているようだけど、何かよい対策方法が必要だね。

↓我が家ではみんなこれを飲んでいます!


873.薬剤性肝機能障害も注意すべき向精神薬による副作用だよ。薬剤性肝機能障害は基本的にどの向精神薬でも起こりえる副作用なんだけど、フェニトイン、カルバマゼピン、バルプロ酸、クロルプロマジン、ハロペリドールなどはよく起こすね。

2025年10月23日

【メタルのおまけ】
ここに挙げた薬の中で特に注意するべきなのがバルプロ酸かな。バルプロ酸は肝機能障害も引き起こすけど、同剤は高アンモニア血症を起こすことがあるんだ。高アンモニア血症は意識障害など重篤な副作用をきたすからバルプロ酸投与中にはアンモニアの血中濃度も測定するといいよ。ちなみにバルプロ酸がなぜアンモニア濃度を上げるのかは不明なんだけど、バルプロ酸によってアンモニア代謝の促進に重要なカルニチンが欠乏するから...と言われているよ。

↓アンモニア臭を消したい方はどうぞ!


874.体重増加も向精神薬でよく起こる副作用だよ。抗精神病薬であるMARTA系薬剤(クエチアピン、オランザピンなど)で体重増加が問題とされるけど、抗うつ剤でもミルタザピンやアミトリプチリンで体重増加は起こるよ。

2025年10月24日

【メタルのおまけ】
向精神薬の多くは体重増加の副作用を持つけど、これはH1(ヒスタミン)受容体や5-HT2C受容体への作用によるグレリン分泌(食欲ホルモン)増加が関与しているらしいよ。ちなみにMARTA系薬剤のオランザピンは、糖尿病を引き起こすことでも知られているんだけど、これは膵臓のβ細胞への毒性や、プロインスリンの成熟を妨げるため...という研究結果が日本から報告されていたね。

↓これはグレリンではなくグレムリン(言うと思ったでしょ?)!


875.向精神薬による心電図異常としてよく知られるのはQT延長症候群だよ。抗うつ剤や抗精神病薬で生じる副作用で、QT延長自体は無症状であることが多いけど、突然Torsades de Pointes型の心室頻拍が起こり、心室細動に至ることもあるから要注意だよ。

2025年10月25日

【メタルのおまけ】
抗うつ剤、抗精神病薬いずれもQT延長を引き起こすけど、とくにSSRIであるシタロプラムがQT延長を起こしやすいって。ちなみにシタロプラムは日本では販売されていないよ。ちなみに日本でQT延長症候群の患者さんへの投与が近似されているのは、クロミプラミン、イミプラミン、エスシタロプラム、ピモジドだよ。これらの薬を使いたい場合は、あらかじめ心電図をとっておくことをお勧めするよ!

↓我が家の延長コードはこういうのを購入したので、ちょっと邪魔です。


【メタル君の考察】

今回は「向精神薬による身体的な副作用」に関係する精神医学ネタをポストしたよ!

精神科のお薬は精神だけでなく、身体にも影響することがあり、時には重篤な副作用となることもあるんだよ。

今回では紹介しなかったけど、悪性症候群やパーキンソニズムなども注意すべき身体的な副作用だね。

副作用に精通していないと、副作用で調子が悪いのに「薬が不十分だから増量してみましょう」とまったく逆効果なことをやっちゃうんだよね。

特に注意したいのが、定期的に採血をしないクリニックは身体的な副作用を見逃しやすいから、患者さんが自分から「たまに採血をお願いしたいのですが」と申し出る方がよいよ。

ここで「もちろんです!」と返事をするクリニックは良いけど、「え〜採血ですか?」と渋るクリニックはヤ○が多いから病院を変えた方がいいね。

これからもマニアックな精神医学ネタをバリバリに紹介するぞ😆


↓大人になってしまった勇者たちなら、欲しいですよね!


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