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メタル君の「今日の精神医学豆知識!」(636)-(640)

皆様、こんにちは。鹿冶梟介(かやほうすけ)です😆

最近、インフルエンザがめちゃくちゃ増えてきましたね。

報道によると現行の統計開始以降で、インフルエンザ感染者数は過去最高に達したそうです。

小生の周りでも何名かインフルエンザでダウンしている人がおり、また知り合いの内科医の先生からも「急患センターはパンク状態」と聞きました。

実をいうと小生の息子も39℃近い高熱が出て、「やばいインフル?」と思ったのですが、1日で解熱しました。

そこで病院は行かせず、1日ほど待ってから市販のコロナ・インフルの検査キットでチェックしたところ陰性でした。

本人も翌日から元気になり、「一体何だったのか?」とう感じです(念のため2日間休ませましたが)。

本来なら解熱後も念の為コロナ・インフルの検査目的で病院受診をさせたいところでしたが、多くの医療機関が逼迫している現状を考えると、今回自宅で検査したことは結果的に良かったと思います(それに病院に行って、逆にコロナ・インフルをもらうこともあるので…)。

医療資源は限られているのでコロナやインフルエンザの検査や治療がもっと安価かつ簡便になってにほしいですね...🤔

メタル君の「今日の精神医学豆知識!」は、X(旧: twitter)で毎朝8時にアップしております。

X(旧: twitter)民の皆様も、X(旧: twitter)では語りきれなかった【メタルのおまけ】がございますので、ご興味があれば本記事を是非お読みください!


【今日の精神医学豆知識集!(その128)】

636.JAMA Psychiatryは米国医師会が発行する有名精神医学雑誌だよ。元々は1919年に創刊されたArchives of Neurology and Pscyhiatry(後のArch Gen Pscyhiatry)という雑誌で2013年に現雑誌名になったよ。ちなみに同雑誌の2023年のIF(インパクトファクター)は22.5だよ。

【メタルのおまけ】
JAMAはJournal of American Medical Associationの略で、世界五大医学雑誌(通称ビッグファイブ)の一つだよ。ちなみに2023年のインパクトファクターは63.5だよ。昔はJAMAにファーストオーサー(筆頭著者)として掲載されれば、教授になれると言われていたね。JAMA Psychiatryはそんな偉大な雑誌の姉妹誌(sister journal)なんだよ。

↓JAMAは「ジャマ」と読みます。パジャマ…ではありません。


637.Lancet Psychiatryは国際出版会社エルゼビアが発行する査読付き精神医学専門雑誌だよ。2014年に創刊された歴史の浅い雑誌だけど、五大医学雑誌のひとつLancet(ランセット)の名前がつくことからあっという間に一流雑誌になったよ。ちなみに2023年のIFは30.8だよ。

【メタルのおまけ】
医学者でなくても聞いたことのある雑誌Lancet(ランセット)の姉妹誌がLancet Psychiatry なんだよ。ちなみにランセットとはオランダ語で「メスの刃」を意味するよ。ランセットも世界五大医学雑誌(通称ビッグファイブ)の一つで、2023年のインパクトファクターは98.4だよ。

↓「メス」と言えば、漫画「メスよ輝け!!」を連想します!


638.American Journal of Psychiatryは米国精神医学会によって1844年に創刊された精神科専門雑誌だよ。ちなみに創刊当初は「American Journal of Insanity(米国狂気雑誌)」という名称だったよ(同人誌的名称?)。ちなみに2023年のIFは15.1だよ。

【メタルのおまけ】
精神科医がお世話になっているDSMシリーズの作成元の米国精神医学会が発行する学会誌だよ。今でこそ精神科領域ではハイインパクトファクタージャーナルの代名詞なんだけど、2000年頃はIFは4-5ぐらいで、そこまですごい雑誌ではなかったよ。この10数年で急激に伸びた雑誌だね。

↓このチーズソースのようにIFも伸びたのですね。


639.Molecular Psychiatryは1997年からNature Publishing Groupより発行されている精神科専門雑誌だよ。精神科臨床ではなく基礎研究や生物学的なテーマを紹介する雑誌だね。ちなみに2023年のIFは9.6だよ。今更だけどIFは科学雑誌におけるドラゴンボールでいう戦闘値のことだよ。

【メタルのおまけ】
Molecular Psychiatryはご存知超有名雑誌「ネイチャー」の系統の雑誌だけど、姉妹誌という扱いじゃないよ。「Nature Portfolio」に分類されるんだって。ネイチャーの姉妹誌には「Nature Medicine」や「Nature Neurosicience」のように「Nature~」がつかないとダメなんだね。ちなみに本家の「Nature」のIFは50.5だよ。他の雑誌と比べてもべらぼうに高いね(まさにドラゴンボール状態...)。

↓これがあれば、雑誌のIFも瞬時に測定できる…かも?


640.Psychiatry and Clinical Neurosciences(PCN)は学術出版社ワイリーから発刊される精神科専門雑誌だよ。PCNは1933年に創刊された日本精神神経学会の英文機関誌なんだよ。ちなみに2023年のIFは5.0だよ。2022年のIFは11.9だったのに...(大暴落)。

【メタルのおまけ】
日本が誇る精神科国際英文雑誌がPCNだよ。これも昔のIFはめちゃくちゃショボくて、論文投稿時の敗戦処理のような立ち位置だったよ。でも、今や立派な雑誌になったのでPCNで博士号をとることは胸を張ってもいいと思うよ(僕は投稿したことはないけど)!

↓未視聴ですが、面白そうです!


【メタル君の考察】

今回は「精神科の国際雑誌のインパクトファクター」に関してツイートしたよ!

本文でも書いたけど、国際雑誌の凄さの指標としてインパクトファクター(IF)という数値が使用されるよ。

IFはちゃんとした定義(計算方法)があって、「過去2年の掲載記事の総引用数÷過去2年の掲載論文数」なんだよ。

要するに一掲載論文あたりの引用回数を意味するんだ。

引用される = よい雑誌、というのはある意味当然だけど注意が必要だよ。

例えば、中国は近年有名欧米科学雑誌に対抗すべく国際雑誌を創刊し、そのIFを意図的に釣り上げているんだよ(わざと国内の研究者にその雑誌を引用させてIFを増やす)。

話はそれるけど、論文を投稿する際に掲載料(APC)が必要な場合があるけど、APC欲しさに適切な査読もせずに論文を公開する雑誌を海外では「predatory journal(捕食ジャーナル)」、日本では「ハゲタカジャーナル」と呼ばれているよ。

このハゲタカジャーナルが研究者をおびき寄せる”餌”にしているのは、不当に釣り上げたIFだったりするからちょっと悪質だよね...。

IF至上主義は科学の在り方をゆがめる危険性があるから、その功罪を議論する時期に来ていると思うな。

これからもマニアックな精神医学ネタをビシバシ提供するぞ😆

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