お金というエネルギー。
エネルギー。
エネルギーとは仕事をする力、
つまり何かするときに必要なもので、この総量はエネルギー保存の法則によって変わらないとされている。
そして、エネルギーは総量は変わらなくとも姿を変えることはできる。
位置エネルギーが運動エネルギーに。
運動エネルギーを電気エネルギーに。
電気エネルギーを音エネルギーに。
そうして、エネルギーはあらゆる形に姿を変えて存在し続ける。
例えば、発電所で100%電気エネルギーに変換されないのは、音エネルギーや運動エネルギーなどに変わってしまっているからで、全体でみれば
エネルギーは失われていない。
LEDがいいのは、あつくならないから。
つまり、電気エネルギーが熱エネルギーになりにくく、白熱電球よりも光エネルギーに変換できる。
こうして変換でき、総量が変わらないことがエネルギーの特徴だ。
私はこれを知った時、
「金じゃん」って思った。
金はあらゆるものと交換できる。
何か物を作るときに
必要な食べ物や家賃・土地などの
物質はもちろん、
お金で人を雇うことは時間と交換でき、
インスタ映えするスイーツが高いことから
承認欲求と交換できているし、
ブランド物が高いことから、
希少価値、
つまり共通認識と交換できているし、
そもそもお金なんだから信用とも交換している。
これはエネルギーの姿を変えて存在し続けることと似ており、100%の交換が可能なエネルギーだ。
また、お金を刷りすぎた結果インフレすることから、エネルギー保存の法則のように、総量が変わらない性質も似ている。
ただ、ここで疑問も出てくる。
今お金はめちゃくちゃ増えている。
失われた30年なんて言われたり、アメリカやヨーロッパで停滞が言われたりするが、長いスパンで見るともう右肩上がりに経済成長してきている。
ここら辺の研究結果はもうあらゆる論文で示されているので紹介しないが、気になる人はファクトフルネスって本をおすすめする。読みやすいしわかりやすい良書だ。
そこでも述べられている通り、貧困は減り、二極化は減ってきている。またやすいやすい言われている賃金も上がっている。
となるとまた別の資源が減っているのではないか。
まず確実にあるのは自然の開拓だ。
代表的なのはアマゾンだ。アマゾンの森林は、燃やしたりして土地を作り、パーム油のための農作地にしている。
土地自体もお金になるし、パーム油もお金になる。
お金はあらゆるものと交換でき、
その中に当然土地や油、
地球も含まれている。
温暖化もその一つだろう。
余談だが、温暖化なんてがなんだかんだでそんなの嘘だという人もいるが、実際上がっている。
あと、これは意外と言われたないが、CO2よりもメタンの方が温室効果が28倍も高い。また放出されてからの20年間だと80倍という説もある。
そしてこれがCO2の次に多い。28倍〜80倍のダメージのあるガスが2位だ。排出量×温暖効果で計算して見たところCO2よりも大きい。
メタンは主にウシのゲップや、化石燃料の発掘・生成過程で空気中に出ていくので、人為的な原因がはっきりしている。日本だと水田から4割が出ているとも言われている。
co2よりもメタンを減らすことのほうが温室効果ガスを減らすという点においては単純計算で28倍以上効果があるのでメタンを削減・有効活用できるようにした方がいいと思ってる。
温暖化の話はこれくらいにしといて、
他には労働時間や承認欲求の正常性、幸福度といった非物質的なものも減っているだろう。労働時間では過労死が問題になったり、トラックなどの物流に関わる人の労働環境も問題視されている。
最近、それらに対して解決しようとする動きが見られてきて、安心している反面、それによって送料が高くなったり、届くのが遅くなったりと影響も懸念されていて、やっぱり一部の人の過大な労働時間によって社会が支えられているんだなと感じた。
このようにお金はあらゆるものと交換できること、不変的なことが強みだ。
だけど、それによるデメリットもしっかりある。
それらを無視してはならないし、エネルギー保存の法則的には、お金の総量は変わるはずがない。お金が増え、資産の多い人間が増えていることは一定度まではデメリットが表面的になることはない。
だが、私はその限界がようやく見えてきて、少しずつ表面化してきていると考えている。資産の多い人が増える反面、誰かの貧困や地球環境、労働環境や非物質的な時間や幸福が失われていることを忘れてはならない。
風山文
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