「実行」させるコーチングのポイントってどんなこと?
今回は以下の記事で書いた私が考える「実行させるためのコーチング」のポイントをまとめておこうと思います。
ちなみに、以下の記事では、それぞれのポイントについての参考書籍の引用文と私の意見なども書かれているので、詳細の部分を知りたい場合はご一読宇いただけると幸いです。
【vol.1】「実行力」を身に付けるためには何をしたらいいの?(決心編)
【vol.2】「実行力」を身に付けるためには何をしたらいいの?(実行編)
【vol.3】「実行力」を身に付けるためには何をしたらいいの?(維持編)
【vol.1~3】「実行力」を身に付けるためには何をしたらいいの?
こちら執筆にあたって以下の書籍を大変参考にさせていただきました。
興味あればぜひ読んでみることをオススメいたします。
後回しにしない技術(著:イ・ミンギュ)
【大前提】実行力は「技術」である
🌟コーチングポイント🌟
考えを整理した後に、それを解決するために「実行」させることがコーチングの価値であり、そして「実行すること」はやる気というような気持ちの問題ではなく、再現性のある技術だからこそ、誰でも習得ができる、つまり、学べるものであると言えます。
決心編
【vol.1】「実行力」を身に付けるためには何をしたらいいの?(決心編)
①実行プロセスこそ具体的に検討
🌟コーチングポイント🌟
目的をイメージさせることよりも、実行プロセスを具体的に検討する
②実行を続けられる(習慣化する)手段を模索する
🌟コーチングポイント🌟
実行するためのプロセス(手段)を探す手伝いをして、その姿勢を学習者に身に着けさせる
🌟コーチングポイント🌟
長期的な目標(=最終的な目的)を戻り先として、それを実現するために小さな具体的なアクション(やること)として短期的な目標(=中間目標)を決めさせる
例)長期的な目標:○○大学合格
短期的な目標①:△月の模試で□□点を取る
短期的な目標②:2週間後までに××を覚える
③正しく「問い」、具体的に「答える」
🌟コーチングポイント🌟
問題を抽象的な話で終わらせず、具体的に認識して具体的に解決策を考え実行させる
④逆算してスケジューリングせよ
🌟コーチングポイント🌟
目的に対しては期限を意識して、その期限に沿ってスケジュールは逆算的に考える。
⑤必ず代案を考える
🌟コーチングポイント🌟
想定通りできないときの代案となる行動を検討させる。
⑥代案検討は自身のコントロール力につながる
🌟コーチングポイント🌟
学習者自身が自分をコントロールする術として、常に代案を考えるクセをつけてもらう
⑦計画は公開する
🌟コーチングポイント🌟
計画を失敗が知られたくない人に公開する。
ある意味強制的に公開させるためにコーチが鼓舞する。
⑧失敗したときの対価を考える
🌟コーチングポイント🌟
失敗した場合に取り組む「失敗することより嫌なこと」を設定する。
これは自分だけで完結せず、他人が関わること(=やらなければならないこと)にする。
⑨「なぜ、やらなくてはならないか」を突き詰める
🌟コーチングポイント🌟
行動に移せないのは目的(やるべき理由)が切迫していないから。
「やってみよう」よりも「なぜやらなければいけないか」にこだわって目的を深める問いかけをする。特に「できなかったら問題があること」に着目する。
実行編
【vol.2】「実行力」を身に付けるためには何をしたらいいの?(実行編)
①先延ばしは「やらない」
🌟コーチングポイント🌟
先延ばしにした「やる」宣言は「やらない」と言っているのと同じ。
行動の切実性を今一度問い直そう。
②「あとでやる」は最悪
🌟コーチングポイント🌟
手段は実行されて初めて意味があることを強く意識させ、考えた手段をともかく今日からやってみさせる。
③始めるハードルは下げる
🌟コーチングポイント🌟
始めるハードルが1番高い。
作業や環境を整理して、習慣的に「まず始める」ことができるためのアクションを見つける。
④嫌でもやれる環境
🌟コーチングポイント🌟
やる気の有無はどうでも良く、むしろそこに依存しないようにすることが重要。
嫌でも手が付けられる環境を整備させよう。
⑤続けられる負荷で
🌟コーチングポイント🌟
最初は高負荷(長時間)な計画にしない。
習慣化させるために短時間で良いので、確実に実施できるアクションを考える。
⑥「開始」までに期限をつける
🌟コーチングポイント🌟
期限は締切(終了時)だけでなく、開始に対しても設定する。
開始にも「期限」という感覚を持つ。
⑦最大効率は締切前
🌟コーチングポイント🌟
行動予定時間は少し厳しめに設定することで、締切前に必死になる感覚で効率的に行動できる可能性がある。
ただし、これは最低限の習慣化ができていて、アクションの質を上げていくときのテーマにする。
⑧すべては「実験」
🌟コーチングポイント🌟
すべてのアクションは自分自身を使った実験と思って学習者に取り組んでもらう。
コーチは学習者と共にアクションを具体的に検討して、実験結果としてできたこと・できなかったことを一緒に確認する。
⑨行動は定量的に確認する
🌟コーチングポイント🌟
計画を立てたときには予定と実績を時間などの定量的な数値で確認する。
感覚ではなく事実として認識させる。
⑩阻害する行動を特定する
🌟コーチングポイント🌟
実行がうまくいかないときは、アクション直前の阻害している行動を具体的に挙げさせる。
その上で、まずは実験としてその行動自体ができないようなアクションを検討する。
⑪自分で自分を律する環境
一つ前の話とほぼ同じではありますが、要するに、ウォーミングアップの時間を取らないような環境的な工夫をしましょうという話です。
今回の例は比較的簡単にできることですが、例えば、ついスマホを見てしまうときに、自問自答してアクションに向かわせる方法として有効です。
🌟コーチングポイント🌟
アクションの前の不要なウォーミングアップの時間を無くせるような環境上な工夫を行う。
スマホの待ち受けを自問自答してしまうものに変えて、自分で不要な行動を止めてもらう。
維持編
【vol.3】「実行力」を身に付けるためには何をしたらいいの?(維持編)
①学習者の「きっとできる」を信じる
🌟コーチングポイント🌟
学習者自身に「自分はできる」と規定してもらうことは大切。
ただコーチが学習者の意識を変えることは難しいので、少なくともコーチはできると信じているという姿勢を持ち続ける。
②意志には頼らない
🌟コーチングポイント🌟
実行は、意志ではなく、習慣化できる環境により為される
③自分で自分を追い込ませる
🌟コーチングポイント🌟
やらないと不利益を被る環境に自分自身を追い込めば、必然的に実行できる。
自分で自分を追い込むのは難しいところがあるので、コーチが背中を押してあげる。
④マンネリには目的意識再確認
🌟コーチングポイント🌟
しつこいくらい目的達成の意義とその手段の明確化を行わせる。
学習者はわかっているようで時間が経つにつれて意識が薄くなるので、コーチと話すタイミングで毎回強い目的意識を取り戻させる。
⑤目的に関連する情報を浴びる
🌟コーチングポイント🌟
目的に関連する情報に触れる機会を増やすように環境を整えたり声掛けをする。
⑥目的から目を逸らさない
🌟コーチングポイント🌟
実行を維持させるためには目的を思い起こす刺激を学習者の周りに存在させるように工夫する。
例)
言語的・常識的触発刺激:スマホの待ち受けを目的(志望校など)に設定して、行動できないと感じるときに目的を思い起こす
状況的触発刺激:図書館に行って勉強するなど、周囲の状況で目的に対してアクションを喚起する
社会的触発刺激:同じ目的を持つ人と一緒にゴールを目指すことで、目的をより強く意識するようになる
