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【毎週ショートショートnote】お題:作家ワールドカップ「日本代表作家の条件」(408字)

作家ワールドカップが来年に開催される。
日本代表はノーベル文学賞候補として度々名前の挙がる作家が、国内予選を経ずに選ばれる予定だった。
そんな中、ある作家が国内予選への参戦を表明した。

その作家に実力があるかを見極めるため、選考委員が呼び出した。

「今の代表に勝っているところは」
選考委員の初老の男性が尋ねた。

「作家業の傍らでサブ3を達成した」
その作家は不敵な笑みを浮かべた。

選考委員の面々が顔を見合わせ、ざわつき出した。
「今の代表は、全盛期でフルマラソンを3時間27分40秒、俺は3時間切りだ」

選考委員の若い男性が尋ねた。
「100㎞マラソンと、トライアスロンの経験は」
「それはない」
「話にならないな。世界で戦うには100㎞の経験は最低条件、それにトライアスロンをする対応力やタフさが必要だろう」

その作家が呻くように叫んだ。
「そんなもの、すぐに参加してやるよ」

「もう、全然関係ない」と傍らにいた書記の女性が顔を上げて言った。


毎週ショートショートnoteのお題「作家ワールドカップ」に参加しました。
サッカーワールドカップにかけてのお題ですが、難しかったです。
皆様に読んで頂けると嬉しいです。

創作大賞2026の恋愛小説部門に応募した「ドウセイドウメイ」です。
第1話はこちらから読めますので、お時間のある時に読んで頂けると嬉しいです。

前回のお題「梅雨占い」で書いた「米の民族」はこちらです。

#毎週ショートショートnote
#作家ワールドカップ
#創作大賞2026
#オールカテゴリ部門

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