読書の質を劇的に変える「線の引き方」|一流の人の読書術を学ぶ
著者プロフィール: 土井 英司
出版マーケティングコンサルタント / ビジネス書評家
有限会社エリエス・ブック・コンサルティング代表取締役
日刊書評メールマガジン「ビジネスブックマラソン」編集長
1974年生。慶應義塾大学総合政策学部卒。専攻はマーケティング。学生時代にギリシアに留学。大学卒業後、ゲーム会社を経て編集者・取材記者・ライターとして修業。
今回の本は、土井 英司さんの本です。アマゾンジャパンの立ち上げに関わり、カリスマバイヤーと呼ばれ、その後有限会社エリエス・ブック・コンサルティングを設立しました。『人生がときめく片づけの魔法』で有名になった近藤麻理恵さんを発掘された方でもあります。
実は私は以前、本の編集者の方経由で、土井さんとご飯をご一緒させていただいたことがあり、今回の本もその本の編集者の方の紹介で読むことになりました。土井さんの本は、過去に『どんなに忙しい人も必ずやせるビジネスマンの最強ダイエット エグゼクティブ・ダイエット』も読んだことがあるのですが、そちらはまだ感想を書いていないので、どこかのタイミングで書きたいと思います。
感想
タイトルは、「一流の人は、本のどこに線を引いているのか」であるが、本の線の引き方に言及しているのは、本の中で一箇所。それは、「原因に線を引け」というだけだった。
何が本当の問題か、どの要因が本質的なのか、因果関係を正しく見つけると行った「原因分析の重要性」は全編を通じたキー概念であるなと思った。
もう1つこの本を通して大事な概念は、背景を想像しよう(文脈・前提・構造を読む)ということ。
相手の背景や顧客の文脈、組織や市場の構造、歴史的・心理的な背景など、表面的に見えるものの奥を読む姿勢を非常に重視していて、本の読み方が磨かれるメッセージだと思った。
それ以外に大事な概念は以下。
「抽象化と具体化の往復」
問題を構造化し、メタ的に考える力を養う必要がある
「選ぶこと(トレードオフ)の重要性」
戦略に関する本がたくさん紹介されているのですが、その部分でたくさん言及されている概念。
「観察と検証(仮説思考)」の推奨
観察する、仮説を立てる、検証する、失敗を恐れず試作するといったPDCAサイクルを重視する姿勢がよく見られました。
本の読み方としては、以上に挙げたのでほぼ終わりなのですが、巻末にたくさん良本が紹介されていたので、そこを読むだけでもとても価値があると思います。全て紹介するのはできませんが、個人的にもおすすめ、もしくは読んでみたいのは以下です。
『イシューからはじめよ』安宅和人(著)
個人的にも昔、何度か読んだ本でおすすめ。
この本で2017年ぐらいに輪読会をした記憶があります。
『見える化』遠藤功(著)
情報共有に関する本。
自分もビジョナリー・カンパニーシリーズを読みましたが、2巻が一番好きです。「誰バス」や「ハリネズミの精神」「世界一になれる分野を見つける」など、好きな概念がたくさんあります。
『成城石井の創業』
これはきちんと紹介されていて、読んでみたくなりました。
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