歯医者まであと一週間、痛み止めなしでは生きられない
4か月ぶりの歯医者。定期健診とクリーニングの予定です。
本来は2か月に一度のペースで通っていたのだけど、前回はどうにも気持ちが上向かず、家から出る気力がまったく湧かなくなってしまいました。
結果、歯医者どころではなくなり、気づけば間隔は倍に。歯より先に、心のメンテナンスが必要だった時期だったのでしょう。
久しぶりだからこそ、「どうせ見せるなら、きれいな状態で臨みたい」という妙な意気込みが湧いてきます。だって歯医者さんに「あまり磨けていませんね」なんて言われるのは、地味に傷つく。というわけで、ここ数日は歯ブラシを握る手に力がこもっていました。
ゴシゴシ、ゴシゴシ。丁寧に、念入りに、そして——気づけばやりすぎていたようです。
数日続けたある朝、歯茎がなんだか熱っぽい。触ってみると、明らかに腫れている。鏡の前で「あれ?」と二度見しました。
犯人は誰でもない、ここ数日の自分の右手です。
歯垢と一緒に、歯茎の機嫌まで削り取ってしまった模様。
腫れは静かに、しかし着実に主張してきました。最初はズキ、くらいだったのが、そのうちズキズキになり、ついには頭にまで痛みが響くようになりました。
こうなると、歯が痛いのか頭が痛いのか、もはや自分でもよく分かりません。とりあえず痛み止めを飲んで、なんとかやり過ごしている状態です。
そして問題はここから。肝心の歯医者の予約は、週末。つまり、あと一週間あります。
一週間かぁ……。
短いようで、腫れた歯茎にとっては永遠にも思える長さです。果たしてこの痛みに、私は一週間耐えられるのでしょうか。それとも、歯医者に行くより先に、体が勝手に治してくれるのか?
痛み止めと自然治癒力の、静かな一騎打ちが始まっています。
健診のために張り切って磨いたのに、健診を待たずして歯茎がダウンする。この本末転倒っぷりに、我ながら笑ってしまいます。
おかげで今は、歯を磨くにも自然と力が抜けるようになりました。皮肉なことに、腫れて初めて、優しく磨くコツをつかんだ気がします。
あちこち痛い痛いカーニバルですね。
続きのお話はこちら。
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