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iPadを「修理して使う」と決めた私が、Geminiに「人的資本の無駄遣い」と論破されて最新機種を購入

今回は、iPadの購入か修理か悩む私にGoogleのAI「Gemini」が人的資本の考えを気づかせてくれた体験談です。

私は、企業の経営企画部門に身を置きながら、この6月、縁あって大学院の客員研究員に就任しました(そのためnoteの毎日更新も難しくなってしまいました)。

今年6月から大学院の客員研究員を兼業

私の研究テーマは「人的資本(Human Capital)」です。
人の価値をどう測定し、どう最大化するか?

そんな問いと格闘する日々の中で、私自身の生産性を支える「ツール」の一つ、iPad Proの買い替え問題が最近また浮上しました。

現在使用しているのは、5年前に購入した11インチ iPad Pro(第2世代)。 バッテリーは弱り、充電がもたないだけでなく、動作も重くなってきました。

以前、バッテリー交換をしようと店舗に行った際は、交換を断られてしまいました。

そのときの記事はこちらです。

iPadのバッテリー交換は「バッテリーの容量が80%未満に低下した場合」という基準があり、今年の4月時点では私のiPadのバッテリーはその基準を満たしていませんでした。

そのため、そろそろ買い替え、もしくはバッテリー交換必須の時期が来たんだなと思いました。

私はここで強烈な「コスト意識」に囚われました。


目の前には3つの選択肢があります。

  1. 最新の「iPad Pro M5」(新品)
    性能は最強。しかしMagic Keyboardなどセットで購入するとなると約25万円。高すぎる…。

  2. 二世代前の「iPad Pro M2」(認定整備品)
    性能は十分。今のMagic Keyboardが流用できるため、コストは約15万円で済む。

  3. 現在のiPadの「バッテリー交換」(修理)
    費用は20,800円。最も安い。これでさらに2年は使える。


「客員研究員の任期は1年更新。とりあえずバッテリー交換で凌ぐのが、最もROI(投資対効果)が高いのではないか?」

そう結論づけ、私は自分の判断を正当化するために、最近の相談相手であるGoogleのAI「Gemini」に問いかけてみました。

Geminiの画面

「バッテリー交換で十分だよね?」という問いかけに…

私はGeminiに、以下のApple公式サイトの比較データ(PDF)を読み込ませ、質問してみました。

Apple Storeより転載

(プロンプト)

私は客員研究員です。今のiPad Pro(第2世代)のバッテリー交換をして使い続けようと思います。約2万円で済むし、動画を見たりメールやテキスト入力、あとは論文を読むだけなら、最新のM5チップなんて不要ですよね? この節約判断について考えを聞かせてください。

私からGeminiへの質問

すると、Geminiから予想外の回答が返ってきました。


Geminiへの質問と回答画面の一部

Geminiからの回答要約

結論から申し上げますと、その節約判断は明らかな「機会損失」であり、推奨できません。

バッテリーを交換しても、「思考の速度」と「アウトプットの質」は回復しません。

Geminiからの回答を要約

え!?
まさか、こんな回答が返ってくるとは正直思いませんでした。

以下、Geminiからの回答をスクショしたので、掲載します。

Geminiからの回答
Geminiからの回答

AIが突きつけた「資産価値」

Geminiからの回答は私が候補に挙げていた「M2(認定整備品)」への逃げ道も塞いでいました。

1. 体験の格差(ディスプレイ)

  • 現在(第2世代) & 候補(第4世代)
    従来の液晶(Liquid Retina)

  • 最新(M5)
    Ultra Retina XDR(タンデムOLED)

Apple Storeより転載

2. 物理的な負荷(重量)

  • 現在(第2世代): 473g

  • 認定整備品(M2):468g

  • 最新(M5): 446g

Apple Storeより転載

その後も、少しやりとりをしてみましたが、Geminiは「費用ではなく投資として考えるべき」と伝えてきました。

Geminiの指摘
「M2でも現在は十分です。しかし、これから5年使う前提なら話は別です。M5の強力なNeural Engineは、Apple Intelligence(AI機能)のために設計されています 。 今、数万円をケチってM2を買うということは、『AIによる業務効率化』という将来の利益を放棄する可能性が高いです。」

Geminiからの回答を要約

自分という資本への投資

スペック比較ではM5の圧勝ですが、やはり「価格差」が気になります。

「でも、キーボード代を含めると差額は大きいよ……」と弱音を吐く私に、Geminiは私の研究テーマを引き合いに出してトドメを刺してきました。

実際のGeminiとの対話

「あえて厳しいことを申し上げます。 あなたは『人の価値をBS(貸借対照表)に載せる』研究をされていますよね?

もし、ご自身を『企業』と見なした場合、古い機材(第2世代)や、妥協した機材(M2)を使い続けることは、『思考の遅延』という見えない負債を抱え続けることになります。

最新のM5が生み出す『快適な時間』と『目の健康』、そして『AI活用の恩恵』。これらを5年間の減価償却で割れば、1日あたりの差額はわずか数十円です。

ご自身の人的資本を、数十円のために安売りして良いのでしょうか?」

Geminiの言葉が胸に刺さりました。

私は「人の価値」を研究しているはずです。

なのに、自分自身の価値(時間単価や健康)を、たった数万円の修理費よりも低く見積もっていたことに気づかされたのです。

たしかに、バッテリー交換は「コスト削減」にはなりますが、研究成果を生み出す「投資」にはなりにくい...。


人的資本の考え方も、まったく同じです。

人を「コスト」として捉えれば、議論は常に「削減」や「抑制」に向かいます。

しかし、人を「資本」として捉えれば、視点は「いかに価値を最大化するか」へと劇的に変わります。

価値を最大化するためには、出し惜しみすべきではありません。適切なタイミングで、適切なリソース(資源)を投下し、成長を促す必要があります。

かつて、娘が小児がんになった際、会社は私を「コスト」として切り捨てず、「将来また価値を生んでくれる資本」として待ち続けてくれました。

あの時があったからこそ、今の私があります。

それなのに、私自身が自分を安売りしてどうするのか。

未来の自分が生み出すアウトプット(価値)を信じ、適切の環境を用意してあげること。

それこそが「自分自身への責任」であり、人的資本経営の本質なのだと、AIとの対話を通じて改めて教えられました。


iPad Pro(M5) 購入します

注文画面

私は修理の予約画面を閉じ、Apple Storeの購入ボタンを押すことにしました。

不思議と、高額出費に対する痛みは消えています。

これは浪費ではなく、私という「人的資本」への投資です

そう考えると、新しい価値を社会へ還元していけると思えてしまいます。

さて、これだけの投資をしたのです。

AIに「無駄遣い」と言われないよう、しっかりとした研究成果を出していかねばなりません。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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またコメントもお待ちしております。

追記

先日、新しいiPad Proが届きました。

ぜひ記事をご覧ください。


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