売上31万円より気になった。59歳おやじの社会保険の話 【Chapter 2】
前回の記事では、5月の収支を公開した。
売上 310,709円。
経費を差し引いた実質利益
約240,000円。
数字としては悪くない結果だった。
でも、収支を整理しながら、おやじは別のことが気になっていた。
健康保険と、年金の話だ。
軽貨物界隈では、売上話しか出てこない
「月収50万円!」「月収70万円!」
軽貨物界隈では、そんな話をよく見かける。
もちろん、稼ぐことは大事だ。
でも59歳になったおやじが思うのは、
「いくら稼ぐか」と同じくらい、「どんな制度の中で稼ぐか」が大事だということだ。
利益が増えても、全部が手元に残るわけじゃない
軽貨物で年間400万円の売上があったとする。
経費を引いて、利益が約330万円。悪くない数字だ。
でも、その先がある。
・国民健康保険
・国民年金
・住民税
・所得税
利益が増えれば、その負担も増えていく。
おやじが実際に気になった数字
おやじ自身は法人経営もしているため、健康保険と厚生年金に加入している。
会社負担分も含めると、この2つだけで年間30万円以上のお金が動いている。
ここでふと思った。
もし軽貨物一本なら、どうなのだろう?
試しに計算してみた
国民健康保険料は自治体によって異なるが、利益(所得)が330万円の場合、年間40万〜50万円になることもある。
国民年金は月額 17,920円(2026年度)、年間で約21万円超だ。
合計すると、年間60万〜70万円が社会保険料として出ていく計算になる。
月に直すと、5万〜6万円だ。
月5万円は、1年で60万円になる
月5万円。大したことないように感じるかもしれない。
でも年間にすると60万円だ。
タイヤ代、車検代、任意保険代。場合によっては軽貨物車両の買い替え資金にもなる金額だ。
しかも社会保険の話はこれだけじゃない。
将来もらえる年金額にも、大きな差が出てくる。
さらに見落としがちな話
【扶養という概念がない】
会社員の健康保険には、「扶養」という仕組みがある。
妻や子供を扶養に入れれば、追加の保険料はかからない。
でも国民健康保険には、その概念がない。
妻も、子供も、それぞれが被保険者として保険料がかかる。
家族3人なら、保険料も3人分だ。
利益330万円のドライバーが家族3人で国保に加入した場合、保険料が年間80万〜100万円を超えることもある。
月に直すと、7万〜8万円以上だ。
軽貨物の売上から、毎月それだけのお金が出ていく。
※保険料は自治体によって大きく異なります。お住まいの市区町村でご確認ください。
59歳になって、見えてきたもの
30代の頃なら、とにかく売上、とにかく利益だったかもしれない。
でも59歳のおやじが今、気になるのは10年後、15年後だ。
年金はいくらもらえるのか。
健康保険はどうなるのか。
老後の生活はどうなるのか。
若い頃には見えなかったものが、少しずつ見える年齢になった。
おやじが伝えたいこと
軽貨物で稼ぐことは大事だ。
でも売上だけを見るのではなく、その先にある制度にも目を向けてほしい。
軽貨物を始める前に。独立を決める前に。今の働き方を続ける前に。
一度だけ、健康保険と年金について調べてみてほしい。
ただ、「調べてみてください」だけでは、何から手をつければいいか分からない。
おやじも最初はそうだった。
だから次の記事では、おやじが実際に調べたことを書いてみる。
軽貨物一本と、会社員副業と、法人経営。同じ売上でも、手残りはどう違うのか。
※本記事の数字はあくまで概算です。国民健康保険料は自治体によって大きく異なります。税金・社会保険料の正確な金額は、お住まいの自治体または専門家にご確認ください。
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