【連載】東国三社参り参拝レポ 《第三話》 3社目:香取神宮 〜 黒い本殿 と 要石 と 営業部長 と わい 〜
前回の息栖神社 から
香取神宮 までは車やとほんの20分
あっという間や
車を停めると
参道商店街が広がっとる
団子屋・土産物屋・食事処
どの店も
なんか賑やかや
「先にお参りを済ませて
後でゆっくりお茶しよか」
娘たちに言い聞かせながら
先を急いだ
参道の突き当たりに
鮮やかな朱色の大鳥居が現れた

鹿島神宮とは
また違う朱色や
ほんで
めっちゃデカい
深い緑の木々に囲まれた中で
この鳥居だけが燃えるように赤い
鳥居をくぐると
両脇に石灯籠が並ぶ参道が続く
空気がひんやりと変わる
あ、またこの感
神域に入った時の
瞬間的な空気の変化がここにもあった
何回経験しても
神妙な気持ちになる
▼この記事を1枚にまとめると

✦ ✦ ✦
第一章:
原初の三神宮 - 香取神宮

鳥居をくぐって
石灯籠の並ぶ参道を進む
両脇には
奉納された大きな石灯籠が
ずらりと並んどる
香取神宮の参道
ここで少し
香取神宮の基本情報を紹介しとくな
【香取神宮 基本情報】

▼鎮座地
千葉県香取市香取1697-1
▼御祭神
経津主大神《フツヌシノオオカミ》
▼創建
神武天皇18年
▼別称
武神・剣の神・勝利の神
▼御神徳
武道・武運・勝利・開運・産業振興
ここで一つ
知っとくと香取神宮が
10倍格好よく見える話をしとこか
「神宮」という称号の話や
今でこそ
全国各地に「○○神宮」はあるけど
明治以前
「神宮」を名乗れたのは
日本でたった3社だけやった
伊勢神宮(三重県)
鹿島神宮(茨城県)
香取神宮(千葉県)
これだけしかないねん
スゴない?
つまり
香取神宮 は
明治以前の日本において
伊勢神宮と同格の称号を持つ
三本の指に入る神社
やったわけや
そしてここで
ちょっと地図を思い浮かべてみて欲しい
伊勢神宮 は 三重県
鹿島神宮 は 茨城県
香取神宮 は 千葉県
この中で
鹿島と香取は 車で30分の距離 やねん
要するに
何が言いたいかと言うと
日本に3社しかなかった「神宮」のうち
2社がこの狭いエリアにある
っちゅう事や
なんでこの地域に
これだけの霊格が集中したのか
それはまた
別の話でゆっくり語るけど
めっちゃ凄いやろ?
初期のロマン派史説
日本は鹿島から始まったんやろか?
の記事でも書かせてもろてるけど
鹿島エリアには何かあるで
ほんで
改めて紹介しとくと
香取神宮に祀られとる
経津主大神《フツヌシノオオカミ》 は
タケミカヅチと共に
国譲り交渉に向かった武神や
国譲り交渉チームの
主要構成メンバーは以下の通り

▼タケミカヅチ
所属:鹿島神宮
役割:交渉チームの大将
▼フツヌシ
所属:香取神宮
役割:交渉チームの副将
▼クナドノカミ
所属:息栖神社
役割:交渉チームの先導役
▼アメノトリフネノカミ
所属:息栖神社
役割:空と海を駆る神舟(またはその化身)
要するに
東国三社参りが構成する聖地とは
日本という国が生まれた瞬間を支えた
神々をお祀りする聖地
っちゅう事やねん
三社参りの意味が
改めて腑に落ちてくるやろ?
✦ ✦ ✦
第二章:
参道の森を抜けて

参道を進むと
摂社や末社が点在しとる
境内の規模が
鹿島神宮に負けず劣らず
めちゃくちゃ広い
鹿島では
どんどん奥に進んで行く感じやったけど
香取は
横に広がっとる印象や
歩きながら
気になるお社を見つけると
その都度
手を合わせていく

香取神宮には
鹿島神社・伊那岐神社・諏訪神社・奥房神宮
香取神社・八手力男神社・江神社・若宮神社
など
摂社が9社
末社が21社
合わせて30社
実に多くの神さんが
いらっしゃる
全部回ったら
香取神宮だけで一日かかりそうや
ゆったりとカーブする参道を
奥に進んで行く途中に 神池 がある

こぢんまりした池やけど
深い緑に囲まれた静かな場所や
鹿島の御手洗池みたいに
お茶屋さんがあったりするわけじゃないけど
神域の中にある池は
独特の静けさをもって参拝者を迎えてくれる
と思ったのも束の間
下の娘が
池に駆け出していく
既に池のほとりにいた子供たちと
鯉を指差して大騒ぎ
子供って
鯉が好きよな
神池は緩やかな上り坂の参道における
ほっこり休憩スポットやった
そして
楼門が現れた

朱塗りの重厚な門は
鹿島の楼門とはまた違う力強さがある
こっちの方が
どっしりとした印象やな
石段の上にあるから
迫力が凄い
楼門をくぐると
いよいよ 本殿 が現れてくる

黒塗りの社殿
是非とも現地で体感してみて欲しい
武神の力強さと空気感
ほんで
とにかく格好ええ
鹿島神宮の朱塗りの壁とは
正反対の色合いや
黒を基調に
彩色の彫刻が加えられた
重厚な佇まい
屋根は 檜皮葺(ひわだぶき)
国の重要文化財や
元禄13年(1700年)造営
300年以上この姿で鎮座しとるんやで
ほんで
本殿のあちこちには
三つ巴紋 が施されとるんやけど
三つ巴紋は
香取神宮の神紋なんよ

ここで小話
三つ巴紋の由来は
諸説あんねん
説①:弓具の「鞆(とも)」説
弓を射る時に
弦が腕にあたらないよう装着する防具
それを図案化したものという説
武神の神社やから
弓との縁が深い紋やねん
説②:勾玉・水の渦巻き説
神霊が宿る勾玉を象ったという説
水流の渦巻きを象ったという説
説③:火災除け説
水の渦巻きに見えることから
火災除けの効果があると信じられ
社殿の軒瓦に配されるようになったという説
どれが正解かは
今も定説がないんやけど
武神・神霊・水という
神聖なエネルギーとの結びつきは共通しとる
ちなみに
全国の神社の
半数近くが三つ巴を神紋にしとるねんて
鹿島神宮も
同じ三つ巴紋やから
武神同士の
示し合わせかと思ったんやけど
半数近い神社が使うとる
もっと大きいな枠組みやったみたいやわ
本殿でしっかり
手を合わせて授与所へ向かう
香取神宮の神紋シールをゲットして
全ての神紋が揃った
三つの神紋が集まりし時
何かが起こるであろう
娘の御守りに
3枚目のシールを貼る
東国三社守、コンプリート!!
朝から一緒に頑張ってきた
御守りがついに完成した
✦ ✦ ✦
第三章:
要石、再び 〜 鯰の尻尾を押さえる石

本殿を後にして
裏参道へ
鹿島とは
また違う雰囲気の道が続く
その途中に
要石 があんねん

「あ、また要石や」
鹿島神宮でも見た
あの石や
でも
香取神宮の要石は
鹿島とは 別の役割 を持っとる
ここで
鹿島と香取の要石を
並べてみよか
鹿島神宮の要石
→ 大鯰の頭を押さえとる
香取神宮の要石
→ 大鯰の尻尾を押さえとる
そうや
二社の要石が
地下で大鯰を挟み込んどる
いくら鯰が
ヌルヌルしとっても
頭と尻尾を同時に押さえられたら
身動きが取れへん
鹿島と香取
車で30分の距離に二つの要石がある
要するに
15Kmくらいの巨大鯰が地下におる
ふたつの神宮が連携して
日本列島を守っとる
古代の人たちは
要石に何を見とったんやろうか?
ちなみに
香取神宮の要石は
鹿島のものよりも小さい
地上に出とる部分は
ほんの少しだけ
「え、ホンマにこれ?」
ってなってまうやつ
第二弾や
でも
この下に
鹿島まで続く何かがおるわけや
目を閉じて
意識を石に集中させて
巨大鯰が地下で封印されとるんを
想像してみたら
すごく
小さな石やねんけど
要石やなぁー
って
心の底から思った
✦ ✦ ✦
第四章:
営業部長あらわる

要石を後にして
参道の入り口付近から商店街へ戻る
改めて
ゆっくり商店街を歩くと
団子屋・土産物屋・食事処
雰囲気のあるカフェ
どの店も
個性があって魅力的や
香取神宮の参道商店街は
単なる土産物屋の並びやなくて
ちゃんと
来てよかったと思えるお店が揃っとる
特に団子屋は
香取神宮名物の 厄除け団子 を売る店が
何軒も並んどって
何処に入ろか迷ってしまう
でも
ウチの家族には
最初から 目的のお店 があった
実は
拝殿へ向かう時に
商店街をサラッと通った時
娘があるお店の前で
急に立ち止まって大はしゃぎ
「あそこ犬おる!」
帰りの商店街が
最大の楽しみになっとった
そして今
梅乃屋本店 に到着
問答無用で
吸い込まれていく娘
とりあえず
お団子は 甘辛セットを注文
みたらし団子は娘が
草団子(あんこ)は僕が食べる
娘はアイスカフェラテ
僕はアイスコーヒー
注文を待っていると
長椅子の下からのそっと出てきた
常くん(じょうくん)

2015年9月1日生まれ
ほぼ柴犬やけど雑種とのこと
人懐っこいけど
ガンガン来ないちょうど良さ
11歳らしい
落ち着きと風格がある
時折しっぽを振りながら
周りをうろうろして
長椅子の下を日陰にしながら
のんびり過ごしとる
かと思うと
急にひょっこり顔を出す
「かわいいーーー!!」
スマホを完全にしまって
常くんに夢中になっとる娘
みたらし団子を
かぶりつきながら常くんを眺めとる
焼きたての団子は
もちもちしていて香ばしい
完璧な時間
営業部長と言われるだけはある
これ
完全にプロの仕事やで
吠えへん
威嚇せえへん
ただひたすら
マイペースで愛嬌を振りまく
ひょっこり顔を出すだけで
みんな笑顔になる
常くんのおかげで
確実にお店の売上が伸びとる
香取神宮参道
梅乃屋本店の営業部長
肩書きに
偽りなしやで
📍梅乃屋本店
所在地 :香取神宮参道商店街
営業時間:8:30〜17:00
名物 :厄除け団子
(焼きたてのみたらし団子と草団子)
✦ ✦ ✦
最後に:
そして 神話の深淵へ

常くんに見送られながら
梅乃屋本店を後にして駐車場へ
時刻は16:00過ぎ
香取神宮のすぐ近くから
高速に乗れる
佐原香取IC から八王子までは
圏央道でほぼ一本道
車の中で
改めて 東国三社守 を眺める娘たち
鹿島・息栖・香取
三つの神紋シールが揃っとる
朝から一日かけて
集めてきた努力と思い出が詰まった結晶や
「全部集まったわ」
12歳の姉が
御守りを手に取ってしみじみ呟く
一日で三社制覇
巨大な楼門
落ち着いた拝殿や奥宮
数々の摂社と末社
神の使いである鹿たち
息栖神社の地域猫
香取の常くん
スイーツ
鮎の塩焼き
海鮮定食
厄除け団子
要石 に さざれ石
いろんなものが
詰め込まれた一日やった
正に
神さんからの贈り物やった
帰宅後
5歳の妹が
東国三社守を
幼稚園バッグにつけたいと言い出した
ええやろと
バッグに取り付けてあげた
それから1週間後
「あれ」
シールが
1枚なくなっとる
ぷっくりした厚みのあるシールやから
どこかに引っかかったんやろな
娘は
大して気にしとらん
でも
僕はもやもやしてる
さらにその1週間後
「え」
3枚とも
なくなっとる
コンプリートした
あのシールが
全部
消えた
娘は
気にしとらん
でも
僕はめちゃくちゃ気になる
これは
さっそく神さんに
おいでおいで されとるんちゃうやろか
そう思って
そっと空を見上げた
近いうちに
また三社に向かう決意を
胸に
ところで
話はガラッと変わるんやけど
鹿島神宮のすぐそばに
高天原 という地名があるのを知っとる?
神話の舞台である
あの高天原や
天津神たちが
いらっしゃるという神々の国
なんと
茨城県鹿嶋市に
今も地名として実在しとんねん
しかも一部の研究者は
「高天原は東国にあった」
「天孫降臨は鹿島から始まった」
という説を唱えとる
立派な学説になってんねん
日本が生まれた場所を
家族と一緒に歩いとったんかもしらん
ロマン感じずには
おられへん
ただ
東国三社には
考察しがいのある謎がいっぱいある
考察編では
鹿島神宮・息栖神社・香取神宮 の
神々の謎に迫っていく
お楽しみに
筆者:Khaosan
波乱万丈な人生はこちら
【次回記事】

鹿島神宮 考察編 《前編》 〜 剣と血と雷の伝説 〜
【付録】 まとめ資料
【Khaosanの舞台裏】
大学中退のバンドマンが、遅めの社会デビューから叩き上げて、マニラで散って、再生して、20年を越えるBiz-dev人生の修羅場を通じて《日本精神》に辿り着いた。
その真相と現代ビジネスに効く独自考察を高尾から発信してます!
そんな Khaosan の 波乱万丈な人生 とこれまでの 全考察記事一覧 は、このリンク先で包み隠さず大公開中やで 😁
✦ ✦ ✦
📝 この記事について
この記事は学術的な通説とは異なる点を多く含んでおります。あくまで一つの「妄想」として楽しんでもらえたら嬉しいです。
この記事は、AI戦略アシスタント「コマちゃん」との対話をベースに執筆しました。
Khaosan / 2026年5月
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