【連載】神話は旅をする 《第3話》 神話は旅をする ─ シュメール神話と日本神話の比較 from 【ロマン派史説】 〜 イザナギ・イザナミから読む人類の記憶 〜
前回は、、、
「イザナギとイザナミの事件簿」
を追いかけた。
神が死んで、
冥界に迎えに行って、
見てはいけないものを見て、
逃げ帰って、
禊いだら世界を動かす三柱が生まれた。
「これ、似たような話をどっかで聞いたことあるっちゅう人もおるんとちゃうか?」
そんな感じで締めくくったんやけど——
実はこの構造、、、
紀元前3000年以上前のメソポタミア文明に
構造がまぁまぁ似とる話があるねん。
シュメール
聞いたことある人も多いんちゃう?
人類最古の文明と呼ばれとる、、、
そのシュメール神話と日本神話を
今日は並べてみたい。
▼この記事を1枚にすると

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第一の謎:
シュメールって何や?

シュメールって、どこやねん?
今のイラク南部、
チグリス川とユーフラテス川に
挟まれた地域——
これを総称して「メソポタミア文明」と呼ぶ。
このメソポタミア文明、
実はいくつかの世代に分かれとってな。
シュメール
▼▼▼
アッカド
▼▼▼
バビロニア
▼▼▼
アッシリア
という流れで、文明が交代しながら
数千年続いた地域やねん。
(これ、豆知識な)
その中で
最古の担い手が「シュメール」や。
紀元前3500年頃——
日本で言うたら縄文時代の真っ只中、
既に都市を作り、
文字を発明し、
神話を記録しとった。
どや?
ロマンの塊やろ?
世界初の文字:楔形文字
世界初の法典:ウル・ナンム法典
世界初の叙事詩:ギルガメシュ叙事詩
「人類の文明、ここから始まった説」が
あるくらい、古くてでかい存在やねん。
そしてこのシュメールってな
神話がめちゃくちゃ面白いねん😊
神々が嫉妬して、裏切って、恋して、
死んで、冥界にいって、、、
「あれ、これ日本神話と
ノリが似てへんか?」
その直感、正解や!
ほな
具体的に見ていこか
✦ ✦ ✦
第二の謎:イナンナの冥界下り —— これ、黄泉の国の話とちゃうんか?

さて、いよいよ本題や。
紀元前2000年以上前に
粘土板に刻まれた物語 ——
「イナンナの冥界下り」や。
イナンナはシュメールの最高女神。
愛と戦争と豊穣を司る、
天界の女王や。
そのイナンナが、
冥界に降りていく。
冥界の女王は、
イナンナの姉・エレシュキガル。
冥界への道には7つの門があって、
通るたびに装飾品や衣服を
一つずつ剥ぎ取られる。
王冠、耳飾り、首飾り——
全部を失って、裸になって、
ようやく冥界の奥に辿り着く。
そこでエレシュキガルに殺されて、
死体として吊るされた。
「ちょっと待って」
イザナミが死んで、
腐敗した姿で黄泉の国におった ——
あの話と構造が似てへんか?
しかもやで
イナンナが冥界にいる間、
地上では豊穣が失われた。
生命が生まれなくなった。
これ ——
イザナミが死んだ後、
イザナギが嘆き続けた間の「創造の停止」
と構造が近いねん
そして神々が使者を送って
イナンナを復活させる
ただし、
こっちには明確な条件があんねん
「誰かが身代わりにならなアカン」
結果、夫のドゥムジが
冥界に落ちることになった。
でも、まてよ?
違うっちゃ違うねんけど、
日本神話でイザナミが
「お前の国の人間を一日千人殺したる」
と言うた——
「代償の論理」と考えたら、、、
やっぱ似とるよなぁ
って、思うんは僕だけやろか?
整理するとこうなる。
▼イナンナの冥界下り
冥界へ → 死 → 腐敗
▼▼▼
地上の豊穣が失われる
▼▼▼
何やかんあって復活
▼▼▼
代償(夫が身代わり)
▼イザナミの死
死 → 冥界へ → 腐敗
▼▼▼
イザナギの嘆き(創造の停止)
▼▼▼
黄泉比良坂の対決
▼▼▼
代償(民が毎日千人命を落とす)
どや?
要素としては、まぁまぁ似てへん?
紀元前2000年のシュメールと、
8世紀に編纂された日本の古事記。
時代も場所も全然ちゃうのにやで?
人間って、似たことを考えるんかな?
それとも、話の出所が同じなんかな?
知らんけど。
✦ ✦ ✦
第三の謎:エンキの創造神話 —— なんで泥から人を創る?

もう一つ、シュメール神話から
紹介したい話がある。
「エンキの創造神話」や。
エンキはシュメールの知恵の神。
水を司り、人間を創った神や。
話はこうやねん。
神々が労働に疲れ果てた。
「誰かに代わりにやらせたい」
そこでエンキが
粘土 —— つまり泥から
人間を作った。
人間は、神々の労働を
肩代わりするために
この世界に生まれた。
「なんで泥から創れるねん!」
っていうツッコミはさておき ——
これ、
旧約聖書の
「神が土の塵から人を創った」
という話と
めちゃくちゃ似てへんか?
実はシュメール神話と旧約聖書、
内容が重なる部分がめちゃくちゃ多いねん。
ノアの洪水の原型も
シュメールにあるくらいや。
この話は連載の中で、
旧約聖書との比較として
がっつり掘り下げるつもりや。
—— で、
日本神話と比べるとどうなっとんのや?
っちゅう話に戻すとやな
イザナギとイザナミも
「世界を創る」神やねんけど、
そのやり方が全然ちゃうねん。
シュメール:泥で人間を作る
日本:海の雫から島が生まれ、
神々を「産む」
素材も、目的も、ちゃう。
シュメールの創造は
「労働力の確保」やけど、
日本の創造は
「世界そのものを産む」行為や。
ほな、やっぱり似てへんのかぁ、、、?
でもな ——
「神が意図を持って世界を創造する」
という大きな構造は
同じやねん。
どや?
細かいとこはちゃうけど、
一番大事な骨格は似てへん?
ほら、
物語のディテールって
脚本家と演出家次第なトコあるやん
知らんけど。
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第四の謎:
「創る」と「産む」 —— ここは全然ちゃうねん

ここまで「似てる」押しで
話をしてきたけど、、、
一個、根本的に違うとこがあんねん。
シュメールの神は、人間を「創った」。
素材は泥。
目的は労働力。
神と人間の間には、
明確な「創る側・創られる側」の分離がある。
せやけど日本神話はちゃうねん。
イザナギとイザナミは
島を「産み」、神を「産んだ」。
「産む」という言葉を
使っとることにも注目してほしいねん。
島も、神も、世界も——
全部イザナギとイザナミから
連続した「命」として生まれてる。
明示はされてへんけど、
世界を産んだなら、
人も、生命も、全部含まれてるはずやねん。
「産む」という行為が
全てを包んどる。
シュメール:創造=設計して製造
日本 :創出=命として産む
これ、世界観の根っこというか、
思想が全然ちゃうねんな
でもな ——
「神が意図を持って世界を生み出す」
という大きな骨格は
やっぱり似てるねん。
似てるけど、違う。
違うけど、似てる。
この「似てるけど違う」という事実が、
実はめちゃくちゃ重要な手がかりに
なってくるんやけど——
それは、もう少し後で話そか
✦ ✦ ✦
第五の謎:
なんで共通点があるんや?

さて、ここまで見てきて
一個、でかい問いが残るねん。
なんで、似てるんか?
・冥界への下り
・死と腐敗
・地上への影響
・復活と代償
・神による世界の創造
紀元前2000年以上前のシュメールと
8世紀の日本
地理的にも
時代的にも
全然ちゃう場所で生まれた神話が
なんで重なってくんねやろか?
これ、仮説は大きく二つあんねん
まずは、、、
▼仮説A:収斂進化モデル
人間の認知構造が同じやから、
別々の場所やねんけど、
必然的に似た話が生まれた ——
という考え方やね
怖い、死ぬ、愛する、失う、、、
人間が感じる根本的な感情は
時代も場所も関係なく同じやから
神話も似た形になるっちゅう考え方やね
ほんで、もう一つは、、、
▼仮説B:拡散モデル
話の出所が同じで、
シルクロードや海路などを経由して
世界中に広がった ——
という考え方や
シュメールで生まれた物語が、
長い旅をして、
形を変えながら日本に辿り着いた。
どっちが正解なんか?
僕は —— 両方やと思っとる。
人間の認知が似てるから
収斂する部分もあるのは当然やし
同時に、、、
物語は確かに旅をしてきた
その痕跡も世界中にある
因みに、この「両方説」については、
シリーズ後半でがっつり掘り下げるで!
今回も
結構なボリュームで考察したから
今この瞬間は
一旦、問いを置いといてほしいねん。
今日のところは、、、
要するに
神話は —— 「旅をする」んや
っちゅうトコまで
押さえといて
✦ ✦ ✦
最後に:
次はギリシャへ旅しよか

今回、
シュメール神話と日本神話を
並べてみた。
冥界、死、復活、創造 ——
似てる構造がいくつもあった。
でも根っこの世界観は
全然ちゃう部分もあった
繰り返しになるけど
「似てるけど違う。
違うけど似てる。」
この感覚、
覚えといてほしいねん。
それが、
ロマンの入り口の一つやねん!
ほんで、
次回は舞台をギリシャに移す。
オルフェウスとエウリュディケ
前回に触れた「見るなの禁忌」の話
がっつり掘り下げるで!
神話は —— まだまだ旅を続けるんや!
知らんけど
【Khaosanの舞台裏】
大学中退のバンドマンが、遅めの社会デビューから叩き上げて、マニラで散って、再生して、20年を越えるBiz-dev人生の修羅場を通じて《日本精神》に辿り着いた。
その真相と現代ビジネスに効く独自考察を高尾から発信してます!
そんな Khaosan の 波乱万丈な人生 とこれまでの 全考察記事一覧 は、このリンク先で包み隠さず大公開中や😁
【次回記事】
【連載】神話は旅をする 《第4話》 神話は旅をする ─ ギリシャ神話と日本神話の比較 from 【ロマン派史説】 〜 イザナギ・イザナミから読む人類の記憶 〜
【付録】 まとめ資料
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📝 この記事について
この記事は学術的な通説とは異なる点を多く含んでおりますので、あくまで一つの「妄想」として楽しんでもらえたら嬉しいです。
この記事は、AI戦略アシスタント「コマちゃん」との対話をベースに執筆しました。
Khaosan / 2026年3月
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