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代数、幾何、漢文、そしていい湯だな♪―師範学校入試③学科2日目|1920(大正9)年2月5日(木)|

📓 1920年、17歳だった祖父が書いた日記を、 孫である私が、106年後の同じ日に紹介しています。
祖父はこのとき旧制中学校5年生、3月には卒業を控えています。
仮名遣いは今の表記にしています。
読めない字や謎ワードも時々ありますが、100年前の味ということで、ご理解ください。


🧭 この日のあらすじ

師範学校入試、学科試験の2日目、最終日。
代数、幾何と、漢文の試験を受けた。
午後は学校へ行き、夜は風呂に行った。


📅 日記本文

入学試験。
代幾、漢文あり。
午後学校に行く。
夜、湯に行く。

📌 背景メモ

大正時代の師範学校の入試問題って、どんな問題だったんだろう?

祖父が受験した年の数年前となりますが、岐阜師範学校「第二部」(旧制中学校卒業者対象)の試験問題を見つけたので、その一部を紹介します(現代語に直しています)。
祖父にとっては過去問。
この問題も実際に解いていたかもしれません。
(中等教育研究会編「中等程度入学試験問題集」済美堂1913年)

国語
次の語句文章の意義を記せ。
「出師の表を読みて涙を堕さぬ人はなお友とすべし。」
「行水のすてどころなし蟲の声」

→いきなりわからない。

作文
「学資の増額を請う文。候文体に綴れ」

→仕送りを増やしてほしいっていう手紙?

算術
「2数の最小公倍数は218で、その最大公約数は7である。
かつ2数はいずれも7より大きい。2数を答えよ」

→息子(物理専攻M1)に投げたら、答えは「解なし」だそう。
念のため訊いてみたChatGPTさんも同じ答えでした。

代数
「側面は、前列よりも14人だけ多い行列で進軍する一隊が、敵前に達し展開して、前列に828人を増やした為に、側面の人数が5人となったという。この一隊の人数は?」
(現代語に改変)

→もはやフリーズしてます、私。

💭 孫のつぶやき

師範学校の入試は
・体格検査
・学科試験1日目4科目(国語、算術、作文、習字)
・学科試験2日目3科目(代数、幾何、漢文)
というなかなかハードなものでした。

しかも内容は、現代の私たちから見るとかなり難しい。
特に代数の文章題。
「進軍する一隊が敵前で展開」と言われましても。
でも授業で兵式体操を学んでいた当時の生徒たちにとっては、こうした問題もイメージしやすかったのかもしれません。

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