この1年で、あなたが受け取った一番の贈り物は何ですか?
こんにちは、ぱんだごろごろです。
本田健さんの、「ハッピーライティングマラソン」第57回目のお題は、
『この1年で、あなたが受け取った一番の贈り物は何ですか?』
です。
こちらは、ハッピーライティングマラソン1周年特別企画
「ゲスト著者からのお題」で、
質問家/問道家/余白家としてご活躍の、マツダミヒロさんからのお題です。
この1年で、私が受け取った一番の贈り物は、
『(取り戻した)健康』
です。
今を去ること1年前。
去年の7月、年末に定年退職を控えていた私は、明らかに病んでいました。
朝、整腸剤を飲まないと出勤できない。
ものを食べると舌が痛む。
鼻をかむと出血する。
顔と頭に脂漏性の湿疹ができ、痛みと痒みが交互にやって来る。
髪を梳くと腫物にさわって、膿と血が出る。
内科と皮膚科の医院に通い、薬を出してもらって、いったんは良くなるのですが、しばらくすると再発してまた通院、の繰り返しです。
12月で定年退職することが決まっているのに、なぜ心と身体を病むほど、仕事が辛くなったのか。
一番大きな原因は、会社による人員削減のため、仕事量が増えた上司から、理不尽な扱いを受けるようになったこと。
何をしても、悪く受け取られる、
ねじ曲がった解釈をされ、陰口を言われていたことがわかると、さすがに疲れが出ます。
あと少しで定年退職なのだから、何とかがんばろう、と思っても気の重い日々が続きました。
あと少し、波風立てずに、定年の日まで。
そう思ってやり過ごしてきたけれど。
その日まで、保つかな、私。
今のままで、本当にいいの?
本当はどうしたいの?
自分に問い続けました。
そして、ある朝、私はとうとう決心をしたのです。
逃げるが勝ち❗
今の会社には、本当にお世話になりました。
とても親切にしてもらったし、ありがたいと思っています。
でもね、会社も変わって行く。
上層部の顔触れが変われば、社風も変わります。
それでも、正規の社員なら、責任もしがらみも多く、そう簡単に会社を辞めるわけには行かないでしょう。
ところが、私は非正規雇用の契約社員です。
しかも定年退職間近ときています。
辞めたいと言えば、すぐに辞めさせてもらえる立場でした。
ただ逆に、定年が間近なのに、なぜ今辞めるのか、という疑問は持たれて当然です。
お世話になった会社に、恩を仇で返すようなことはしたくありません。
職場に波風を立てない理由が必要です。
そこで、私がご登場を願ったのが、夫の母でした。
義母と私の間には、まぁ人並みに、ひと波乱もふた波乱もありました。
至らない嫁だから、と言えば簡単ですが、要するに相性ですよね~。
その義母は、5年ほど前からパーキンソン病を患っていましたが、それでも要支援2の認定を受けて、一人暮らしを続けていました。
それが数ヶ月前に脳梗塞を起こして入院し、去年の7月の時点では、リハビリ病院に転院していたのです。
本人はリハビリ病院を退院したら、また一人暮らしに戻るつもりだったようなのですが、病院の医師や看護師さん、リハビリ担当の職員さんたちの意見を総合するに、どうもそう簡単なことではなさそうでした。
認知症のテストを受けた結果、義母はそれまでの要支援2から、一気に要介護4の認定を受けることになったのです。
要介護4となると、一人暮らしなど到底無理、プロの手を借りるしかない、と言うのが周りの一致した意見でした。
その日から、週5日の仕事に加えて、私の新たな任務、優良な有料老人ホーム探しが始まりました。
更に、義母の入院中、空き家になっている夫の実家の手入れもしなければなりません。
夏の暑い中、夫の実家へ行き、家中の雨戸と窓を開けて、空気の入れ替えをするだけでも、ひと仕事でした。
定年退職間近なのに、なぜ今、仕事を辞めたがるのか。
私はその理由として、上司にそれら義母の現状と、夫は義母の長男であること、夫の弟である次男一家は、兵庫県に住んでいることを告げたのです。
結果は、大成功でした。
そういう事情なら、退職を希望するのもやむなし、とみなされたのです。
今の日本では、親の介護と長男の嫁とは、切っても切り離せないものなのだな、と改めて感じた出来事でした。
ただし、実を言うと、私はひとりで義母の世話をしたことはありません。
夫がテレワークの個人事業主で、時間の自由が比較的利くこともあり、義母に関わる件は、常に夫とふたりで対処してきました。
夫が親孝行だということもありますが、これからは親の面倒は長男の妻が見るもの、という図式は成り立たなくなっていくのだと思います。
仕事を辞めた私は、健康を取り戻しました。
1年経って、今は痛みも出血もなく、よく眠れる快適な日々を過ごしています。
健康こそ、楽しい老後生活に不可欠なもの。
あの時、会社を辞める決心をして、本当に良かったと思います。
残念なことに、去年の9月に老人ホームに入居した義母は、今年の2月に亡くなってしまいました。
もう少し、気に入ってくれたホームでの暮らしを楽しんで欲しかった。
それだけが、私たちの心残りです。

今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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