ドイツ一人旅_なぜ売ってくれないの?_14_06【海外旅行】
1999年冬 14日目 インターラーケン ~ バーゼル
インターラーケン西駅からバーゼルまで向かった。
スイスとドイツの国境の街であるバーゼルまでの乗車券は日本で購入していた。バーゼルからドイツのフライブルクまではジャーマンレイルパスで行くことができるが、予定外の行動になってしまったため、一日分足りなくなってしまう。そこで、その区間の乗車券を買わなければならなかった。
バーゼルで一旦下車して、日本でいうところの『みどりの窓口』に向かった。
「フライブルクまでの乗車券を買いたいのですが?」
しかし、窓口の女性は何かを心配している様子でなかなか乗車券を売ってくれない。僕は何を心配しているのかよくわからず、ひたすら「フライブルク」と何度も繰り返した。
なぜ乗車券を売ってくれないのだ?簡単なことなのに!
なぜだか今日も会話がほとんど理解できなかった。僕がイライラしていると、窓口の女性は諦めた様子でようやく乗車券を売ってくれた。売るならさっさと売ってくれればよいではないか、と腹を立てながら列車に乗った。
列車がドイツに向かって動き出し、しばらくすると車掌さんが乗車券を拝見しにきた。僕は乗車券を差し出した。すると車掌さんがと訊ねてきた。
「他にありませんか?」
「ナイン(ありません)」
そう答えると、車掌さんは困った顔つきになった。
『みどりの窓口』の女性の心配が的中したのだった。
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