見出し画像

物件広告のルール・ガイドライン設計担当の仕事 ー「どうすれば正しく伝わるか」を考え続ける。


■はじめに

住まい探しをしていると、「写真と印象が違った」「想定していた費用と違った」
そんな経験したり、住まい探しをした人の体験として耳にすることがあります。
そのような、がっかり体験を減らすために、LIFULL HOME'Sで物件広告のルールを整えているのが、物件広告のルール・ガイドラインを設計するチームです。

具体的には、

•不動産広告の業界ルールをふまえた LIFULL HOME’S独自のルール「情報審査規約」や「掲載ガイドライン」の策定・管理
•LIFULL HOME’Sに新しい機能や画面をリリースする前のチェック
•不動産会社さまから寄せられる 広告表現に関する相談への回答

などを行っています。

この記事では、 私たちルール・ガイドライン設計担当チームの日々の仕事が、利用者のみなさま・不動産会社のみなさまの安心にどう役立っているのかをご紹介します。

■物件広告のルール・ガイドライン設計担当の業務内容

私たち物件広告のルール・ガイドライン設計担当は日々、次のようなことを行っています。

●掲載ガイドラインの策定・管理
不動産の公正競争規約などの業界ルールをベースに、
「LIFULL HOME’Sに不動産広告を載せるときは、利用者のみなさまの誤解を生まないために、どこまで書かなければいけないか・どういう表現をしてはいけないか」という線引きをLIFULL HOME’S独自のルールとして文章に落とし込み、更新しています。
間取り・賃料・初期費用・写真・キャンペーン表示など、項目ごとに 掲載方法を細かく定めているのが特徴です。

●新機能・画面の企画チェック
物件情報を自動で補足する機能や、新しいキャンペーン表示などの企画が出てきたときに、
「その仕様だと、実態よりお得に見えすぎないか」「情報がきちんと伝わるか」を事前に確認します。

●不動産会社からのルール相談への回答
営業担当などを通じて届く
「この表現や写真はルール違反にならないか?」といった不動産会社さまからの質問に対して、
掲載ガイドラインに照らし合わせて できるだけ早く・具体的に回答しています。


■この仕事がないと起きてしまう「不」

住まい探しの中で、次のような場面を経験された方もいらっしゃるかもしれません。

•掲載されていた写真と、実際のお部屋の印象が大きく違っていた
•目立つ場所に記載されている家賃だけを見て検討していたら、
実際には必須の追加費用があり、想定していた総額と違っていた
•「お得」「キャンペーン」といった言葉を信じて問い合わせたのに、
実際には対象外だったり、細かい条件が後から分かった

こうした出来事があると、利用者のみなさまは
「見学や問い合わせに使った時間・お金・気力が無駄になってしまった」
と感じてしまいます。

また、不動産会社のみなさまにとっても、

•業界ルールの細かな改定まで追い切れず、
「良かれと思った工夫」が業界ルール上はNG表現だったと後から気づく
• その結果、サイトの掲載停止や厳しい注意につながり、
長年かけて積み上げてきた信頼が傷ついてしまう

といったリスクが生まれます。

私たちは、こうした 「写真と違う」「条件が分かりづらい」「ルールがよく分からない」といった事態を防ぎ、利用者のみなさまにも不動産会社さまにも安心してご利用いただけるよう、前もってルールやガイドラインを整えておくことを役割としています。

■不動産会社さま・利用者のみなさまの目線で一緒に考えることが大切



私たちが意識しているのは、
「ダメ出しをすること」ではなく、「どうすれば正しく伝えられるかを一緒に考えること」です。

●原因から整理する姿勢
問題になりそうな広告表現を見つけたとき、 単に「ルールを守らないことが悪い」と考えるのではなく、
「ルールの説明が分かりにくかったのでは?」「システムの項目設計が原因では?」と、背景から見直すようにしています。

●最新のルールを、迷わず使える形にすること
業界ルールに大きな改定があったときには内容を確認したうえで、
広告入稿システムの画面や運用フローに合わせたガイドラインに整理し直すことが必須になります。
たとえば2022年に業界全体で不動産広告のルールが大きく改定された際には、
変更点の洗い出しからシステムの見直し、LIFULL HOME’Sの掲載ガイドラインの全面改定までを行い、 不動産会社のみなさまが迷わず新しい基準に合わせられる状態を整えました。

●利用者のみなさまの時間・お金・期待を守る視点
表現の線引きを考えるときには、
「自分の家族や友人がこの物件を選ぶとしたら、どう感じるだろう?」
とイメージしながら一つひとつ確認しています。

そのうえで、
ルールを守って広告掲載している不動産会社さまが、きちんと選ばれる環境をつくることをゴールにしています。

■印象に残っている仕事

あるとき、物件の魅力をより伝えるために、
広告の近くに物件所在地周辺の災害リスク情報を自動で表示する新機能の企画が持ち上がりました。
一見すると便利な仕組みでした。ただ、条件によっては、「この地域に災害リスクが一切ない」と誤解されかねない表示になる可能性があり、そのままでは実装すると不動産会社さまが意図していない情報まで広告に加わってしまうおそれがありました。

そこで私たちは、企画の早い段階から打ち合わせに参加し、
 「どんな仕様なら誤解を招かず、安全に運用できるのか」を一つひとつ確認していきました。
判断が難しいポイントについては、不動産の公正取引協議会にも見解を伺いながら、表示内容や条件の見せ方を細かく調整していきました。


結果として新機能は、不動産会社さまの広告掲載には影響のない仕様で、
利用者のみなさんは住まい探しに有益な情報を安心して受け取れるように実装されました。

***

■おわりに―どんな価値を届けたい仕事か

私たちが日々のルールづくりを通じて守りたいのは、
「LIFULL HOME’Sの情報なら、安心して住まい探しができる」
そう感じてもらえることです。

画面に表示されている情報が、
「見たままに、きちんと伝わる」
その状態を守ること。

それが、私たちチームの役割です。

情報審査グループ全体としても、調査・ルール・システムの各役割が連携しながら、
一つひとつの表示の妥当性を確かめ、「がっかりのない住まい探し」の実現に取り組んでいます。

次回はコチラ‼👇


いいなと思ったら応援しよう!