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【京都散歩】伊藤若冲ゆかりの「石峰寺」で若冲も写生した花・蝶の末裔に出会う

伏見稲荷大社のごく近くにある百丈山「石峰寺せきほうじ」に行ってきました。

ここは江戸時代の天才絵師・伊藤若冲の菩提寺であり、
晩年の若冲が亡くなるまでの約10年を過ごし、「五百羅漢」を制作した場所(と書いて「聖地」と読む)。

その五百羅漢を、ぜひ拝見したかったんです。

伏見稲荷大社の喧騒から離れて、まるで別の星に来たような静寂の中、
個性的な五百羅漢の数々を、文字通り「拝んで見る」ことができました。

住宅地の中に入口があります。

階段をのぼっていきます。

門をくぐって、寺の中へ。

門をくぐるやいなや立て看板が!

そうなんです!
撮影どころか、スケッチも禁止という厳しさ……

わかってはいましたが、門をくぐっただけで念押しされると、
残念さもヒトシオです(涙)。

境内。

さっそく不思議な花が咲いています。

フラミンゴ花、でしょうか?

咲いている花を横から見るとこんな感じ。

あとで調べると、「ガウラ」、
別名「ハクチョウソウ」ということがわかりました。

ハクチョウ?

漢字で書くと「白蝶草」。

なるほど!
たしかに、白い蝶々のようです。

この花を、若冲も写生したのかもしれないと思うと、感慨深いですね!

石峰寺、正面。

「卍」の模様がつながっている面白いデザインです。


境内には花がたくさん!

ハナトラノオ(花虎ノ尾)です。

フジバカマでしょうか?

これはムラサキシキブ(紫式部)。
うちの庭にもあります!

こういうのを見ると、時代は変わっても自然は変わらないことを実感します。
江戸の庭とうちの庭がつながっているみたいで嬉しいですね。


<以前こんな記事を書きました>


野性味あふれる柿。
このあたりは蚊が多く、立ち止まっていると、たちまち10匹くらいにからまれます。

若冲のお墓です。

……お墓を写すのはどうかとも思いましたが、
ガイドブックにも必ず載っているし、ネットにも多く投稿されているので、
私も、畏敬の念をこめて、横の方から控えめにパシャリ。

「斗米庵若冲居士」という文字が見えます。

これは、若冲が晩年、「米斗翁べいとおう」(※)という画号を使っていたことに由来しているんですね。
(※)米一斗いっとで一枚絵を描く、という意味です。


石段をのぼって、いよいよ五百羅漢ゾーンに向かいます。

門をくぐると、そこは別世界。

雰囲気はこんな感じです。

ここから先は、どこを写しても五百羅漢が入ってしまうので、
撮影はここまで。

五百羅漢は、お釈迦様の一生をたどるように配置され、
ゆるいのから、ゆるかわ、ややゆるまで、
バラエティ豊かでした。(ほぼ、ゆるいです)

しかし、ほんとに、人っ子ひとりいません。
伏見稲荷大社の混雑ぶりがウソのようです。

伏見稲荷大社の皆さん!
ちょっと歩くだけで、こんなに静かで豊かな別世界が広がっていますよ!

(聞こえてない)


最後、ちょっとおまけ。

石峰寺を出て、階段を降りている途中、優雅に舞っていたアゲハを激写!

美しい……

このアゲハもきっと、若冲が写生した一族の末裔です。

そう思うと、より美しさが際立ちますね!

アート、歴史、自然を楽しんだひと時でした。


<本の紹介>
『若冲百図』別冊太陽(平凡社)

若冲の本はたくさんありますが、
この本は、持つとずっしりくるほど紙質がよく、
とにかく、印刷が美しいのが特徴です。

「若冲百図」というタイトルも決まっていて、
表紙のニワトリも、只者じゃないオーラが出てますよね(笑)。

いろいろあって迷う場合は、この本をおすすめします。


『若冲五百羅漢石峰寺』水野克比古(芸艸堂)

石峰寺の五百羅漢はこちらの写真集で見ることができます。

ファンの方、気になる方は手に取ってみてくださいね。


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