雑記⑧「難題提示」 歴史を覆す鍵(あなたは使う?守る?)
部屋いっぱいに散らかったおもちゃ
その中心で男の子がつみきで遊んでいる
いきなり歪な四角をおいて、
ぁ、その上にそれを置いたら崩れちゃうよ…
案の定ほとんど積まれず崩れるつみき
男の子は気にしてないようで、
けれども今度は正方形を土台にする
そして再び積み始めた
何度も、何度でも、何度だって
崩れては積んで
また崩れて
それでも積んで
時には泣き出しそうに
時に崩れることすら楽しそうに
「できた!」
嬉しそうな声
たくさん積めたね、何ができたのかな??
男の子は一瞬考えてから答える
「おしろ!」
たぶん今お城ってことにした笑
それが何なのか
それが何の意味があるのか
そんなことは関係なくて
ただ積み上げること
ただ重ね続けること
それだけで楽しいと
ホントウの彼が
私にそう伝えているのだろう
およそ1万2千年前、「おかあさん」が降り立ち宇宙がはじまりました。
「おかあさん」を共同主観として集まった人々は引き裂かれた彼女から作物の栽培や家畜の飼い方を学んでいったのでした。
5000年前になると「歴史」がはじまり、宇宙は四角い箱の中に取り込まれ、そこから神々が空と大地を分け隔てると、箱の東側と西側に大きな門が現れそこから大河が流れだしました。
東から「ラ」が河を舟で渡ると太陽が生まれ、死なる南へ降る。そこから西門をくぐって北を廻ると、その間は夜で月の舟も同じ航路を巡るのでした。
やがて天に大量の水が溢れだし、それをくいとめるためにお椀のように天蓋が張られました。その結果、宇宙は外側の神の世界と、内側の人間の世界に分け隔てられました。
天は動くこと忘れてしまい、その代わりを務めるかのように、太陽や月、星々が、
その生命によって大空を駆け巡りました。
3500年前になると地球は丸みを帯び、それを支える象と、さらにそれを背に乗せた亀が宇宙を泳ぎ始めた。
人々は太陽が夜に打ち勝つ朝を、いつもいつも祈り続けました。
その後宇宙は多様なカタチをとるようになり、宇宙を外側から操作する機械が発明されたかと思えば、地球を囲むようにいくつかのリングが巡り始め、黒い天幕が張り巡らされたかと思えば、そこに開けられた穴から外側の燃えるような光が私たちのもとに届くようになり、またある時は、太陽や星々は地上から打ち上げられた花火となったのでした。
そのような宇宙の多様さも、やがて地が硬く、堅く、難く、固められることによって固定化され、天が地の周りを巡るようになった。
そして大地はやがて丸くなって地球が太陽の周りを回り始めたことで、私たちの知る宇宙となったのでした。
また訳の分からないことを言いだしたとお思いでしょうか?
どこからどこまでがどこからどこまでか、
その境界が溶け出していく世界で、
文献や肖像画、写真や記録、帳票などの史料や
建造物や古墳、彫刻や植物、地層や地形に至るまでの資料、
ついに歴史がそれら被造物(カタチ)の支配から解放されて、
認識の手中に戻ってくるのです。
ニンゲンの本体が認識だとするなら、
ニンゲンの知覚する宇宙のカタチ、
ニンゲンの歴史は、
たしかに5000年前、宇宙は箱の中で
あるときを境に大洪水を防ぐための天蓋が張られ、
ある時期、地球は象の上にあって、亀によって移動していたし、
たしかにあるとき地球は平面で、
たしかに今、地球は丸いのです。
むしろニンゲンの認識に合わせて宇宙がカタチを変え、
それに沿うように資料や史料が生成され、
それに見合わない記憶(データ)は消去されるのだといえます。
あなたはそのような歴史観を「異常」と捉えますか?
それとも、ようやく「正常」になったと捉えますか?
下記の記事に繋がってくるのです。
このような考え方はどうしたって証拠を提示しようがないので、いわゆる悪魔の証明として、考えても仕方がないものとされてきました。
しかし現在、後々多くの人々の前に突きつけられる可能性が高くなってきているのです。
想像してみてください
もしもニンゲンのそのときどきに湧き上がる認識の総意が歴史のホントウの姿なのだとしたら、時を積み重ねることになど何の意味もないとは思いませんか?
少なくとも未来の人々はそのように考えるのです。
それに何の意味があるのか、
それが何なのか、
それらはわからずとも、ただ積み重ねることを楽しむために、
そのために生まれてきたはずなのに…
とはいえ価値観を決めるのは個々の個体です。私はどちらを「正常」とも「異常」ともいうつもりはありません。
ただ、もしも認識こそをホントウの歴史だとするのであれば、ぜひとも穏やかさをそこに組み込むようにしてください。
闘争と猜疑と、
戦争と略奪と、
抑うつと分裂、
そして生存のための排斥、
それらこそが、それらのみが、
ニンゲンの本能であり、あとのものは攻撃性を抑圧にすることによってカタチを偽装してるにすぎない、
そのような認識が創り上げる歴史、
そのような認識が創り上げる宇宙があったとしたら、
まさしく「地獄」といえるでしょう。
こう考えてみてください。
「おかあさん」が降り立ったのはあなたを愛しているからです
「ラ」が何度死しても、何度だって河を渡るのは、あなたにあたたかいお日様を届けるため
星々が巡り始めたのは、止まってしまった空に変わって人々の目印になるためで、
亀と象はあなたが宇宙に落っこちて迷子になってしまわないように星を支えていました。
あの星の光は私たちの闇を照らすために開けられた穴で、
大地が平らになったのは限りある世界を大切に思えるように
大地が丸くなったのは、進み続けた先で懐かしい景色へ戻ってこれるように…
たとえ『社会』がいかにニンゲンの醜さを演出しようとも、覆しの鍵がすでに与えられていることを忘れないでください。
積み重ねることを楽しむタタカイ
穏やかさを繋いでいくタタカイ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
