納音鑑定サンプル2
納音については興味を持ってくださった方が多いので、「カルマの地図」シリーズとして、さらに詳しく説明を書き始めました。
・・・ので、鑑定もさらに詳しくしてみます。
四柱推命の命式はいくつも説明を書いているので、どれが五行の何なのかはある程度わかるかなと思うのですが・・・・・
命式
癸卯 癸は水 卯は木
乙卯 乙は木 卯は木
甲戌 甲は木 戌は土
甲子 甲は木 子は水
命式には圧倒的に木が多いですね。これを覚えておいてください。
命式は天文学的で自然界の計算で算出された現実の自分
一方、納音は象徴学で魂の計算で算出された内側の自分
・・・といったようなイメージです。
だから、現実の自分と内側の自分がほぼ同じ人と逆な人がいます。
これは後者のほうの極端なサンプルです。
命式では木(乙・甲)が多く、命式の十二運は
年柱:干・長生 支・帝旺
月柱:干・建禄 支・帝旺
日柱:干・養 支・養
時柱:干・沐浴 支・沐浴
帝旺の勢いがあり、これはとても強い行動力・現実的エネルギーを表しています。
納音
一方納音は金・水・火が中心で、命式にあった木がまったくありません。
音韻理論では、十干・十二支に数字を割り振り、その足し算の合計から納音五行を導き出します(和が5より大きくなる場合は-5します)。
十干
甲乙…1、丙丁…2、戊己…3、庚辛…4、壬癸…5
十二支
子丑・午未…1、寅卯・申酉…2、辰巳・戌亥…3
納音五行
1→木、2→金、3→水、4→火、5→土
年柱:癸卯/金箔金・自胎
月柱:乙卯/大溪水・自死
日柱:甲戌/山上火・自墓
時柱:甲子/海中金・自死
このズレは欠陥ではなく、完全に 魂の設計意図といえます。
このあたりのことは「カルマの地図~魂の音~」で詳しく説明しますね。
では鑑定してみましょう。
年柱納音:金箔(金) × 自胎
年柱の納音は、
魂がどんな性質を持って転生してきたのか、前世からどんなエネルギーを引き継いでいるのかを示す場所です。
ここは 生まれた家系ではなくもっと深い 魂の系譜(ソウルライン)も表します。
金箔は 薄くて繊細で、光を通し、空気の揺らぎさえ感じる素材。
これは、感性の鋭さ、雰囲気を読む力、見えないものに反応する、微細なエネルギーに敏感、美意識が高い、言葉の間を読む・・・といった研ぎ澄まされた直観を意味します。つまり、すごく細やかで、曖昧さや空気を読む能力が高い・・・。
キーワードは
繊細な感性
芸術性
高い精神性
価値を引き出す力
小さな光を大きく輝かせる
物事を整え、美しく仕上げる
自胎とあるのは十二運星で、エネルギーを示します。
ただし、命式の十二運星とは、これもまた別で魂のエネルギーです。
自胎は命式の「胎」とエネルギー的には同じです。
金箔金が「自胎」を持つ意味
十二運の「自胎」は、
魂がまだ子宮で丸まっている段階を表します。
生まれる直前の
整える
受け取る
育てる準備をするまだ外に出ない
誰にも言えない秘密を抱える
深いところで動いている
・・・・・そんな世界。
これは 強さが表向きに出る段階ではないけれど、内側はとてつもなく神聖で、純粋で、静かな力を蓄えています。
金箔金 × 自胎は、生まれる前の記憶を持つ人です。
ルーツを大切にして、直感に従って生きていくことで
金箔金の 神聖さ と自胎の 魂の原型 が重なることで、普通の人が思い出せない深層領域にアクセスできるようになります。
結果的に、直感が鋭い。気づきが速い、あ、これ違うがわかる、人の深いところの痛みがわかる、占い・未来予測が自然にできる・・・これらはぜんぶ 自胎の能力です。
命式十二運が強いのに納音十二運が胎なのはなぜ?
普通、強い命式を持つ人は、納音も強めになりがち。
でもサンプルは逆。
これは『現世ではリーダー、魂では赤ちゃん』『外側では強い、内側では無垢』という超レアタイプです。
人は導けるのに心は優しくて、傷つきやすいところはそのまま持ってて・・・でもどんどん再生する。そんな 二層の人格 を自然に持っている人となります。
月柱納音:大渓水(水) × 自死
自死は派によっては自昇と表示されることもありますが同じ意味です。
キーワード/自然象徴
渓谷を流れ落ちる水
深い谷間の水流
見えないところで勢いを持つ水
表面は静かでも、奥に強い流れ
影の中の水脈
地形に沿って深く落ちていく水
キーワード/性質・人物像
直感が鋭い
感情の流れを深く読む
他人の内側に気づく
繊細で洞察力が高い
深層心理にアクセスできる
理由なき不安を感じやすい
周囲のエネルギーを吸いやすい
表には出さないが内側は強い
才能・強み
深読み・本質把握
スピリチュアル感性
無意識領域の理解
潜在意識ワーク
心理・ヒーリング
危機察知能力
見えない流れの変化点を読む
人の本音を見抜く
闇や傷の理解が深い
課題
感情を溜め込みやすい
エネルギー敏感体質
人の気を吸いすぎる
心が揺れやすい
理由のない不安が出やすい
積極性が弱くなることも
行動・パターン
ひとりの時間が必要
深い話を好む
圧の強い人・場所を避ける
感情の空気の変化にすぐ気づく
観察・分析が先に出る
目に見えない情報を重視する
人生テーマ
暗い場所に光を見つける
深い流れを読む水の賢者
無意識とつながる
人の心の奥を理解する
影を癒し、水を流す役目
変化の前兆を察知する
心の谷間に橋をかける
相性が良い分野
占術全般
スピリチュアル
ヒーリング
心理カウンセリング
芸術(とくに深いテーマ)
直観型の仕事
人の相談ごと
十二運「死」ってどんな状態?
十二運の「死」は、終わりではなくて 「いったん動きを止めて深く内側に潜る」時期。
精神・性格
外に向かうエネルギーが弱め
内省・内観に強い
人より深く考えてしまう
直感が鋭くなる
物事の「裏側」「本質」を見抜く
(普通の人が見ないところに気づく)
苦手なこと
突発的な行動
外交的なムーブ
集団の中心に立つ
【大渓水 × 死】の組み合わせの意味
今回箇条書きにしてみましたが、同じようなものが多いことがわかりましたか?とても象徴が一致しているのです。
■ 大渓水の本質=深く落ちる水
■ 死の本質=内側深くに入る
これが重なると【深層世界に最も強くなる水】となります。
つまり心の深いところ・人の見えない部分にアクセスできる・・・という特殊能力の象徴になるのです。
月柱にある時の影響(社会運・実家・月令)
月柱は、思考・仕事・社会性・青年期(20〜40代)加えて深く読む場合に、母方の家系や家庭運を司ります(父方は年柱、入り婿の場合も同様)。
だからこの組み合わせは、青年期は「心の深さ」や「洞察」で周囲と差がつくと読めます。
人の隠れた本音がわかったり、場の気の流れやエネルギーの変化に超敏感で、普通なら気づかない兆しに気づく・・・など
実家・家庭との関係
家の中の微妙な空気を察してしまう
親の感情の変化に敏感
母親の心を感じ取りすぎることもある
メリット(強み)
スピ・占術の深読みが自然にできる
ヒーリングや潜在意識の扱いに向きすぎ
「言葉にできない領域」を理解できる
傷ついた人の“核心”を見つけられる
変化の前触れ、運気のうねりを察知する
デメリット(弱み)
気を吸いすぎる
溜め込む
母の影響が強すぎることも
人の感情に引っ張られやすい
理由のない不安が起きやすい
孤独を感じることがある
人生テーマ
「深い水の世界を歩く案内人」
表面ではなく、奥の世界・心の底・潜在意識・魂の記憶・・・そういう領域を見つめることで力を発揮すします。
月柱「大渓水×死」は、深い意識と感情の流れを読むために生まれてきた人といえます。人の本音や魂の動きに気づく力があり、癒し・占術・ヒーリングで真価を発揮します。
直接的にヒーリング系でなくても、音楽や詩人などとしても才能を発揮できます。
納音の記事には、適職に、音楽(芸術)など、よく出てくると思いますが、このサンプルの場合の音楽はピアノやチェロなどの楽器演奏や、静かな音楽です。
日柱納音:山上火(火)× 自墓
キーワード/自然象徴
山の上から差し込む日の光
高い場所から世界を照らす炎
燃え盛る火ではなく、高所からの洞察・照らす光
キーワード/性質・人物像
高い視点をもって物事を見る
俯瞰力がある
美意識・理念・哲学を重視
「こうあるべき」という美しいビジョンを持つ
人に光を当てる生き方(ガイド)
力の源泉
「遠い未来を見渡す直観」
占術・導き・教育・啓蒙に向く火
得意分野
方向性を示す
より高いところへ導く
人のステージを上げる
未来予測
美しいストーリーを描く(作家・ナビゲーター)
十二運 自墓(じぼ)ってどんな状態?
自墓とは自分のエネルギーがいったん内側に吸収される状態
特徴
精神が深くなる
感情や直感が研ぎ澄まされる
表より内側に強さがある
人の心の闇や影に強い
自墓の場合の人間関係の癖
一見穏やか、でも芯は強い
本音は深いところにある
魂の洞察が鋭い
人の影の部分を理解できる
「過去の記憶」を引きずりやすいが、それを知恵に変える力も強い
【山上火 × 自墓】の総合解釈
山上火 は高所の光で人や未来を照らす力
自墓 は深い洞察へ潜る力
総合すると深い洞察をもった導きの光となり、これが 魂の本質です。
ここまで、年柱・月柱・日柱とも、似たような方向性を示していますね。
星は、すべて「人を救う・導くための配置」です。
時柱納音:海中金(金)× 自死
海中金はまだ表に出ていない金属。
海の深くに眠る鉱石・鉱脈の象徴。
性質
表から見えない才能
人に見せない強さ
秘めた専門性
ストック型の能力
努力の蓄積が実るタイプ
ひっそり磨かれた芸・技・知恵
人生テーマ
「静かな場所で育った宝を、ある時期に掘り起こす」
人前にガンガン出る金ではなく、深海の圧力に耐えながらゆっくり純度が高まる宝石の原石みたいな性質です。
十二運:自死(じし)
自死は
「内側に潜り、エネルギーを深層に落とす時」
自死の特徴
外で見せるより、内側の方が強い
精神性が深い
目に見えない領域の理解が得意
完成より熟成
ひとりの世界で力が伸びる
見えない場所で重要な役割を果たす
海中金 × 自死 の組み合わせ
海中金=深海の金属
自死=内側に潜る
深く潜るほど純度が高くなる金という象徴になります。
この組み合わせが示す才能
見えないところで力を発揮する(裏方・縁の下・内面の世界)
神秘・スピ・潜在意識に強い(深海=無意識の象徴)
表向きよりも、深層の人間理解に特化(表情・言葉より気配でわかる)
長期戦で才能が開花(途中で評価されなくても関係ない)
年齢が上がるほど強くなる
海の象徴=縁・運命のつながりに縁が深い
時柱に位置するとどうなる?
時柱は命式では子供や子孫、後継ぎなども含まれますが納音では、晩年・精神性・本心・潜在能力・本当の自分の領域となります。
だから、晩年ほど才能が研ぎ澄まされる・・・若いころより年を取っていくほうが本物になっていきます。表に見せない強さがあるので、穏やかに見えて、本質は固い核(金)があり、経験の圧力で純度が上がり続けます・・・だから若い時の積み重ねで、晩年が大きく変わります。
海中金×自死の時柱は、
深い静寂の中で才能を磨き、晩年に圧倒的な純度の光として現れる深海の宝・・・といったイメージです。
納音の十二運の表を以下に貼っておきます。
お渡しした命式表で、年柱・月柱・日柱・時柱の干支を調べて、「納音鑑定」の記事にある表で、それぞれの納音を出し、下の表から納音十二運を出してみてください。
解説は「納音鑑定」をご参照ください。長い解説なので有料としていますが、メンバーシップでは全文をメンバーシップで読むことができます。
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