旅人と社会復帰
実は旅人していた頃があった。とはいえ、旅人オンリーで旅資金がなくなったらバイトとかで稼ぐではなく、旅人のついでに学生やったり会社員してた感覚である。こんな感覚で二十歳からこの40年生きて来たから、以下のように迷うかもしれない。
ま、上記のディープな事は一旦置いておく。旅先で、俺は旅が好きなんだ・旅人なんだから、もっと北海道とか行った先・気に入った先で、ずっと居るんだと堅い意志を持っていても、学生や会社の休みが終わる日までしか旅が出来ない。そんな感じで、いつも歯痒く感じ、我慢して休み明けの学校や会社に行く羽目になっている。
ある時、北海道旅行を終え、帯広空港で小牧に向かう飛行機の中で涙した事が有る。本当に帰りたく無かった。自分の足で機内に入ったとは言え、護送される感覚で飛行機乗ったので、観念して何も考えずに小牧まで乗せて貰えればそれで良いかもしれない。が、普通人と違う旅人の端くれの俺としては、それでは面白く無いので、自分に、
"またこればいいんだ,また来れば"
と自分を騙し騙しして、妙な脱力感を持って帰途についていた。それはそれで、良しとしても、まだまだ私が会社で過ごした40代までは、パワハラ全盛期だったというのもあるにせよ、長旅のあと出勤すると、北海道惚けで何かキリッとしていない風体が目障りだったようで、とある上司からは初日からきつくあたられたのは、今でも許すわけにはいかない
。なぜなら、何かイライラしていて、それを八つ当たりしていた感じだからだ。
このように、週末や長期連休で、なまじっか旅人になり、その期間の旅がとても楽しいと、それに反比例して、休み明けの初日やその週が堪らない思いになる。その分ギャップが激しくなるんだ。そして、週末の休みを迎え、ある程度疲れをとったら、会社という戦場へ赴く事となる。
そう思うと、学生の時は休みが長いから徐々に社会復帰すれぱ良かったが、社会人になったら、徐々にというわけにはいかない。大昔、
というハチャメチャ楽しい旅をした時、とても社会復帰するのに苦労した覚えが有る。
だけど、ある時、こう思った。確かに、旅に出て天国か桃源郷を味わい、そして帰った翌日地獄に堕ちるぐらいなら、出掛けず家に燻っていた方が楽かもしれない。が、それでは底に残った砂金のような宝物という想い出が残らないので、それを求めてまた旅に出る。
また旅に出ようと、それが何泊かの旅も有れば、数時間家の近くを違う道を歩き、新たな発見するのも旅である。何だっていいんだ、きちんと型にはまった旅行では無く、各人が思うような気の向くまま好きな自由な旅をすればそれで良い。
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