🌸 櫻坂46の表題曲に“英語タイトル”が増えているのは気のせいか?〜Lonesome rabbitまで〜

はじめに

櫻坂46の15th Single『Lonesome rabbit』のMVが公開されました。

これはタイトルが発表されたときにふと思ったのですが、最近の櫻坂46のシングル表題曲は、英語タイトルが多いなと。

個人的には、日本語タイトルの方がかっこよく感じたり、意味がそのまま響いてくるので好きなので、少し寂しいなという気持ちもあります。

たとえば『承認欲求』や『何歳の頃に戻りたいのか?』のように、意味がストレートで伝わってくるもの。

あるいは『桜月』や『五月雨よ』のように、タイトルだけで情景が浮かぶものもあります。

✒️1.“文字”も櫻坂46の演出だった

別の視点だと、MVで楽曲名がタイポグラフィのように表示されるとき、日本語の方が“日本のアイドル”としてかっこいいというのもあります。

『自業自得』『承認欲求』

もちろん英語でもスタイリッシュでかっこいいのですが、日本語や漢字のタイトルだと意味だけじゃなく、文字の強さそのものにインパクトがある。

だからこそ、MVで表示された瞬間に、世界観が完成する感じがある。

これは、日本語タイトルならではの強さかもしれません。


『承認欲求』はちょうどサムネイルにもなっていますね。

個人的には表題曲ではないですが『夏の近道』も好きです。これも、タイトル文字が印象的なサムネイルになっています。


📝2.並べてみると、途中から空気が変わる

改めて歴代のシングル表題曲を並べてみます。

1st Nobody's fault
2nd BAN

3rd 流れ弾
4th 五月雨よ
5th 桜月
6th Start over!
7th 承認欲求
8th 何歳の頃に戻りたいのか?
9th 自業自得

10th I want tomorrow to come
11th UDAGAWA GENERATION
12th Make or Break
13th Unhappy birthday構文
14th The growing up train
15th Lonesome rabbit

こう見てみると、2024年後半の10th Single『I want tomorrow to come』以降の表題曲は、英語タイトルが続いていますね。(“構文”は日本語ですが)

もちろん偶然かもしれません。

でも、「最近英語タイトルが続いているな」という感覚は、流れとして確かに存在している気がします。

『五月雨よ』や『桜月』は、英訳してしまったらニュアンスが変わってしまうし、日本語特有の余白や、想像させる部分の美しさも少し消えてしまいそうです。

🌸3.他の坂道グループと比べても、櫻坂はかなり英語寄りかもしれない


もちろん、乃木坂46や日向坂46にも英語タイトルの楽曲はあります。

ただ、最近の表題曲の流れを見ると、櫻坂46はかなり“英語タイトルが連続している”印象があります。

私は櫻坂46の楽曲しかほぼ聴いたりMVをみたりしないので、少し主観的な印象になってしまっているかもしれませんが、乃木坂や日向坂についてのイメージも書いてみます。

乃木坂46は今でも、“日本語タイトルの文学性”がかなり強い印象があります。

少し長めのタイトルだったり、情景や感情をそのまま言葉にしたようなタイトルだったりで、”言葉そのものを味わう”感じが強い気がします。

また、日向坂46は、親しみやすさやキャッチーさのあるタイトルが多い印象があります。

英語を使っていても、日本語と混ざっていたり、カタカナにしていたりして、“口に出しやすさ”や“覚えやすさ”を大事にしている感じがあります。


たとえば日向坂46の『クリフハンガー』。

櫻坂ファンの私も、YouTubeで何回か見たくらい好きなのですが、タイトルはカタカナです。元は英語の “cliff-hanger” なので、もちろん英語タイトルにすることもできたはずです。

でも、あえてカタカナにしている。このあたりにも、グループごとの方向性の違いが少し出ている気がします。


🌍4.なぜ櫻坂46は英語タイトルが増えているのか

では、なぜ最近の櫻坂46は英語タイトルが増えているのか。

個人的には、海外展開をかなり意識しているようにも見えます。

アジアツアーの発表もありましたが、最近の櫻坂46は、海外ライブ・YouTube・Spotifyなど、“世界で見られる前提”のグループになってきたのかなと思っています。

そうなると、英語タイトルの強さはかなり大きいはずです。
『何歳の頃に戻りたいのか?』は、個人的には大好きで、日本人には刺さるけど、海外ファンには入口にしづらいとも言えます。

一方で、

  • Start over!

  • Make or Break

  • Lonesome rabbit

は、一瞬で読める。検索もしやすいし、SNSでも共有しやすい。

つまり最近の櫻坂46の楽曲は、“作品タイトル”から、“世界に流通するタイトル”へ変わってきているのかもしれません。

💡5.これから先、櫻坂46のタイトルはどうなっていくんだろう

ここまで並べてみると、最近の櫻坂46が英語タイトル寄りになっているのは、たぶん偶然ではないですね。

じゃあ、この流れはこの先も続くんだろうか、というと個人的には、“完全に英語化”はしない気がしています。

理由は単純で、櫻坂46の強みは、やっぱり“言葉の空気感”にあるからです。

たとえば『五月雨よ』『桜月』『承認欲求』『自業自得』みたいなタイトルは、ただ意味を伝えているだけではなく、漢字の見た目や、日本語特有の余白込みで、櫻坂46の世界観を作っていたと言えそうです。

これは、完全英語化すると少し失われる部分でもあると思っています。

ただ面白いのは、最近の英語タイトルは、ただのポップ英語ではないことです。

『Unhappy birthday構文』は、本来は祝福の言葉である “birthday” に “Unhappy” を重ねることで、少し違和感があって、少し影のあるタイトルになっている。

『Lonesome rabbit』も、“rabbit” というかわいらしい単語なのに、どこか孤独感がある。

少し不穏で、少し文学的で、ちゃんと最近の櫻坂46の空気をまとっている。

だから今後の櫻坂46は、“日本語タイトルのグループ”でも、“英語タイトルのグループ”でもなく、“櫻坂らしい空気感を、日本語と英語の両方で表現するグループ”になっていくのかもしれません。

つまり櫻坂46は今、“日本語の文学性”を失ったのではなく、“櫻坂らしさそのもの”を、英語でも表現できるようになり始めた

そんな過渡期にいるのかもしれません。

もしそうなら、今後また、突然『五月雨よ』みたいな日本語タイトルが来る可能性もある。でもその時は、昔と同じ意味ではなく、“世界を見た後の櫻坂46の日本語”になる気がしています。

⭐️6.まとめ

5周年ライブを終え、さらに飛躍していく6年目の櫻坂46。

その先でどんな方向へ進んでいくのか。“楽曲タイトル”という視点からも、
これから楽しみにしていきたいです。

ほかの記事

仕事や家庭がある社会人の「ゆるBuddies」として櫻坂46のことをnoteに投稿しています。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集