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ホロライブ運営の不手際が多発

今年4月に「企業系VTuberの行く末」という記事をnoteに寄稿し、
先日は「ホロライブの運営方針がタレントを壊している」を載せ、こちらはかなりの反響を頂いた。

そうした舌の根も乾かないうちにホロライブ運営が原因の不手際がここ数日で次々と露見した。
さすがにこの短期間でまた似たような記事を書くのもどうかと思ったが、改めて今回の問題を交えて話をさせて貰おうと思う。
私が今回取り上げるのは大きく2件。
鷹嶺ルイさんのアルバム売上枚数連携不備のトラブルと、戌神ころねさんのフェス不参加発表を巡るトラブルだ。

まず鷹嶺ルイさんのアルバム売上枚数の件で言うと、先日発売された鷹嶺ルイさんのアルバムが思っていたよりも売り上げが伸びなかったことに端を発する。
すると運営するホロライブ公式から、「チャート集計会社のシステムに不具合が発生し正しく集計されなかった」との発表が成された。
これを受けてか鷹嶺ルイさんは、その日から暫く自枠での活動を休止すると発表。
日曜日に毎週続けていた競馬配信すら自粛する落ち込みようだった。
確かにショックなのはわかるが、こればっかりは仕方ないのではないかと私は思っていた。
だが事態が急変したのは翌日、改めて公式からアナウンスされたのは、
「自社のシステムの不具合により、各社チャート会社に集計結果が送信されていなかった」というものだった。
つまり売り上げ枚数の集計を受信する相手側ではなく、送信する自社側の不具合だったと言い改めたのだ。
これでは全く話が変わってくる。
相手側の問題ならそもそも他の歌手にも影響が出ていたはずで、自社の問題を隠蔽しようとしたともとれる。
また全集計会社の内、数社には遅れて送信した分を計上可能とのことだが、
恐らくオリコンやビルボードといった大手の集計会社には今更受け付けては貰えないだろう。
歌手活動をしていて売り上げ初動枚数は全ての指標となるだろう大事な数字だ。
またファンは当然発売日当日に購入しているはずだし、その上でホロライブの公式ECサイトから購入しているはずで、そう考えると初動売り上げのほとんどが永遠に計上されなかったことになる。
しかもそれが自分の所属する運営会社の不手際だとしたら本人もファンも憤るのは仕方ないだろう。
こういった作業は初めてではないだろうし、何故今更、しかも大事な初週でやらかしたのか。
こういうことになるなら何故専門の音楽レーベル会社だったイノナカミュージックを閉じたのか。
音楽に特化した部門として残しておけばよかったのではと経営方針の選択ミスにも繋がってくる。

そしてもう1件起こった特大の問題が、戌神ころねさんのフェス不参加のアナウンスだ。
これは戌神ころねさんの配信で明らかにされたことだが、戌神ころねさんは来年3月のホロライブ公式のフェスイベントへの不参加の表明について運営とかなり揉めたことを明らかにした。
戌神ころねさんは、秋頃から母親が倒れて介護が必要になったということで活動を休止していた。
現在はかなり負担は減ったとのことだが、今の精神状態で元気に歌って踊るパフォーマンスは出来ないとしてかなり早い段階から運営には不参加の意向を伝えていた。
しかし運営はそんな戌神ころねさんに対して、フェスの直前で急遽参加出来なくなったテイで公表と出来ないかと打診してきたのだという。
これを聞いた戌神ころねさんは激怒し、現時点で参加出来ないことが分かっていながらチケットを売ってから不参加にしたいはファンに対してあまりにも不誠実だと怒りをブチまけたのだそう。
そうしたやり取りの結果、何とか戌神ころねさんの意向通りチケット発売前に不参加の発表が成されたわけだが、戌神ころねさん以外のタレントだったら無理やり言いくるめられた可能性が高い。
というよりもこういったことが日常茶飯事に繰り返されているんだろうなということが透けて見えた一件だったと思う。
これまでの卒業者や先日の天音かなたさんの卒業発表に関しても同じようなことが継続的に起こっていたのだろう。
そういったことが1回や2回じゃないなら辞めた方がいいと判断するのも十分理解できる事象だろう。

こういったトラブルを見ていると、ホロライブ運営会社であるカバー株式会社がいかに自社の利益を優先し、タレントやファンの想いを二の次にしているかが浮き彫りになったように感じる。
前回の記事でも書いたが、800人近い従業員がいると恐らくタレントやファンのためにと思って仕事をしている人はかなり少数なんだろうと思うし、中途やヘッドハントされて入社してきた社員なんかは自分の利益のために仕事をしている人がほとんどだろうと思う。
ホロライブは自社の発展のために株式公開し、一気に大きくなり過ぎたのは間違いないだろう。
現状で漏れ聞こえることを総合しても身の丈にあった経営とは言い難い。
今の運営体制が続くようなら近い将来、また多くのタレントが卒業という形でホロライブから離れていくだろう。
当初はアイドル活動のつもりで加入してなかったタレントがアイドル活動に舵を切った運営と合わないのだろうと思われていたが、ここ最近の運営の問題を何度も目にしていると傲慢な運営のやり方に嫌気がさして辞めざるを得ない人が多かったのかなと邪推したくもなる。

前回も同じことを言ったが、今回もあえて言わせて欲しい。
ホロライブはもう一度、自社は何のために存在しているのか、タレントファースト/ファンファーストで運営してほしい。
規模が大きくなり過ぎたのなら、タレント事業とメタバース開発や音楽関係を別会社として切り離してもいい。
このままでは企業の資本の根幹をなすタレントが一人もいなくなる可能性だってある。
そうなればもはや会社としても継続していけなくなり、800人近い社員も路頭に迷うことになる。
大企業がそう簡単に止まれないことは承知しているが、今ホロライブが存続できるかの瀬戸際にいると思っている。

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