親子の会話をつくる、魔法の一枚。
最近こどもたちの環境で、『大人目線』での制度の変更が多いなと感じています。
住んでいる自治体ではデジタル化推進ということで、
ドリル・ワークテストが廃止となり
AIドリルを活用した学習やテストへ変更になりました。
テストの結果も、こどものタブレットからの確認になり、こどもがテストを持って帰ってこなくなったので、
いつテストをやったのかわからなくなりました。
教育委員会から、テスト結果の閲覧方法の案内は、保護者の学校のアプリ宛に届きましたが、テストの結果が届いているのはこどものタブレット
親が好きな時に閲覧できるわけではなく
こどもが学校から帰ってきた後の、タブレットを使っていない時に限られます。
テストの結果を見るために・・・
タブレットをこどもから借りる。
↓
記憶していないIDとPWを紙を見ながら入力。
↓
起動するまで待つ。
↓
アプリを探す。
↓
アプリが開くまで待つ。
↓
確認したいテストを探す・・・。
こんな負担が親に増えました。
紙のテストは、AIドリルにはない、いいところがたくさんあります。
親子の会話をつくる、魔法の一枚。
紙のテストのこと
わたしはそう思っています。
テストの点数が100点の場合は
テストの単元が理解できていることが確認できます。
テストの点数が100点ではなかった時こそ
大切な学びがあります。
落とした点数は何が原因なのか。
一緒にテストの振り返りをしながら
宝探しをすることができるのです。
「この問題、どうしたら丸になったと思う?」
わたしはそんなふうに聞いて、こどもの答えを待ちます。
「問題文をしっかり読んでいなかった。」
「足し算なのに答えは引き算の答えを書いてしまった。」
「記号で答えるのに、言葉で答えてしまった。」
・・・
こども自身が「どうしたら丸になるかな」と考えることで、できるようになるための宝物がたくさん見つかります。
点数が良くても悪くても、点数以外に褒めポイントもたくさんあります。
・字が丁寧に書けている。
・途中の式がしっかり書けている。
・選んだ選択肢に斜線が引いてある。
ワークテストが廃止になり
わたしが一番残念だと感じたことは
「親子の会話が減ること。」
点数を見ることだけが目的ではなく、
一緒に振り返る時間そのものに価値があったのだと思うのです。
親子の会話にはいいことがたくさんあります。
親子でテストを見ながら会話をする時間は、
安心感や「見てもらえている」という実感につながるように感じています。
ワークテストの廃止によりこのような親子の会話が減ることで、
・自分の弱いところを分析する力
・「なぜそうなるのか」を考える力
・語彙力やコミュニケーション力
を育てる機会も少なくなってしまうように感じます。
今年1月から、住んでいる市の学校給食の牛乳は、製造業者ではなく「殺菌方法」が変わりました。
大人にはわずかな違いでも、味覚が敏感な子どもたちは変化を感じ取ります。
「飲めなくなった」という声が増え、実際に給食だよりでも牛乳の残菜について触れられていました。
子どもたちにとっては、小さな変化ではなかったのだと思います。
デジタル化だけではありません。
子どもに関わる制度や仕組みは、大人が「これで大丈夫」と判断しても、実際に使うこどもたちにとっては違う結果になることがあります。
だからこそ、こどもに関わることは、「大人目線」だけではなく、「こども目線」で考えることが大切なのだと感じます。
大人が「こどものため」と決めるだけではなく、実際にこどもたちがどう感じ、どんな困りごとがあるのか。
保護者やこどもたちの声を聞きながら進めていくことが、本当の「こどものため」につながるのではないでしょうか。
始めるまでに少し時間がかかったとしても、しっかり検証し、必要があれば見直す。
そんな姿勢こそが、こどもたちの未来につながると、わたしは思います。
目の前で起きている出来事だけではなく、その背景まで考えられるこどもたちが育ってほしい。
そして、わたし自身も、そんな大人でありたいと思います。
🌸みんなに笑顔の花が咲きますように🌸
ことのは
***関連記事***
他にも、「こども目線」で考えることの大切さについて書いた記事があります。
どちらも、大人の都合や考えだけで決めるのではなく、こどもたちの声に耳を傾け、一緒に考えながら進めていくことの大切さについて書いています。
よろしければ、こちらも読んでいただけるとうれしいです🌸
牛乳の記事はこちら↓
タブレットの記事はこちら↓
