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FOODEX JAPAN 2026|ワイン&スピリッツ編〜今知るべきフランスワインの潮流〜

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FOODEX JAPAN 2026 フランスの魅力を巡る旅


この度、東京ビッグサイトで開催された大イベント「FOODEX JAPAN 2026」のフランスパビリオンを回らせていただき、多くの魅力あふれるワインをはじめとする飲料やフードと出会いました。

その模様をこれまでにXやInstagramでもいくつか発信させていただきましたが、あらためてnoteで詳しくご紹介したいと思います。

今年のフランスパビリオンは約60社が参加ということで、ワインをはじめフードも多彩で、非常に多くの方々が訪れて常に賑やかで盛り上がりを見せていました。これほど多くのフランスの飲料とフードが一堂に会することはなかなかないということで、個人的に連日即興でペアリングの提案もさせていただきました。

そして先日、こちらのnoteにて2つの記事を公開しました。


今回はその続編であり、最後の締めくくりと致しまして、ワイン&スピリッツ編を公開します。
必ず新たな発見があると思いますので、ぜひご覧いただければと思います。



知る人ぞ知る ブルゴーニュの実力派生産者


今回まずご紹介したいのが、「Hesiode エジオド」のブースで出会った、こちらのブルゴーニュワイン。


Hesiode 

エジオドはフランスに拠点を置き、30年以上にわたりフランス産ワイン、シードル、スピリッツを輸出してきた企業です。
国内各地の独立系生産者や協同組合と提携し、輸出プロジェクトの実行と、国際的な輸入業者・販売業者のニーズに応えています。
フランスのブドウ栽培文化のアンバサダーとして、赤・白・ロゼ・スパークリングワインに加え、オーガニックや環境配慮型ラベルのワインなど幅広い商品を提供しています。


ピエール・ブレ


今回は、以前から個人的にも注目しているブルゴーニュ地方の生産者「ピエール・ブレ」のワインにフォーカスしたテイスティング。

特に印象的だったのがこの「メルキュレィ」の白。


メルキュレィといえば、コート・シャロネーズ地区の赤ワインの品質の高さで有名ですが、こちらの白ワインの風味の豊かさとエレガンス、ミネラル感と旨味、酸味との見事な調和に驚きました。

鶏とマッシュルームのクリームシチューによく合いそう。

クリュ・デュ・ボージョレもテイスティング。


ピエール・ブレは既に日本にも輸入されており、輸入され始めた当初に、ピノ・ブーロ(ピノ・グリ)をテイスティングする機会をいただき、ブルゴーニュワイン特有のまろやかさに加え、独特の風味と旨味があり、著名生産者が造るムルソーを彷彿とさせるそのスタイルに驚かされました。




ボルドー名門ワインの奥深さを体感


続いてはこちらへ。

Duclot

高品質なファインワイン流通における各チャネルでの専門性が強みで、国際的な販売、ホスピタリティ産業、ワインショップ、オンライン販売の4つのチャネルで活躍しています。
ボルドーにルーツを持ち、本社はパリにあり、ニース、ニューヨーク、ロサンゼルス、シンガポール、タイにも拠点を展開しています。

シャトー・カロン・セギュールを含めた同一生産者の赤ワインの比較テイスティング。
ボルドーのエリアごとのハイクオリティなワインを比較テイスティング。
最後は甘口の貴腐ワイン 2015年ヴィンテージをテイスティング。

貴腐ワイン ソーテルヌはそれ自体が最上のデザートにもなりえますが、桃やアプリコット、オレンジを使ったデザート、ロックフォールなどのフランス産のブルーチーズ、フォワグラの冷製との相性の良さで知られています。

その他にも個人的におすすめしたいのが、グリルチキンとのペアリング、ソーテルヌの甘味と酸味が調和し、豊かな果実の風味が料理に補完されることで、素晴らしいマリアージュを体験できます。




ニューカレドニアが生み出す新たな味覚の可能性


続いてはこちら。今年も早速訪れました。

いつもお世話になっているユミさんが、今回も笑顔で迎えてくれました。


NCES(New Caledonia Export Services)

「ニューカレドニア エクスポートサービス」とは、ニューカレドニアの企業が国際市場への輸出を支援するためのサービスや組織を指します。これには、輸出手続きのサポート、物流の最適化、規制遵守の支援などが含まれます。
NCESはニューカレドニア産の優れた製品の調達・認証・輸出を専門とし、単一産地の蜂蜜、ラグーンの海塩、結晶化バニラビーンズ、コーヒー、クラフトスピリッツなどを取り扱っています。
「LABEL BLUE」認証により、原産地やトレーサビリティ、国際市場の要求を満たす高品質を保証しています。


まずはシャンパーニュのテイスティング

こちらのDEVILLEは初めてテイスティングしましたが、スタンダードラインも非常にハイクオリティで、とても気に入りました。

ハチミツのお酒 ミード

昨年もミードをご紹介させていただきましたが、今回はまた新しいニューカレドニア産のミード。
ボトルの美しさも目を惹きます。
 
風味も豊かで瑞々しい味わい、軽やかで身体に心地よく染み渡っていきます。
今後日本でも広まっていく可能性大です。

ニューカレドニア産のウイスキーも今回初めてテイスティングさせていただきました。
アロマの華やかさと複雑性、まろやかでありながら深みのある味わいが印象的。こちらもとても気に入りました。



進化するノンアルコールワインの世界


続いては賑やかなこちらのブースへ。

Cordier 

コルディエでは、ブドウ栽培から流通までワイン造りのバリューチェーン全体を統括しています。

再生型農業による持続可能な調達を推進し、協同組合と連携し、スパークリングワイン、大量生産、ノンアルコール製品などに対応した専門拠点を持ち、最適なソリューションを提供しています。

市場の変化に応じて革新を続け、調達から配送まで常に顧客中心の姿勢を貫いています。


ユーモア満点のお二人が日本語で解説してくださり、真面目な顔でおもしろいことを連発されるので、終始笑いが絶えませんでした。


ボンヌ・ヌーヴェル ノンアルコール ソーヴィニヨン・ブラン

ノンアルコールでありながら、ソーヴィニヨン・ブランの品種個性がしっかりと表現されたこちらのワイン。柑橘フルーツやハーブの香りと菩提樹の花のニュアンスが感じられ、味わいは軽快でフレッシュ。
もし日本で飲むのであれば、スモークサーモンはもちろん、鮎などの淡水魚を塩焼きにして、柑橘を絞ったお料理と合わせてみたいです。

品質もボトルデザインも含めて、ワインを囲むテーブルでも遜色なく活躍しそうです。


それ以外にもさまざまなスタイルのノンアルコールワインをテイスティングさせていただきました。



シャブリの真価を再発見する


続いてはこちらへ。


日本でもおなじみの「シャブリ」。ここであらためて向き合ってみます。

Maison Olivier Tricon / Domaine de Vauroux

50ヘクタールの畑を所有し、幅広いワインを世界中に輸出しています。
メゾン・オリヴィエ・トリコンのワインは、卓越したテロワールと、磨き続けられてきた伝統的な技術の融合によって生まれます。

シャブリ全体の地図を見ながらのテイスティング。まるで現地にいるかのような気持ちになります。

シャルドネは、世界的に有名な品種ですが、原産地であるブルゴーニュをまさに代表する白ブドウ品種であり、各区画のニュアンスを忠実に表現します。

一級畑、特級畑との比較テイスティング 

それぞれの魅力がありますが、やはり特級畑のブドウから生まれたワインは、風味とミネラルの凝縮感、奥行きと余韻の美しさが際立っています。



ボルドーが提案する新たなワインのかたち


続いてはボルドーのブースへ。

Bordeaux Families

ボルドー・ファミリーズは、高品質で市場志向のワインを提供するボルドー有数の協同組合です。
強力な生産能力、スパークリングや低アルコールワインにおける革新、そして持続可能性への取り組みにより、国際的なパートナーに対して信頼性が高く競争力のあるソリューションを提供しています。

まずはシャンパーニュ方式のスパークリングワイン「クレマン・ド・ボルドー」をテイスティング。


アルコール0.0% エレガントでワインの風味もしっかりと感じられる、素晴らしいノンアルコールスパークリングワインです。
ノンアルコール赤ワインの品質も上がってきています。こちらは、通常の赤ワインでは珍しい、カベルネ・ソーヴィニヨン とグルナッシュのブレンド。




コニャックとアルマニャックの奥深い世界


続いてはブランデーのテイスティングへ。

Fay Wines & Spirits

フランスの蒸留酒の中心地であるコニャックに拠点を置き、プレミアムスピリッツを生み出しているFay Wines & Spirits。
専門知識と高い品質基準により、コニャック、アルマニャック、ブランデー、ウォッカ、ジンなど、多彩で卓越したスピリッツを提供し、さらには、洗練されたワインベースのリキュールも展開しています。
「LE FURET」ブランデーは、その上質な味わいと独自のデザインで際立ち、フランスの生活美学を体現しています。


独特の美しさをもつボトルも印象的
こちらもぜひということでお味見をさせていただきました。先ほどの2本よりもさらに熟成感があり、香りと味わいに深みを感じます。
最後はコニャックとアルマニャックの比較テイスティング。

熟成期間もXOで同じであり、純粋にテロワールの違いを体感できて、非常に勉強になると同時に、それぞれの個性と魅力をあらためて確認できました。
貴重な機会をいただき、誠にありがとうございます。



海と寄り添うワインの魅力


続いては、初日から気になっていたこちらへ。

Les Vignobles Foncalieu

レ・ヴィニョーブル・フォンカリューは、1967年にラングドックの中心で設立された協同組合ワイナリーの連合です。
協働の価値観のもとに結ばれた生産者たちは、それぞれのテロワールを最大限に引き出すという志も共有し、日々、力強く本格的で、かつ持続可能性を核としたワイン造りに取り組んでいます。

また、耐性品種の研究にいち早く取り組んだフランスの先駆的生産者の一つでもあります。


ピクプールと言えば白を思い浮かべますが、こちらはとても珍しいロゼ。

海のニュアンスを感じるこちらのロゼは、ムール貝やタコ、海老を使ったお料理とよく合いそうです。

今回、Instagramで最初にご紹介させていただいたアルバリーニョ。

アルバリーニョと言えば、スペインのリアス・バイシャスやポルトガルのヴィーニョ・ヴェルデを真っ先に思い浮かべますが、こちらは南フランス。

アルバリーニョの白ワインでよく感じられる「海のニュアンス」は、こちらも健在です。
フレッシュオイスターやアヒージョと相性抜群であることは間違いありません。



食中酒としてのシャンパーニュの可能性


続いてはシャンパーニュのテイスティングへ。

Champagne Roger Barnier

シャンパーニュ・ロジェ・バルニエの理念は、シャンパーニュと美食の融合です。
ブドウ畑はコート・デ・ブラン南部のプティ・モラン渓谷に位置しています。このテロワールは優れたムニエと、素晴らしいシャルドネを生み出します。

HVE(環境価値重視)認証を取得していることを誇りとし、8ヘクタールの畑を42区画に分け、9種類のキュヴェとして仕上げ、唯一無二で希少な“美食のためのシャンパーニュ”を生み出しています。

とても丁寧に解説していただきました。
食前の乾杯はもちろん、前菜・魚・肉料理、全てを通して楽しめる、バランスのとれたエレガントなスタイル。
ブラン・ド・ノワールはふくよかさも感じられ、少しスパイスをきかせてグリルした鶏肉料理に合わせたい。



7品種が織りなす希少なシャンパーニュ


さらにシャンパーニュが続きます。


Champagne G.H. Martel & Co.

「シャンパーニュ G.H. マーテル&コー」グループは、ラプノー家によって所有されています。
現在も100%家族経営を維持し、200ヘクタール以上のブドウ畑を有し、8つの優れたシャンパーニュメゾンを展開。IFS認証を取得し、ランスにある中世のセラーはその品質と独自性によりユネスコから高い評価を受けています。
2026年現在、世界第6位の規模を誇るシャンパーニュグループであり、必ず知っておきたい逸品です。


まず最初はマグマナムボトルをサーヴいただきました。
7品種をブレンドした希少なスタイル



ローヌ渓谷が誇る伝説の造り手


最後はずっと気になっていた方のところへ満を持して訪問。

レストランではずっとオンリストしてきましたが、ご本人に初めてお会いできました。

Yves Cuilleron 

北ローヌ地方にある4世代続く家族経営のドメーヌ。
イヴは、険しい丘陵のブドウ畑から、世界を驚かせるハイクオリティなワインを生み出しています。
手作業、土壌への敬意、そして精密な熟成によって、それぞれのテロワールの個性が引き出され、そのワインは、ドメーヌの歴史と献身に根ざした、真に本物のスタイルを体現しています。


ブドウ品種、産地別に全ラインナップをご紹介いただきました。

白ワインから赤ワインまで、着席した状態でテイスティングをしながら、全て一つ一つ丁寧に解説いただきました。
そのおおらかで落ち着いたご対応に、ワインだけでなく、多くの学びがありました。お忙しい中、ありがとうございます。


この地に根付いてきた古代品種を大切にする、その姿勢と行動力にも感銘を受けました。




この出会いを未来へつなぐ


今回のビッグイベントで出会った魅力的なワインやスピリッツ、フードの数々。
このように素晴らしい機会をいただき心から感謝すると共に、フランスワインと料理がきっかけでこの世界に入り、育てていただいた者として、これからもフランスの飲と食の魅力を日本でシェアし続ける存在でありたいと、あらためて思いました。

3記事にわたるシリーズにお付き合いいただき誠にありがとうございました。
ワインやフードとの出会いはもちろん、今回のイベントをきっかけに沢山の素敵な方々と交流ができ、素晴らしい出会いがあったことは、何よりの宝物です。

今回お世話になった皆様、そして記事を最後までご覧いただいた皆様に心から感謝いたします。

また次回の記事でお会いできるのをとても楽しみにしています。

ワインディレクター・ソムリエ
田邉 公一





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田邉 公一 🍷 Wine director 最後までご覧いただき、心より感謝いたします🥂