レジリエンスとは?「折れない心」ではなく、"戻り方"を知っていること

レジリエンスとは、
「折れない心」のことではありません。
最近、特別大きな問題があるわけではないのに、
なぜかずっと気が張っている。
そんな感覚はありませんか。
仕事も生活も、
一応ちゃんと回っている。
周りから見れば、
「順調そう」に見えるかもしれない。
けれど、ふと立ち止まったとき、
こんな問いが浮かぶことがあります。
「私、自分のことを大切にできているのかな」
頑張れている。
こなせている。
大きく崩れてはいない。
それでも、心のどこかで
少しずつ疲れが積もっていることがあります。
レジリエンスは、
どんなことにも折れずに耐える力ではありません。
揺れたときに、
自分の状態に気づき、
少しずつ戻ってこられる力です。
自分を大切にする、その答えは「出来事」では測れない
私たちは日常の中で、
人から言われた一言を気にしたり
うまくいかなかったことを反省したり
先のことを考えて不安になったり
気づけば、心も頭もずっと動かし続けています。
だからこそ、
「自分を大切にできているかどうか」は
成果や評価ではなく、感覚として現れるものなのだと思います。
疲れやすくなった
余裕がなくなった
小さなことで心が揺れる
それは、弱さではなく
自分の状態に気づくサインなのかもしれません。
「幸せ指数」とは|レジリエンスの土台になる、自分の安定度の測り方
最近よく使っている言葉に
「幸せ指数」 があります。
これは、
「今の自分がどれくらい安定しているか」
「どれくらい自分を大切にできているか」を、
あえて 感覚的に数値で捉えてみる 考え方です。
今の私は10点満点中、何点くらいだろう
半年前と比べて、少し上がっているだろうか
正解はありません。
大切なのは、立ち止まって考えてみることです。
自分を大切にする、2つの小さなワーク
研修でもお伝えしている内容ですが、
ある日、自分自身にもやってみました。
① 1年前の自分と比べて、変化や成長を書き出す
正直、最初はこう思いました。
「成長なんて、していない気がする」
でも、書き始めてみると、
以前ほど無理をしなくなった
断ることへの罪悪感が減った
人の言葉に振り回されにくくなった
派手ではありません。
でも、確かに 前とは違う自分 がいました。
私たちは
「まだまだ」「足りない」に目を向けがちですが、
変化はいつも 小さく、静かに 起きています。
② 24時間以内にあった「ちょっと嬉しかったこと」を3つ思い出す
もうひとつ、とてもシンプルなワークがあります。
「24時間以内に、少し嬉しかったことを3つ思い出す」
大きな成功でなくていい。
本当に些細なことで大丈夫です。
ねぎらいの一言
ほっとした瞬間
何気ないやりとり
やってみると、
頭の中で繰り返していたネガティブな思考が、
少しだけ後ろに下がる感覚がありました。
なぜ「嬉しいこと3つ」が気持ちを整えるのか
心理学的に、
脳は「嫌なこと」と「嬉しいこと」を
同時に深く考えることができません。
だからこそ、
意図的に「嬉しかったこと」にフォーカスすると、
気持ちが落ち着き、思考が整理されます。
このワークを夜に行うと、
眠りの質が変わったと感じる方も少なくありません。
ここから少し、仕事の話をします
企業研修の分野では近年、
レジリエンス研修 や メンタルヘルス研修 への関心が高まっています。
背景にあるのは、
「頑張ること」や「前向きでいること」だけでは
立ち行かなくなっている現場の増加です。
特に、人事・総務・管理職研修の現場では、
ストレスにどう対処すればいいのか
感情をどう整え、仕事に戻ればいいのか
心理的安全性を、現場でどう育てていけばいいのか
といったテーマが、
単なる知識や理論ではなく、
日常の中で“実際に使える形” で求められるようになってきました。
この視点は、決して個人だけの問題ではありません。
企業研修の現場では、
頑張っているのに、常に余裕がない
折れそうな自分を、どう立て直せばいいかわからない
感情を引きずったまま、仕事を続けてしまう
そんな声を、多く耳にします。
そこで今、あらためて注目されているのが
レジリエンス(回復力) という考え方です。
レジリエンスとは「折れない心」ではない
レジリエンスという言葉には、
実は100以上の定義があります。
私が研修で大切にしているのは、
「何かが起きたときに、心が折れきらないための考え方」
すぐに立ち直れなくてもいい
でも、自分で戻ってこられる
感情を整え、仕事に戻れる
レジリエンスとは、強くなることではなく、
自分の状態に気づき、戻り方を知っていること
だと考えています。
レジリエンスを日常で鍛える、3つの方法
体を鍛えるのと同じように、
心も 小さな積み重ね で育ちます。
自分の状態に気づく
言葉にする
立て直す経験を重ねる
先ほどのワークは、
そのための とても実践的な方法 です。
実際、会議や研修の前に
取り入れている企業もあります。
幸せ指数が上がると、毎日が変わる
幸せ指数が上がるというのは、
「いつもポジティブでいる」ということではありません。
自分の状態を把握できている
無理をしすぎない
立て直し方を知っている
その結果、
集中力・判断力・人との関係性が安定します。
これは、
個人の満足度だけでなく、
組織の持続性 にも関わる部分です。
おわりに
特別なことをする必要はありません。
自分の中の「大切」や「嬉しい」に、
少しだけ目を向ける。
それだけで、
幸せ指数は静かに上がっていきます。
この記事が、
自分の状態を見つめ直すきっかけや、
人や組織を支えるヒントになったら嬉しいです。
企業やチームで、この視点を扱うということ
ここまで読んでくださった方の中には、
個人だけでなく、職場全体にも必要な視点だと感じた
メンタルヘルスやレジリエンス研修を検討している
「気合」や「ポジティブ」で終わらない研修を探している
そんな方もいらっしゃるかもしれません。
この記事で紹介した考え方やワークは、
実際に 企業研修やワークショップの現場 でも活用しています。
感情を言語化する
自分の状態に気づく
折れそうなときに立て直す
これらを、
日常に戻っても続けられる形 に落とし込むことを
大切にしています。
もし
「いまの組織に合う形で設計できるか知りたい」
「いきなり依頼ではなく、まず話を聞いてみたい」
そう感じた場合は、
プロフィール欄からお気軽にご覧ください。
研修ありきではなく、
状況や課題を整理するところから お話ししています。
動画やミニワークで、もう少し触れてみたい方へ
この記事でお伝えした考え方やワークは、
YouTubeでも、ミニワークという形でお話ししています。
動画の中では、今回ご紹介したミニワークを
実際に書き出しながら進められるシートも使っています。
「一人で考えるのが難しい」と感じた方は、
画面を見ながら一緒に手を動かしてみると、
少し取り組みやすいかもしれません。
文章とはまた違った形で、
声のトーンや間の取り方から
「こんなふうに扱っているんだ」と感じてもらえると思います。
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日常の中で取り入れやすい小さなワークや、
心の整え方についてのコラムも配信しています。
必要なときに、必要な分だけ。
気になったタイミングで、そっと覗いてもらえたら嬉しいです。
リンクはプロフィール欄にまとめています。
今日もいい日になりますね♪
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