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仕事のコミュニケーションがうまくいかない本当の理由

仕事のコミュニケーションが噛み合わないとき、
私たちはつい、
話し方や伝え方の問題だと考えてしまいます。

けれど、その原点は、
意外にも別のところにあるのかもしれません。

相手との関係性がうまくいかないとき、
「話し方が悪いのかな」
「伝え方をもっと学ぶべき?」
そう自分に問いかけたことがある人は、
少なくないはずです。

実は、その違和感の背景には、
スキルやテクニックとは別の、
もっと身近な要因が隠れていることがあります。

それは、
家庭の中で身につけてきた関わり方です。


なぜ家庭の関係性が、仕事のコミュニケーションに影響するのか

コミュニケーションについて語るとき、
私はよく「子育て」や「家庭での関係性」を例に出します。

実は私自身も、
仕事でのコミュニケーションにつまずいたとき、
「話し方」や「伝え方」を学べば、
きっと楽になるはずだと思っていました。

けれど、どれだけ学んでも、
なぜか気持ちは軽くならない。
その理由を辿っていった先にあったのが、
それは、「家庭」や、
育ってきた環境の中で身につけてきた関わり方です。

そう聞くと、
「子どもがいないから関係ない」
「家庭と仕事は別のもの」
そう感じる方もいるかもしれません。

でも、少しだけ立ち止まって、考えてみてください。

誰にでも、子どもだった時間はあります。

親の顔色をうかがった経験。
言いたいことを、飲み込んだ記憶。
叱られないように、空気を読んだ瞬間。

そうした体験は、
大人になった今も、
私たちのコミュニケーションの土台として、
静かに残り続けています。


親子の関係は、職場の人間関係とよく似ている

親子の関係は、ときに
上司と部下
先輩と後輩
教師と生徒
といった関係に重ねて見ることができます。

立場が違う。
力の差がある。
簡単には関係を切れない。

「子育て」とは、
壊したくない関係と、どう向き合い続けるか
を問い続ける時間だと、私は思っています。

その中で私たちは、無意識に
・伝え方
・距離の取り方
・感情の扱い方
を学んできました。


家庭で身につけた関わり方は、仕事の場面にも表れる

職場で起きる
「伝わらない」
「距離が縮まらない」
「話しているのに噛み合わない」
といった違和感の多くは、
能力や努力不足が原因ではありません。

それは、
これまでどう関係を保ってきたか
という癖が、
仕事の場面で形を変えて現れている
とも言えます。

言いたいことを後回しにする。
波風を立てないことを優先する。
自分の気持ちより、場の空気を守る。

それらは、
家庭の中で身につけてきた
大切な処世術だったはずです。


仕事のコミュニケーションが苦しくなる理由

ただ、環境が変わった今、
そのやり方が
少し合わなくなっているだけ
なのかもしれません。

家庭で必要だった関わり方が、
仕事の場面では
息苦しさとして現れる。

そう考えると、
「うまくできない自分」を責める必要は
ないのだと思います。


家庭は、コミュニケーションの原点

家庭は、
人との関係をどう続けるか
最初に学んだ場所です。

だからこそ、
仕事のコミュニケーションに悩んだとき、
新しい伝え方を足す前に、

「私は、どんな関係性の中で育ってきたんだろう」

そう振り返ってみることには、
大きな意味があります。

思いがけないヒントは、
いつも一番身近なところに、
静かに置かれているものです。

この考え方は、
個人の内省だけでなく、
職場でのコミュニケーション研修にも
活かすことができます。


今日のひとこと

これまでの関わり方を否定せず、
これからの選び方を、少し変えていく。

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Profile
桐生 純子|コミュニケーショントレーナー
多くの対話の現場を経て、
今は、ひとりで抱え込まずに
自分の感覚に戻っていくための
個人向けコーチングを行っています。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。


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