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「前向きでいなきゃ」が苦しくなる5月に|頑張りすぎている人ほど、心の疲れに気づきにくい

「なんだか疲れた」
「やる気が出ない」
「このままでいいのかな」

周りから見れば、ちゃんとやっている。
それなのに、心だけが少し重たい。

5月は、そんな感覚が顔を出しやすい季節です。


「まだ大丈夫」が、頑張りすぎの初期症状になることがある

真面目な人ほど、
「これくらい平気」 と言います。

少し無理をしても。
疲れていても。
気を張ったままでも。

「まだ頑張れる」 と思ってしまうのです。

でも、本当に疲れている時ほど、 人は疲れに気づきにくくなります。

なぜなら、 "頑張ること"が習慣になっているからです。


5月に心が重たくなるのは、「緊張が切れた」からかもしれない

4月は、
新しい環境や人間関係の中で、
知らず知らずのうちに、気を張っています。

ちゃんとしなきゃ。
早く慣れなきゃ。
迷惑をかけないようにしなきゃ。

そうやって、
無意識に頑張り続けた反動が、
5月頃に出始めることがあります。

だから、「やる気がなくなった」というより、

"緊張が解けた"

だけなのかもしれません。


「前向きにならなきゃ」が、今の気持ちを置き去りにする

苦しい時ほど、
私たちは、自分を励まそうとします。

「もっと前向きにならなきゃ」
「こんなことで落ち込んでちゃだめ」
「気持ちを切り替えなきゃ」

でも、その言葉が、
かえって自分を追い込んでしまうことがあります。

前を向こうとするほど、
今の気持ちが、置き去りになってしまうのです。

「疲れた」
「休みたい」
「もう頑張れない」

そんな言葉が出てくる時は、
"今の自分が苦しい"というサインかもしれません。

つらい時にこぼれる言葉まで、
無理に抑え込まなくていい。

私は、そう思っています。


言葉の奥にある気持ちを、少しだけ見てみる

大切なのは、
言葉の良し悪しではなく、

"なぜ、その言葉が出てきたのか"

です。

ちょっとしたことで涙が出そうになった。
また溜め息をついてしまった。
誰かに優しくできなかった。

その奥には、

「わかってほしい」
「ちゃんと受け止めてほしい」

そんな気持ちが、隠れていることがあります。

頑張れない日は、
怠けている日ではありません。

"これ以上無理をしないように" と、
心が自分を守っている日なのかもしれません。

だから、
無理に前向きにならなくていい。

まずは、
「私は今、どんな気分なんだろう」
と、少しだけ、自分に聞いてみる。

それだけでも、呼吸が少し戻ってくることがあります。


5月は、「立ち止まっていい」と思い出す季節

春は、頑張り始める季節です。

でも5月は、
"頑張り続けてきた自分"
に、気づき始める季節でもあります。

だからもし今、
「なんだかしんどいな」
と思っているなら。

それは、弱さではなく、
ちゃんと頑張ってきた証なのかもしれません。


今日の小さな問い

今日、つい飲み込んだ言葉は、
何だったでしょうか。

「疲れた」
「休みたい」
「わかってほしい」

答えは出さなくて大丈夫です。

ただ、 "今の自分に、どんな気持ちがあるのか" に気づけたなら。

それだけでも、自分を大切にする一歩なのだと思います。


もし、読んでいて「少し立ち止まりたいな」と感じるところがあったら。 こちらもおすすめの記事です。


今日のひとこと

頑張れない日は、怠けている日じゃない。 心が、あなたを守っている日。

きょうもいい日になりますね🌹


Profile
桐生 純子|コミュニケーショントレーナー
法人を中心に30年・延べ15万人の研修現場に立ってきました。
「伝わらない」の多くは、言葉ではなく姿勢の問題です。
その気づきを、記事を通してお届けしています。
著書『こころのスイッチ』


最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
「なんだかしんどいけど、理由がわからない」
「頑張れない自分が嫌になる」
そんな感覚を、一緒に整理してみませんか。

答えを出すためではなく、
今の自分の気持ちを、静かに確かめるための時間です。

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