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あいさつは心を映す鏡│追いかけてでも、あいさつしたくなる人へ

管理職研修で、こんな場面がありました。

「会ってもあいさつをしてこない部下がいて、 どう接すればいいか悩んでいます」

そう話してくれたのは、
異動して間もない40代の管理職の方でした。

私はこうお伝えしました。

「相手がどうかよりも、 自分が"あいさつしたくなる人"で いたいですね」

その言葉に、
少し表情がやわらいだのを 今でも覚えています。

30年の研修現場で見えてきたのは、
あいさつは、言葉より先に
その人の姿勢を伝えてしまう ということでした。


あいさつが返ってこないとき、何が起きているのか

あいさつを返してもらえないとき、
多くの人は
「嫌われているのかな」
「無視された」と感じます。

でも実際は、
相手も緊張していたり、
気づいていなかったり、
どう接すればいいか迷っていることがほとんどです。

あいさつには無意識のうちに、

「自分はこの人と、どんな関係でいたいか」

という気持ちが表れます。

だからこそ、
返ってこなくても続けることに意味があります。

あいさつは、相手への要求ではなく、
自分の姿勢を示すものだからです。


あいさつは、言葉より先に「姿勢」を伝える

「おはようございます」

たった一言ですが、
その言葉の温度・タイミング・目線によって、
受け取る側の印象はまったく変わります。

スマホを見ながら投げるように言うあいさつと、
一瞬立ち止まって、相手の顔を見て言うあいさつ。

言葉は同じでも、
伝わるものはまるで違います。

あいさつは、
礼儀やマナーの話だけではありません。

それは、自分の姿勢や、
相手との距離感を映す 鏡のようなものでもあります。


「あいさつしたくなる人」でいるということ

研修やコーチングの現場で、
何度も気づかされたことがあります。

関係がうまくいっている職場には、
必ず「あいさつをしたくなる人」がいます。

その人が特別に明るいわけでも、
声が大きいわけでもありません。

ただ、
相手のことを少し気にかけながら 声をかけている。

それだけです。

追いかけてでも
あいさつをしたくなる人というのは、
そういう人です。


今日からできる、小さなスイッチ

あいさつは、
今日からすぐに変えられます。

難しいことは何もありません。

相手の顔を一瞬見て、
少しだけ間を置いて、
声をかける。

それだけで、
職場の空気は静かに変わっていきます。

人間関係は、大きな努力より、
小さな姿勢から変わるのかもしれませんね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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今日のひとこと

あいさつは、相手への要求ではなく、
自分がどんな関係をつくりたいかの表れ。

きょうもいい日になりますね🌹

Profile
桐生 純子|コミュニケーショントレーナー
法人を中心に30年・延べ15万人の研修現場に立ってきました。
「伝わらない」の多くは、言葉ではなく姿勢の問題です。
その気づきを、記事を通してお届けしています。
著書『こころのスイッチ』

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